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素朴な疑問にお答え下さい。

特にトヨタ社を購入しようとするとディーラー毎に扱う車が区分け
されていて、欲しい車を扱っているディーラーを探すのに苦労した
事を思い出すのですが、そもそも同じ自動車メーカーの車を販売する
のに車毎でディーラーを分ける必要があるのでしょうか?
1つのディーラーでトヨタ社全ての車を扱えば購入する側は楽なんで
すけどね~

どなたかご存知の方いますか?

A 回答 (4件)

生産者→卸問屋→小売店というのが、日本的商売の歴史から来る習慣なのはご理解頂けると思います。

化粧品の資生堂とか、カメラなど、一般の品物はこのルートでしょう。
街の電気屋さんに、東芝のお店とか、松下のお店というのがありますよね。これを販売ルートと呼びます。更に、松下のお店でも、白物家電を扱うお店と、パソコンを扱うお店は別のお店であることが多いようです。これを商品によるチャンネルの区分けと言います。
資生堂の高級化粧品は、街の高級化粧品販売場所、例えばデパートとかで売り、低価格品はスーパーや街の雑貨屋で販売しています。

乗用車もこれと同様で、トヨタを例に取ると、カローラという国民車みたいなのを生産開始した頃、カローラ店というのをじゃんじゃん作りました。高島屋という日本橋のデパートは、高島屋カローラ店を設立してデパートが自動車の販売にも乗り出しました。
このカローラ店がカローラ一本で稼げれば良いのですが、そう上手くは続きません。カローラの人気が無くなると新しい車を開発して、二種類を販売させるようにしたりしています。
更にユーザーの嗜好がカローラから違う方向へ行くと予測したりして、ビスタ店のチャンネルを作ったり、最近ではレクサスの専門店を造りましたよね。
これなんか、レクサスを買う人種は、ビスタやカローラを買う客とは全く違う客層であり、金持ちなのですから、貧乏人と差別する販売方法です。これがチャンネルを増やす意味なのです。

私はトヨタの人間ではありませんので、トヨタの概略しか解っておりませんが、大学卒業から55歳まで、いすゞ自動車という会社に勤め、社外転籍という制度で現在は大手宅配会社の国際部におります。
自動車会社勤務時代、いすゞがGMと提携していましたから、海外でのお仕事をしていました。アメリカの自動車販売システムはメーカー直販店は全く無く、個人が経営するディーラーが何でも扱います。
「自動車ディーラーってなんでそんなに沢山あ」の回答画像3
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
貴重な経験談に感謝致します。確かにレクサス店などは、まさに高級車
仕様の店作りになっていますね。貧乏人の小生にはお店に足を運ぶ勇気
がでないくらい立派な店頭です。
 そう考えるとなんとなく扱い車種のすみ分けが進んだのも理解でき
ます。

お礼日時:2009/07/29 10:12

自動車メーカー主導で行った事なのでしょうか?それともディーラー主導で行われて来たものなのでしょうか?




その時々の状況による。
トヨタと日産の比較でいえば、トヨタは各地の地元資本がディーラーを作り、日産は、本社資本がディーラーを作る比率が高かった。
その結果、販社ごとの扱い車種では
トヨタ
売れる車をよこせ という販社主導
日産
売れる車を渡します というメーカー主導
に、なっているといわれています。
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この回答へのお礼

追加のご回答ありがとうございます。

なるほど自動車メーカーと地元資本のディーラーの力関係で主導権
が違ってくるのは納得です。
 立ち上げた地元資本のデイーラー達が売れる車の販売権をめぐって
熾烈な交渉を行っていたのでしょうね(なんとなくイメージが沸きます)、それによってディーラーでの扱い車種が分かれていったのは
1つの事実なのでしょうね。

お礼日時:2009/07/29 10:19

日本の自動車業界が、アメリカのデトロイトモデルを継承したから。


販社戦略で言えば、客筋ごとの車種提供ということになります。

自動車産業の立ち上がり時、フォードが圧倒的に勝っていました。
それに対して、弱小のメーカーを統合したのがGM、ジェネラルモーターズです。フォードはフォードというくるまを売っていましたが、GMはGMというくるまを売らないで、それまでのシボレーとか多種のブランドを残しました。アメリカのユーザーに選択の自由を楽しませたわけです。
このビジネスモデルを日本は受け継いでおり、「カローラ」というそれまでにない車種を出すときに、カローラ店を作り、売り出しました。

基本線は、客筋によってディーラーごとに車種を変えるというもの。
なので トヨタ店では クラウンを売るがマークXは売らない、トヨペット店ではマークXを売るがクラウンは売らないということになります。

販社と商品という話になれば
コンビニでもスーパーマーケットでも八百屋でも「バナナ」は売っている。コンビニでものを買うような客筋への提供商品の一つとしてバナナがあるときもあれば、八百屋でものを買うような客筋への提供商品の一つとしてバナナがあるときもある。
コンビニや八百屋それぞれの専売商品もあれば、併売商品(バナナ)もある。
コンビニ向けのお客さんと八百屋向けのお客さんがあるように
トヨタ店向けのお客さんとトヨペット店あるいはカローラ店向けのお客さんもいると言うことになります。
完全に客筋が綺麗に分かれるわけでないので、質問者さんのように戸惑うお客さんもいますが、大筋としては、トヨタの戦略は成功しています。
競合他社が真似ようと、マツダが5販社系統戦略をとったときもありますが失敗しまいしました。あるいは日産はトヨタとタメをはると、コストがかかるので、販社系列を単純化しました。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
詳しい説明に感謝致します。

客筋ごとの車種提供との事で、客筋によってディーラーで扱う車種を
変えて今に至っていますが、そのすみわけは自動車メーカー主導で
行った事なのでしょうか?それともディーラー主導で行われて来た
ものなのでしょうか?

お礼日時:2009/07/28 08:11

元自動車メーカーの社員なのでお答えします。


大昔は、その自動車メーカーの全ての車を扱っていました。
と言うより、今の様に一県に1店(今はそれ以上ですね)は無かったのです。自動車は高価な品物ですから、簡単に預けて売ってもらうということではなく、信用のある地元の名士が経営する企業が自動車の販売店に名乗りを上げました。栃木の小平一族(いすゞ、富士重)、千葉の勝俣一族(トヨタ勝俣グループ)、北海道の小佐野賢治一族(北海道いすゞ)、静岡の鈴与(いすゞ)などです。西濃運輸はトヨタの販売店を確か今でも岐阜で経営していたかと記憶しています。
このような時代からトヨタのように車種を増やしたメーカーは、メーカー資本の独自店(直販店)を開いたり、その一族の力が及ばない場所には、一族以外の資本による販売店も開いてきました。
今でも力がそれほど無い(車種を増やせない)、富士重や鈴木、三菱などは、販売店さんが全車種を扱っているようですが、トヨタや日産は、車種別に販売店が分かれてしまったのです。
おっしゃるように、全車種を扱いませんから、買う側には面倒なことになりますよね。それを解決するために、トヨタ・パークとかいうのを造り、全車種に試乗できる場所もあるようです。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
詳しい説明に感謝致します。
自動車メーカーは車は造れても売るすべを持たないが故に、当時地元の
名士が経営する自動車販売店が車販売を扱うようになったのですね。

 ですが、なぜ今みたいなディーラー別に扱い車を分けだしたので
しょうか?

お礼日時:2009/07/28 08:06

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