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インクジェットプリンタで印刷した書類が濡れてしまったら
当たり前ですがインクがにじんでしまいました。
学校の教科書のような印刷はインクジェットではないのはわかるのですがどんな印刷で作られているのでしょうか?

近々、ある程度多目の部数で印刷するものがあるのですが
しっかりとした書類なので教科書のようにしっかりとしたいのです。
印刷会社と話をする前に教科書のような書籍はどんな印刷手法なのか教えてください。印刷手法にはオフセット印刷やら何やらあってよくわかりません。
また、レーザープリンタの利用も含めてアドバイスください。

A 回答 (3件)

商用印刷物のほとんどはオフセット印刷で刷られています。


オフセット印刷用のインクは、油ベースなので「乾燥」ではなく「酸化重合」という反応(空気に触れると固まる)で固まりますから、一度印刷用紙に転写されると水に濡れても流れません。
印刷原理も水と油(インク)の反発を利用しています。
ほとんどの印刷屋はオフセット印刷なので、「印刷」と言えばオフセット印刷を指します。

レーザープリンタの場合は、コピー機と同じで、高熱でトナーを溶かし、冷えると固まります。これも水に流れません。
市販のインクジェットでも染料タイプと顔料タイプがあり、顔料タイプのインクを使った機種は水に流れにくくなります。ただし顔料インクは紙に染みこまず紙の表面で固まるので、凸凹感が発生します。染料インクタイプは紙に染みこんで乾燥するので平滑度が高く、写真プリントに適します。
水に流れる染料インクでも、表面がつやつやした専用の用紙を使用すると水に流れにくくすることが出来ます。つやつやの用紙は、表面のコーティング層の下にインクを吸い込んで定着させるので、表面に水が付いても下層にあるインクが動きにくいからです。

オフセット印刷の場合は、高価なアルミの印刷原板を製作する都合、大量印刷(最低でも1000部とか、通常は万単位の部数)が前提ですので、少数部数の印刷では一部当たりの単価が高くなってしまって適しません。
100部程度までならオンデマンド印刷が可能な印刷屋に相談してください。いわば大型のレーザープリンタを使用する印刷ですので、少数部数でオフセットより単価を抑えることが出来ますし、水に濡れても流れませんよ。最近は、パッと見にはオフセット印刷と区別が付かないくらい高精度なオンデマンド印刷機も増えてます。

モノクロの文字や簡単な図表だけなら、オフセット印刷の一種であるピンクマスター(紙版)印刷機を持っている印刷屋に頼むとコストを抑えることが可能です。ピンクマスター印刷機は印刷原板が紙なので印刷代が安くなります。1000部以上の印刷物にも対応可能ですが通常は1000部以下の印刷物に適します。欠点は、中間階調が使えないこと。なので写真や網点が必要な原稿には適さず、白黒二値の文字や線画だけの原稿に適します。大学・学会・教育研究会等の発表会で配る論文冊子などで多用されています。

印刷のことがわからないなら、それこそ印刷屋に初心者であることを打ち明けて相談するべきでしょう。目的にあった最適な方法を考えてくれるはずです。
ただ、インクジェットは水に濡れると流れてしまうこともありますが、質問者の印刷物にオフセット印刷のクオリティが本当に必要ですか?。例えば会議で使用する参考資料程度なら、その場で閲覧できれば十分なのでインクジェットで十分目的を果たせます。「水に流れるのがイヤ」とのことですが、いたずらにクオリティを求めてコストや時間の無駄になっていないか、点検されてから印刷屋に行かれることをおすすめします。
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この回答へのお礼

印刷部数、コストも考慮していただいたうえの提案で大変参考になりました。私の悩みが解決する回答でした。
確かに印刷屋に見積もり依頼するのが早いとも思いましたが、どうしてもいきなりは踏み切れなかったのでここに登校させていただきました。

また、
>クオリティを求めてコストや時間の無駄になっていないか、点検されてから印刷屋に行かれることをおすすめします。

再度この回答を参考に検討し、その上で見積もり依頼をしコスト面での検討をしてみます。ありがとうございました。

お礼日時:2009/09/22 12:18

プリンタの修理屋です。



他の方が詳しく説明されていますので、補足程度ですが・・

現在、プリンタというとインクジェットプリンタを指すといっても良いくらい、多くの物が販売されていますけれど、プリンタの歴史(起源というのではなく市場に投入された時期)を考えると、ラインプリンタ→タイプライタ(ドットインパクトプリンタを含む)→PPC→サーマルプリンタ→レーザープリンタ→インクジェットプリンタ、という感じで、一番最後に登場して、多くの方式の中で唯一水で滲む方式なのです。(PPCはプリンタではなく、コピーの方式なのですが、レーザープリンタはこれを発展させたものですので、あえて書いております)

ですから、インクジェット以外の方式のプリンタをチョイスすれば解決する問題ともいえます。

また、インクジェットでも水に滲みにくいものはありますけど、他の物に比べるとにじみ気味になることはありますし、乾燥時間が少ないと滲むことがあります。


さて、印刷方法を選択する上で色々と考える項目はあります。
1、印刷物のサイズはどのくらいか? ・・・・ 普通にあるプリンタはA4サイズまでです。B4とかA3の物であれば新しいものを購入するか、外注になります。
2、カラーか、モノクロか、カラーの場合に高画質が必要か否か ・・・・ カラーのきれいな写真を、となればインクジェットプリンタを使わざるを得ないでしょう。ラフなものであればカラーレーザーの選択肢もあります。
3、印刷数はどのくらいか? ・・・・ ごく、個人的な判断ですけど、印刷に回すのでしたら最低でも10,000部以上、インクジェットの場合は100部未満、レーザープリンタでも1,000部未満というところでしょう。


コストと、機会の耐久性の問題が絡んできますけど、モノクロの普通の原稿の場合、インクジェットは10円、モノクロレーザーなら5円程度です。
インクジェットで100部印刷して1,000円、1000部だと1万円位かかる計算になります。
印刷は数が多くなれば単価はどんどん安くなります。逆にある程度の部数までなら部数に関係なく、一仕事5~10万円という感覚でも良いでしょう。

で、1,000部以上、2万ページ程度までの部数の場合が穴になるのですけど、モノカラーなら高速印刷機(我々はそのように聞いていますけど)があります。
商品名としては「リソグラフ」が代表的なものです。
価格も1枚1~3円程度ですので手ごろなはずです。
印刷屋さんや、大き目の事務器店では設置しているところも多いはずです。
モノカラーが基本ですので、フルカラーの印刷は出来ません。


ただ、フルカラーの部分はご自分のインクジェットプリンタで印刷して、製本するときにあわせるという方法もあります。
ハイブリッドな考え方ですけど、必要なところだけ高品位な印刷物を組み合わせるという手もあります。
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この回答へのお礼

>インクジェット以外の方式のプリンタをチョイスすれば解決する問題ともいえます

なるほど!明解な回答で、私でも理解できました。

コスト面でもインクジェット、モノクロレーザー、リソグラフなどの比較はとても参考になり検討するうえでとても役に立ちそうです。
的を得ず答えにくい質問への回答ありがとうございました。

お礼日時:2009/09/22 12:24

とりあえず, wikipedia で「印刷」を見てもらって, そのうえでわからないところを質問してもらった方が早いような気がする.


ちなみにインクジェットだと「インクをとばす」という特性上, どうしてもインクがにじみます. 印刷されたものを直接見ればわかるレベル.
あと, レーザープリンタではトナーを紙に定着させる「のり」を使います. なので, 印刷されたものを重ねておいておくと紙どうしがのりでひっついてしまうことがあります.

参考URL:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%B0%E5%88%B7
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この回答へのお礼

印刷についてwikipediaで見たのですがその印刷の
構造・仕組みだけが知りたいわけではないのでここに投稿しました。
回答者さんから見れば答えにくいかなとも感じていました。
その中での回答ありがとうございました。

お礼日時:2009/09/22 12:10

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