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天気の変化(温度,湿度,風,降水など)により無線通信の能力はどの程度変化するのでしょうか.

A 回答 (3件)

>700MHzのUHF帯・・・


 TVのUHF帯等では、単なる雨・風では、影響を受けないと思います。
 天気用語に、逆転層という言葉が有ります。霧や蜃気楼の元になります。
 普通は、地表から離れれば、気温は徐々に低下していくものですが、
地表より地上数百m程度の処が温度が高い場合に温度変化の大きい境界面が
出来ると、低温層・高温層の境界面で電波が反射されて、普段は届かない
地域へ電波が飛ぶ事があります。
 また、普段は十分な強度で電波の届く中距離地域をスキップしてしまう為、
その地域では電波が弱くなります。
 ダクト性伝搬・ダクト性フェージングという現象です。
 私のTV受信の経験では、普段は30Km程離れた千葉県・東金UHF
サテライトの電波を受けている地域で、そこより150Km程離れた
福島県いわき市のUHF放送が見えた事が有ります。
 季節の変わり目の時期に、多くなる傾向が有りますね。
 昼に熱くなった処に、地表面に冷たい大気が流れ込んだような時です。
台風や低気圧の通過の1~2日前に起こりやすいという話があります。

 VHF放送では、千葉県の外房地域は、東京タワーからの距離も離れて
いるし途中の房総丘陵での電波減衰の為、受信ブースターを付けてやっと
受信出来る処ですが、初夏から秋口にかけてスポラディックE層という
電離層が発生する事で、中国大陸方面からのFM波・TV波の影響で
1CH・3CHが見えなくなる事が多く有ります。(ちょうど今の時期
相撲中継の時期と重なりますのでNHKへの苦情が増えます。)
 私の経験では、20年程前に長崎県の九州朝日放送が受信できました。
(高校野球の県大会の放送をしていた為、TV局を断定出来ました。)

 電離層の活動は、太陽の黒点活動に影響され極大期を迎える、今後
2~3年が大きく影響を受けるようです。
 これも台風や低気圧の通過の1~2日前に起こりやすいという話があります。

 BS放送(12GHz帯SHF)の受信では、降雨障害と言って雨量が
1時間あたり100mm位以上の集中豪雨になると、パラボラアンテナに
届く電波が弱くなり受信不可能になります。
 また、降雪時にはパラボラ面とLNB(コンバータ)に積もると
受信不能になると聞いた事が有ります。
 残念ながら、千葉県の外房地域では、降雪がほとんどないため、
降雪による受信障害は、経験しておりません。

 アマチュア無線家の間では、特異伝搬を利用して、遠距離通信を
楽しむ人たちがおりますよ。
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この回答へのお礼

非常に詳しく答えていただきありがとうございました。参考にさせていただきます。
千葉で長崎の放送が見れたんですか!!
とても興味深い話です。

お礼日時:2009/07/25 18:13

UHF帯では気象条件による伝播の変化はほとんどありません。


ラジオダクトといって、気温の逆転層ができると予想外に電波が飛ぶことがありますが、降雨、湿度程度ではほとんど影響はありません。

降雪によるアンテナへの雪の付着が一番影響大きいかな。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
そうなんですか。降雨や湿度などで変わると実験のしがいが合ったんですが…残念です。

お礼日時:2009/07/25 18:14

 本題の前に


http://www.tele.soumu.go.jp/j/adm/system/index.htm
上記HPを、見ていただければ、電波にはいろんな種類・使われ方が
あります。
 周波数帯域によって、気候の変化によって伝搬特性に受ける影響が
違います。
 どの帯域の電波伝搬状況が知りたいですか?
 

この回答への補足

記述が足りなくてすみません.

知りたいのは700MHzのUHF帯についてです.

補足日時:2009/07/16 08:59
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