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フッサールが唱える「生活世界」とはいったいどんな概念なのでしょうか。
どなたか一般ピーポーでも分かるように教えて下さい。m(__)m

A 回答 (1件)

 ご参考になればと思い、筆をとらせていただきました。



「生活世界」とはフッサール後期の著作『ヨーロッパ諸科学の危機と超越論的現象学』における中心的な概念だったかと思います。

 定義 
「生活世界」:あらゆる意味形成の根源として“科学的(数学的)な世界理解”に先立つもの、すなわち、すでに自明のものとして与えられている世界を意味します(つまり、人類の起源とほぼ同じ頃からあるとういうことです)。ですが、科学・数学は生活その有用性からひとにより生まれだされたものにもかかわらず、近代の科学的世界、つまり現在の世界では、学的、理念的な世界こそが客観的世界であるといった具合に、本来客観的世界であるはずの「生活世界」と逆転していることを指しています。

 もしよろしければ、”ヨーロッパ諸科学の危機と超越論的現象学” and 「生活世界」で、google等にて検索してみますと、結構ヒットするかと思います。それらから、拾い読みすれば、さらに理解が深まると思っております。

 ご参考になれば、幸いでございます。

 
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この回答へのお礼

貴重なお時間を頂きありがとうございます。
大変参考になりました。
なるほど、「生活世界」という言葉は、近代以来の「科学的な世界観」以前からある所与の客観的世界といった意味を持っているのですね。
納得です。ありがとうございました。

お礼日時:2009/09/02 08:08

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