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示差熱分析(DTA)を用いて融点が既知である標準物質(純度99.999%)の分析を行いました。
用いた標準物質はスズ(232℃)、亜鉛(420℃)、アルミニウム(660℃)です。( )内は融点です。
ですが、DTA測定を行った結果、スズの融点(吸熱反応)は256℃、亜鉛の融点が427℃、アルミニウムの融点が661℃という、低温域から高温域になるにつれ、誤差が小さくなっていく結果となりました。
このような結果では、とある試料を測定しても低温域で発生した吸熱、発熱反応の正確な温度が決められません。
どのような補正を行えば、このような誤差を修正できるのでしょうか?
よろしくお願いします。

A 回答 (2件)

ズレている要因がわからないと補正できるかどうかもわかりません。


あてずっぽうでいくつか思いつくことを列挙すると

・昇温速度が速すぎて温度が追随できていない
・試料の量が多すぎて温度が追随できていない
・熱が供給される側と反対の位置に熱電対がついているか何かで、融解による影響が熱電対の位置におよぶまで時間がかかる。
・立ち上がりではなくピーク温度をとっているので、ピーク巾の広い試料では高温側にズレている。

この中にあてはまるものがあるかどうかはわかりませんが、試料ごとの熱容量、熱伝導、融解に要する時間などの差がそのまま温度に反映されているのでは?
24度もズレているとすると、昇温速度が相当速いか、試料の量が相当多いか、どちらかはあるような気はします。

後は、まあ、ないと思いますが、起電力を温度に換算するときの係数の間違いとか。
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補正の前に24度もの差が出る測定系・測定方法を見直したほうがいいような気がしますね。


それから、低温域での温度較正が必要なら、もっと融点が低い標準物質を使うべきです。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
>補正の前に24度もの差が出る測定系・測定方法を見直したほうがいいような気がしますね。
やはり誤差は大きすぎるでしょうか(´-`;
見直してみたいとは思ったのですが
こちらの勝手な都合で見直す時間が限られていて厳しいです・・・。
仮にこのままの状態で補正を行うとしたらどのような方法がよろしいのでしょうか?
私なりに調べて行ったことは回帰直線の公式を用いて補正式をy=ax+bの形に導きだし
xに測定値を代入し、その代入結果であるyを誤差修正した後の温度としました。


>低温域での温度較正が必要なら、もっと融点が低い標準物質を使うべきです。
わかりました。低融点であるインジウム、硫黄などを検討してみます。

お礼日時:2009/11/26 02:58

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