10秒目をつむったら…

CO2排出量取引について教えてください。
京都議定書で日本は2008年~12年度までの5年間に、温暖化ガスの排出量を1990年度比で6%削減する義務を負っていますが、排出量ってどうやって測定しているのでしょうか?各家庭の排出量なんか測定できるのでしょうか?
それと排出量取引制度に参加していない企業は排出枠がないのでやりたい放題になるのでしょうか?参加している企業も目標値を下回った場合ペナルティなどあるのでしょうか?
企業にとって排出枠を購入するメリットもよくわかりません。
支出を伴ってでも目標を達成するメリットは何なのでしょうか?
単なる企業イメージの為でしょうか?

A 回答 (1件)

日本国内の排出量取引制度は、まだ試験的に行われているだけで、公式な制度ではありません。

したがって、法律的に排出枠というものは存在しませんし、当然ペナルティもありません。
現在、排出枠を売買している企業もありますが、これは政府の試験的な実験に自主的に参加していたり、私的な制度として行われていたりするものです。この制度に参加していない企業はやりたい放題か、といわれればその通りです。
自主的に参加している企業のメリットは、企業イメージのほかに、今後、排出量取引が正式にスタートした場合に、いち早くスタートを切って、できるだけ有利なポジションを取りたいという考えもあると思います。
民主党は排出量取引の実施を公約していますので、民主党政権が発足すれば本格的に開始されるでしょう。
排出量取引が正式に開始されれば、大企業には排出枠が課され、達成しない場合はペナルティが課されます。したがって枠を達成しない企業が排出量を購入する金銭的メリットが発生します。中小企業には排出枠が設定されませんが、従来よりもCO2排出量を削減したと認定されれば、その量を大企業に売ることができます。
なお、CO2排出量は実際に測るわけではなく、企業が使用した電力や石油、ガスなどの量から算出します。各家庭でも同じようにしてCO2排出量を算定することができます。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。勉強になりました。

お礼日時:2009/08/23 15:40

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