No.3ベストアンサー
- 回答日時:
こんにちは。
グラフィックデザインで食っている者です。
ご自身がお考えになった定義について、もう一度整理することをオススメします。
ちらほら矛盾をはらんでいるように見えますので。
>美しいものであることは共通であるとして
「美しくないもの」をコンセプトに制作される作品も
存在するのではないかなぁと考えます。
ひと目見て、うげ、と感じる作品に、たまに出合うことがあるので。
「美しいものであること」で共通項を見いだして、その中で違いを論ずるのが
レポートの趣旨であれば、矛盾にはならないでしょうけれども。
>デザインはそれに機能性があり、より多数の人に認められることを目的とするもの。
機能性がある。これは良いポイントですよね。
確かにデザインされているものは、機能しています。
ただ、必ずしも多数の人に認められることを目的にしているわけではないと思います。
「たった一人の方のためにデザインされるもの」もあるんですよね。
そして、美術にも「より多数の人に認められる」ことを目的としているものもあります。
それは売名行為かもしれませんし、食っていくための手段かもしれません。
>他の誰も認めなくても作者本人が満足できればよいもの
肖像画などは美術のカテゴリーに入っていますが、作者本人はもちろんですが、発注者の満足を必要としますね。
美術の範囲の広さに、ちょっとめまいがしそうですが
このように、あらゆる分野に美術もデザインもクロスオーバーするかたちで
関わっていたりします。
さて。
他の方も書かれていますが、美術とデザインは、それぞれかぶっている部分があるし、一方が包括する部分もあります。
ただ、デザインには、とても強い「必須条件」と言っても過言ではないポイントがあると、当方は思っています。
さて。それは一体なんでしょうか?
「機能性」は、結構近いと思います。もうちょっと踏み込んで
いろいろリストアップしてみてください。
あ、美術にも「必須条件」というか、それがないと成立しないもの、というものがいくつかありそうです。
モロに書いてしまうと、レポートの方向性を変に誘導してしまう気がするので、ここらへんで一旦書くのを止めてみたいと思います。
ご回答ありがとうございます。
>「美しくないもの」をコンセプトに制作される作品も
存在するのではないかなぁと考えます。
確かに美しくない、というかあまり「美」に重きを置いていないデザインはありますね。デザイン=機能性と美を兼ね備えたもの、というのは一概には言えないのでしょうか。
>「美しいものであること」で共通項を見いだして、その中で違いを論ずるのが
レポートの趣旨であれば、矛盾にはならないでしょうけれども。
趣旨ではないんです。ただ、美大のレポートなので、デザイン=意識的にデザインされたもの、として捕らえた方がいいのかな?とは思っていました。
>美術にも「より多数の人に認められる」ことを目的としているものもあります。
それは売名行為かもしれませんし、食っていくための手段かもしれません。
>肖像画などは美術のカテゴリーに入っていますが、作者本人はもちろんですが、発注者の満足を必要としますね。
ルネッサンス時代の画家たちは注文に応じて作品をつくることが多かったり、また王族は自分の肖像を描かせる専属の画家を持つことがあったと聞きました。(ちょっと資料なしで曖昧です・・)
それだと確かに美術=作者だけの自己満足とは言えなくなってきますね。
それが美術なのかデザインなのかすらわからなくなってきました...
>デザインには、とても強い「必須条件」と言っても過言ではないポイントがあると、当方は思っています。
さて。それは一体なんでしょうか?
なんでしょう・・。コンセプト?共通感覚?くらいしか今は思いつきません。
まずはそれぞれの「必須条件」を考えるところから始めてみようと思います。
ありがとうございました。またご回答いただけると嬉しいです。
No.6
- 回答日時:
美術は、自己や表現の追求。
デザインは、自己や表現の工夫。
簡単に言ってしまえば、このような感じだと思います。
(作品を作る側の視点からですが…。)
自分の価値観、気持ち、物の見方・考え方、経験などの自己哲学が基盤となり、その追求が色や形・目に映るのもに影響し、作品となるのが美術なのだと思います。
それに対して、デザインは、元のものを簡素化するにも複雑にするにも、使いやすさ、見た目の美しさを重視し、自分大の物の見方意外に他者や他のものに配慮する工夫が必要なのだと思います。
要は、美(作品)に対して自分に素直か・自分以外のものに敏感か、の違いだと思います。
No.5
- 回答日時:
美術とデザインを比較して考えるのは無理があるのでは?
いわゆる純粋美術というか20世紀以降の芸術作品と、商業美術(デザイン、工芸など)の比較ならわかります。
現代美術の入門書や、美術やデザインの歴史を調べてみてはいかがでしょうか。
そしてまずは辞書で「美術」「デザイン」「芸術」「商業美術」「応用美術」などの言葉を調べましょう。
そして美術という言葉や概念がいつごろ出来たものなのかが重要です。
あとポイントとしては作られた“目的”について。
そして流通形態も重要かな。
>美しいものであることは共通であるとして
違います。
20世紀の美術の中で、美しさを否定する動きもありました。
岡本太郎さんは著書「今日の芸術」の中で、芸術について『うまくあってはならない。きれいであってはならない。ここちよくあってはならない。』と書いています。(古い本ですがアマゾンでも多数のレビューが寄せられている有名な本です。私は読んでませんが(汗)
デザインについても、スポーツカーのように美しさを優先して使い勝手は犠牲にしているデザインもあれば、
美しさを二の次にして使いやすさを優先しているデザインもあります。
またデザイナーという人がデザインしたものだけが「デザイン」と呼ばれるわけではないです。
さあ、読んでて混乱してきたところで、さらに深く悩んでみましょう。
高校のときの美術の本があれば、読めば結構役に立つかもしれませんよ。
ご回答ありがとうございます。
他の方もおっしゃっていましたが、美術もデザインも「美しいもの」では括れないのですね。岡本太郎さんの本、私もレビューだけでも見にいてみます。
目的と流通形態、これも調べてみますね。
デザインについての本で読んだのですが、クルマのデザインについて、イタリアのクルマが斬新で先進的なものが多いのは、デザイナーが社外の人だからだそうです。メカニズムなどを考慮せずに思い切ったものを作るため、工場のエンジニアたちは往生してしまう。日本のクルマがどれも同じに見えてしまいがちなのは、デザイナーがメーカーの内部の人であるため、エンジニアが作りやすいようにデザインしているからなんだそうです。
>美しさを優先して使い勝手は犠牲にしているデザイン
イタリアのクルマはこれに当たるのでしょうか。でも「クルマ」というカタチをしている時点で、機能性があるからデザインになる、と考えるのは合っていますか?
・・はい、混乱してきました(笑)難しい課題です・・・
No.4
- 回答日時:
こんばんは。
わたくしもレポート課題をいただいた気分でおります。
良い機会を下さってありがとうございます。
>デザインはそれに機能性があり、より多数の人に認められることを目的とするもの。
デザインというものが「機能性」「多数の人に認められる」ということは、やはりその「時代性」と深い関係がある、と言えるかもしれませんよね。
また「ウィリアム・モリス」や「ジョン・ラスキン」「ドイツのバウハウス」の目指した「思想」と当時の「社会的背景」を考察なさるのも一つの手かと思われます。
>美術は機能性がなくとも、他の誰も認めなくても作者本人が満足できればよいもの
そうですね。
美術が「他の誰も認めなくても作者本人が満足できればよいもの」というのであれば、より深遠なる「自己との対峙」が求められる場と言えるかもしれません。
かつて高名な哲学者達が思索した「美」と、たとえばオスカー・ワイルドあたりの「美」を対比させてみてもよろしいでしょう。
いかなる概念の差があるのでしょうね。
そしてデザインと美術は一体どちらの方向へ向かっているのでしょう。
わたくしも個人的にまとめてみたいと思います。
質問者様も新たな発見がありましたら、アドバイスをよろしくお願い申し上げます。
ご回答ありがとうございます。
いろいろなヒントをありがとうございます!ウィリアム・モリス、ジョン・ラスキン、バウハウス、調べてみます!
確かに、時代性、社会的背景は重要な切り口になりそうです。
他の方への解答にも書かせていただいたのですが、ルネッサンス時代の画家は、教会など依頼主のために作品を作っていた、となるとそれはデザインなのか、美術なのか、わからなくなってきます。デザインだったものが時を経て美術に成り得たのでしょうか。
親身になって考えてくださって、心強いです。また何か思うとろがあったら、ご回答宜しくお願いいたします!
No.1
- 回答日時:
まず、一般的な言葉の意味から。
「美術」は、美を空間的、視覚的に表現する芸術の一つ。
「デザイン」は、日本語で「設計」。図案や模様を計画し、レイアウトすること。
この意味において、「デザイン」は「美術」という枠の中の1つの表現形態とも言えますよね。
質問者さんが書かれているように、「デザイン」とは、機能性、実現性、経済性など様々な『目的を実現する』ものなので、商業的な意味が
大きいです。一方、「美術」といえば包括的に「デザイン」も含まれますが、前述のような目的ではない、単なる自己表現という部分も含まれると思います。
もちろん、どちらも自己表現だ!と言われればそうなのですが、あえて違いというなら、商業的目的の差ではないかと思います。
あくまで個人の感想です。失礼しました。
ご回答ありがとうございます!
>「デザイン」は「美術」という枠の中の1つの表現形態とも言えますよね。
なるほど!そうですね。
>商業的目的の差
機能性から膨らませそうですね。参考になりました!ありがとうございます♪
お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!
おすすめ情報
- ・漫画をレンタルでお得に読める!
- ・人生のプチ美学を教えてください!!
- ・10秒目をつむったら…
- ・あなたの習慣について教えてください!!
- ・牛、豚、鶏、どれか一つ食べられなくなるとしたら?
- ・【大喜利】【投稿~9/18】 おとぎ話『桃太郎』の知られざるエピソード
- ・街中で見かけて「グッときた人」の思い出
- ・「一気に最後まで読んだ」本、教えて下さい!
- ・幼稚園時代「何組」でしたか?
- ・激凹みから立ち直る方法
- ・1つだけ過去を変えられるとしたら?
- ・【あるあるbot連動企画】あるあるbotに投稿したけど採用されなかったあるある募集
- ・【あるあるbot連動企画】フォロワー20万人のアカウントであなたのあるあるを披露してみませんか?
- ・映画のエンドロール観る派?観ない派?
- ・海外旅行から帰ってきたら、まず何を食べる?
- ・誕生日にもらった意外なもの
- ・天使と悪魔選手権
- ・ちょっと先の未来クイズ第2問
- ・【大喜利】【投稿~9/7】 ロボットの住む世界で流行ってる罰ゲームとは?
- ・推しミネラルウォーターはありますか?
- ・都道府県穴埋めゲーム
- ・この人頭いいなと思ったエピソード
- ・準・究極の選択
デイリーランキングこのカテゴリの人気デイリーQ&Aランキング
マンスリーランキングこのカテゴリの人気マンスリーQ&Aランキング
おすすめ情報