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放射能に汚染された水が蒸発したらどうなるのでしょう?

1 塩と水が分離するように放射能と水も分離するのでしょうか?

もし分離しないなら、放射能に汚染された水は大気中に拡散し、
やがて雨になって落ちてくると考えられますね。

よろしくお願いします。

A 回答 (9件)

用語の言葉狩りで汚れてますね。


(経験者ぶっていても本質的な答えがないようなので)

☆水自身が放射化する可能性
水の水素や酸素の放射化は、原子炉の動作時にはありえます。
・(軽)水素 → 重水素 → 三重水素<放射性>
・酸素16 → 酸素17 → 酸素18 → 酸素19<放射性>
これら右へいく反応は、原子炉の動作時の中性子の吸収でありえますが、
反応の確率が低い上、元々軽水素:99.98%、酸素16:99.76%以上と放射化
まで変化する量は、通常問題になる量とは考えられません。
まして、放射性廃棄物と地下水の接触では、水自身の放射化は問題ありません。

☆放射性廃棄物の水への溶解など
放射性廃棄物が溶解しても溶解せずに粉体のままでも 液体のままの水で
運ばれるのは、問題となります。
蒸発つまり気体の状態で運ばれるか、を説明しまょう。
放射性廃棄物というか、核分裂生成物は、非常に多くの種類ができます。
多くは、ストロンチウムやバリウムなどの金属ですが、気体のクリプトンや
キセノンもあります。気体は、水の液体・蒸発に関係なく拡散します。
ただし、空気よりも重い分、拡散は、距離とともに急激に小さくなります。
気体以外の核分裂生成物は、金属・非金属とも酸化物などの化合物などで、
水の蒸発時は、残るので広範囲に拡散することは考えにくいことです。
(エタノールのように、蒸留つまり気体を経由しても水と分離しないものも
ありますが、核分裂生成物では、そんな物性のものはないでしょう。)
もちろん、液体の水のままで運ばれる可能性のある範囲は、要注意です。
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この回答へのお礼

lupinletroisさん、懇切な説明ありがとうございました。

すっきり納得できました。
(納得できたような気がします。もともと専門外なので、
正確にはわかってないはずですが、当方の疑問点を正確に
理解して頂けたと感じています。)

心配するほどには地球全体に渡る汚染はなさそうだと理解致しました。
温暖化阻止に向けて世界的に原発建設が推進されそうな昨今です。
なにごともなく運用されることを願うばかりです。

お礼日時:2009/10/14 23:31

補足にお答えします。



>>>つまり、もし水の放射化ということがあるなら、(あるのでしょうか?)

今度は言葉を間違えていらっしゃいますね。
「放射化」というのは、(元々は放射性ではない)物質に放射線を照射して放射性物質に変える、という意味の用語です。


>>>核廃棄物を地中に埋めようとしたところ、地下の壁から地下水が漏れだし、危険な状況にある場面が映されていました。ということはそこで放射性物質に汚染された水が、何らかの原因で地表に出たとしたら、やがては蒸発して雲になり、雨になって私たちの頭に降って来るではないかと心配になったというわけです。

ありえるような気はしますが、こればかりは私の専門ではないので、お答えできません。
ただ、完全に蒸発(水が水蒸気になる)するのであれば、水に溶けている物質は置いてけぼりになると思うので、
雲にまで上昇するということは考えにくいのではないでしょうか。
ただし、地表付近を塵のようにただよっているところを、上から降ってくる雨に取り込まれて、
「放射能の雨」になるということは十分考えられると思います。

この回答への補足

>今度は言葉を間違えていらっしゃいますね。
>「放射化」というのは、(元々は放射性ではない)物質に放射線を照射して放射性物質に変える、という意味の用語です。

そうです。つまり、元々は放射性ではない水が、核廃棄物の強力な放射線を浴び続け、放射化してしまうことはないのでしょうか。と、お聞きしたいのです。TVでは元々放射性ではない原子炉が、放射化により強力な放射線を発し続けているとされていました。

>ただ、完全に蒸発(水が水蒸気になる)するのであれば、水に溶けている物質は置いてけぼりになると思うので、
>雲にまで上昇するということは考えにくいのではないでしょうか。

ありがとうございます。これが本来の質問で頂きたかった答です。

補足日時:2009/10/13 23:13
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たびたびすみません。

お邪魔します。

Wikipedia には、
「(「放射能」は)一般的には、放射能をもつ物質(放射性物質)の意味でも使われることがある。」
と書かれている一方、いの一番に
「放射能とは、物理学的な定義では、放射線を出す能力である。」
という、慎重な書き方が書かれています。

これはなぜかというと、
1個1個の原子核が、いつ崩壊するかはわからず、確率事象であるからです。(不確定性原理)
dN/dt = -λN
(N:原子核の個数、λ:1個の原子核が単位時間内に崩壊する確率、
 dN/dt:単位時間内に崩壊する数の期待値≒単位時間内に崩壊する数)

この回答への補足

sanoriさん、いろいろありがとうございます。
さきほど、ORUKA1951さんへのお礼にも書きましたが、
なぜこんな質問をしたかという補足説明をさせて頂きます。

NHKの番組を見ていたら、現在世界で約百基もの原子力発電所が廃炉になりつつあるということが言われていました。そして、その解体にドイツ、米英などの先進国でも難渋しているようでした。で、その中のドイツの現場で、核廃棄物を地中に埋めようとしたところ、地下の壁から地下水が漏れだし、危険な状況にある場面が映されていました。ということはそこで放射性物質に汚染された水が、何らかの原因で地表に出たとしたら、やがては蒸発して雲になり、雨になって私たちの頭に降って来るではないかと心配になったというわけです。つまり、もし水の放射化ということがあるなら、(あるのでしょうか?)恐いと思って質問しました。どうなのでしょうか?

補足日時:2009/10/13 18:24
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放射能の大きさは、「放射線量」で測定しますせん。


放射能自体を「線量」ということはありません。
なぜならば、放射能が単位時間当たりの放出個数(単位はベクレル、昔はキュリー)であるのに対し、
線量(放射線量)というのは、放射線を浴びた物質に与えられる影響の大きさを表す量(単位はシーベルトなど)だからです。
(「放射線量」という言葉は、あまり使われませんが)

なお、
放射線について学んだ人あるいは携わっている人であれば、わざわざ
「放射能(=放射線を出す能力)の‘強さ’は200Bq」
と言うことは少なく、単に
「放射能(=単位時間当たりの個数)は200Bq」。
と言います。

繰り返しますが、
「放射能に汚染される」あるいは「放射能で汚染される」という言葉は、世の中で広く用いられている言葉であり、
そのとき「放射能」は「放射性物質」と同義にされています。
習慣なので、物理的にどう、こう、ということで押し付けてもしょうがないのです。

他のことで言えば、
「握力は50キログラム」(本来は50キログラム重)
「1日に摂取する熱量は2000カロリー」(本来は2000キロカロリー)
というのが間違いだといってもしょうがないのと同じです。
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確かに、放射能という言葉は世間一般では紛らわしい使い方をされていますが、こと「放射能に汚染された水が蒸発したらどうなるのでしょう?」という質問の場合は、きちんし理解してもらわないと答えることができません。


放射能 - Wikipedia ( http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%94%BE%E5%B0%84% … )
 そうすることで、初めて答えが見つかるものです。でなきゃ答えは得られない。
 なお、放射能の【大きさ】と、放射能は異なります。
    ^^^^^^^^^^^^^^^^^^  ^^^^^^
 放射能の大きさは、放射線量で測定しますが、放射能自体を「線量」ということはありません。「質量」と「質量の大きさ」は違う。

この回答への補足

ORUKA1951さん、度々ありがとうございます。
当方、この分野にはずぶずぶの素人で、単純に質問してしまいました。
このあと、なぜこのような質問を出したのか、まどろっこしい補足をさせて頂きますので、よろしくお願いします。

補足日時:2009/10/13 18:19
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No.2の回答者です。



ちょっとコメントしておきますが、
「放射能に汚染される」あるいは「放射能で汚染される」という言葉は、何も間違っていませんよ。
世の中で広く用いられている言葉です。
この場合、「放射性物質」と「放射能」を同義として扱っています。

なお、原子力や放射線を専門とする人の間では、「放射能」という言葉の意味は、
「単位時間当たりに放出する放射線(粒子)の数」
となっています。

一応、小生、大学時代に学んだものですので。

では。
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まず、言葉が正しくないので答えは出ない。


放射能とは、「放射線を出す能力」という意味です。
したがって、放射性物質で汚染されたために、水(正確には水溶液)が放射線を発生する能力を持つにいたったということです。

>放射能に汚染された水が蒸発したらどうなるのでしょう?
は「放射性物質に汚染された水」でないとおかしい。
>1 塩と水が分離するように放射能と水も分離するのでしょうか?
「能力」が分離する??もおかしい。ずれていますね。だって水自体は無関係ですから・・(重水は除く・・重水は弱いβ線ですし希釈されるので

 よって、その汚染物質が何かによります。揮発性のものとか・・

 もちろん、「やがて雨になって落ちてくると考えられますね。」だと、もっとおかしなことに・・
 
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こんばんは。



失礼ですが、ちょっと変な質問だと思いました。

同じ元素であれば、放射性同位体であるか否かによらず、蒸発した後のこと(拡散、降雨など)はまったく同じです。

塩と水のことを例示されていますが、NaにもClにも、(人工的にできてしまう)放射性同位体はあります。
http://home.hiroshima-u.ac.jp/er/Rmin_GL_011.html
http://home.hiroshima-u.ac.jp/er/Rmin_GL_017.html

ご参考になりましたら。
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放射能に汚染された水というのは


放射性物質を含む水ということです。

したがって、水と一緒に蒸発するのか、蒸発残渣となって残るかは、
どのような放射性物質になっているかによります。
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