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ビルロビンソン自伝「人間風車」に有名レスラーの素直な感想が語られています。

★ロビンソンが対戦したレスラー達を語る

●ジャイアント馬場
「レスリングができないし、10回やれば9回ワタシが勝つだろう・・・プロモーターとして私にとても良くしてくれた」


●ジャンボ鶴田
「色々な(良い)評判を聞いたが、猪木の方がずっと上である。試合以外でグレコローマンスタイル(アマレス)でも手を合わせた事があるが、正直言ってそれほどのレベルではなかった」

●スタンハンセン
「レスリングテクニックはないが、気持ちが強く非常に強いレスラー。又、たいへんナイスガイだった」

●ブルーザーブロディ
「スタンハンセンよりあらゆる面でだいぶ落ちる。『こいつなら大丈夫』という選手には強いが、そうでない相手には弱気である。はっきり言ってレスラーとしては評価していない」

●ビリージョイス
「(戦ってきたレスラーの中で)ずば抜けた一位」
 どうやらジョイスは最強のようです・・。

●カールゴッチ、ルーテーズ、ダニーホッジ
「トップシューターであった事には間違いない・・・」

●バーンガニア
「技術はそれほどでもなかったが、勝とうとする意思が強く、決して悪いレスラーではなかった」

●アントニオ猪木
「私が戦ってきたジャパンのレスラーの中でナンバーワン」

●ブラッドレイガンス
「グッドレスラー」

●ボブバックランド、ジャックブリスコ
「グッドアマチュアというレベル。サブミッションを持たず、私から見るとプロとして甘く見えた」

●藤原喜明、藤波辰巳、坂口征二
「ゴッチから色々ときいているが、実際に手をあわしたり、動きをみた訳ではないのでよくわからない」


「私はビリー・ジョイス、ジョージ・グレゴリー、ギディオン・ギダ、カール・ゴッチといったヨーロッパの本当に強かったレスラー達を基準にしているから、日本の選手たちのレベルが低く見えてしまうのは仕方のない事だということを理解してほしい」



やっぱり最強のレスラーは「ビリージョイス」で確定ですか???

A 回答 (2件)

自伝を読まれたのであれば知っていることもあると思いますが少し述べさせてください。



日本ではカール・ゴッチはプロレスの神様として敬意を集めていますよね。私も大ファンです。そのカール・ゴッチがレスリングの修行をしたのが「スネーク・ピット(蛇の穴)」と呼ばれたイギリスのビリー・ライレー・ジムです。ビル・ロビンソンは14歳頃からスネーク・ピットに出入りしており謂わばヨーロッパレスリングの生き字引的な人です。

ベルギーにいたカール・ゴッチは26歳頃、ビル・ロビンソンの伯父のアルフ・ロビンソンからスカウトされてイギリスに来ました。そしてスネーク・ピットの師範代のビリー・ジョイスとレスリングのスパーリングをするのですが、カール・ゴッチは何もできないまま、あっという間にビリー・ジョイスに極められてしまったそうです。

それからカール・ゴッチはスネーク・ピットで3年以上に渡って修行するのですが、ビリー・ジョイスの強さは別格で、カール・ゴッチ、ビル・ロビンソンを含めた5,6名のレスラーと相手をして全く休憩無しで3周しても息切れすることは無かったそうです。ビリー・ジョイスは本当に最強だったと思います。

ビリー・ジョイスは9年間イギリスのヘビー級のベルトを保持し続けていました。ビル・ロビンソンが「ビリー・ジョイスはすごかった」と繰り返し語っていると、宮戸優光も自著の中で述べています。宮戸優光は現在ビル・ロビンソンからスネーク・ピットの技術を習うと同時に、二人は共に東京でレスリングの指導をしています。(高円寺のUWFスネーク・ピット・ジャパン)

19世紀以降の近代レスリングには様々なスタイル、ルールがありましたが、スネーク・ピットはイギリスのランカシャースタイルと呼ばれたキャッチ・アズ・キャッチ・キャンの技術を受け継いでいます。今日のレスリングのフリースタイルも源流はランカシャーです。1900年代初頭、既にヨーロッパでレスリングは、日本の柔道・相撲のように競技文化として根付いていました。ジムも多く存在し、アマチュア競技として、また賞金を懸けたプライズ・マッチも多く行われました。

後にレスリングはサーカスなどの興行で行われるようになりカーニバル・レスリングと呼ばれますが、この頃に盛り上げるために演劇的要素が加わりました。これは純然たるレスリング競技では客が面白さを理解できなかったからというのが本当のところです。

しかしサーカス時代には飛び入りの素人との真剣勝負や、賞金を懸けた試合、ボクサーとの異種格闘技戦も行われていて、実は筋書きのあるものばかりではなかったのです。また興行主、レスラー同士の格付け争いもあり、隠れた真剣勝負もありました。チャンピオンは文字通り実力者であり力で納得させていました。その後、テレビ・メディアが誕生してからもルー・テーズなどの実力者がリングの上に君臨していました。

八百長、ショーと言われつつ、日々重いものを持ち上げたり、ジム内の練習においても真剣勝負が行われていたのには、このような歴史的背景があったからです。

ルー・テーズはそれぞれ個々のプロレスラーを「レスラー」「シューター(シュートは真剣勝負)」「ワーカー(ワークはアングル、脚本)」「パフォーマー」と区別して呼んでいました。おっしゃる通り、ビル・ロビンソンもルー・テーズのことをトップシューターと呼んでいます。これは、単に見せるだけでなく、ジム内のスパーリングの強さを重んじていた何よりも証左です。

ですから、競技としての伝統を持つレスリング、興行としてのプロレス、二つの側面を体験して知っているビル・ロビンソンの言葉は重いと思います。
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この回答へのお礼

ビル・ロビンソンの言葉は重いですね。
VS猪木の時も、前半はレスリングの試合でしたが、ロビンソンの圧勝でした。
ただ、前半のレスリングでスタミナを消耗してしまったロビンソンは試合に負けてしまいます。
高円寺にネーク・ピットがあることに感謝ですね。
回答ありがとうございます。

お礼日時:2009/08/03 03:07

なにをもって「強い」と言うのかということでしょう。

その他の評価も含めて、オポジション、風評も加味して、あくまで彼の主観ということでしょうね。

映画「レスラー」を見ると何となく理解できると思いますが、レスラーは仲間意識が強いものです。その中で、相手の技に身をゆだねるためには、信頼が最重要視される。その、信頼たる「仲間」のなかで、特にスイングできる相手や、共感、尊敬するべき点を見いだせる相手などが「good wrestler」ということになるのでしょう。その証拠に、彼が上げた「強い」と評されるレスラーは、すべてヨーロッパ系のレスラーです。つまり、ビリーライレージムなどのヨーロッパスタイルにのっとったムーブができる相=同じ苦労をした同郷人・・・ということでしょう。または、シュートをさせたらかなうやつはいないと思ってる相手かな。
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この回答へのお礼

シュートをさせたらかなうやつはいないと思ってる相手でしょうね。
回答ありがとうございます。

お礼日時:2009/08/03 03:04

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