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現在、過去3~10カ年間の販売事業や管理費などから、今後10年間の計画を作成しようとしております。
現在、繰越損失を抱えている状況から、何とかして、この損失を解消しようとする計画です。
過去10年間には販売の売り上げ実績にも浮き沈みがありますし、管理費も突発的な要因により経費が多い年があったりしております。
このように、過去の実績を第三者に示しながら、今後の計画を私なりに作成したところ、「甘い計画だ!」と戻されました。
専門用語?はよくわかりませんが、「過去のトレンド・・」とかを把握した上で、右肩下がりでとか、過去10年間で最も最低の販売実績を基に作成すべきだとかとの意見が出されておりますが、どのような捉え方で今後の計画数値を考えれば良いのでしょうか。
よろしくお願いします。

A 回答 (1件)

過去の実績をなぜ重視するかというと、会社がこういう環境で、こういう政策をとった結果、こういう実績だったということを分析するためです。



商売は自分の力だけですべての結果が決まるわけではありません。
様々な経済環境、景況と需要や消費の動向、競合他社の状況、自社の営業戦略、店舗政策、人員配置、システムや設備への投資などなど、非常に多くの「要因」に左右されます。

過去数年間の実績を見るとき、この年はなぜ売上が増えたのか、この年はなぜ経費が増加したのか、その時々の年度計画や営業方針が機能していたのか、年度当初の需要予測に間違いがなかったのか、などをしっかり検証する必要があります。

これから先の計画を立てるにあたっては、まず会社の「あるべき姿」、例えば何年以内に利益をいくらにするとか、ROAやOHRなどの指標をいくらにするとか、業界内でこのあたりの位置まで成長するとかですが、大きな目標を定めます。

また、今後数年間の経済環境の予測、たとえば需要や消費動向、金利、他社の進出予想などを考慮しつつ、自社のとるべき政策とその政策を実現するための手段-生産・販売体制、人員計画、設備投資、それらに伴う経費予想などを考えます。

これらの予想や計画に賛成が得られれば、今後数年間の各年次ごとの収支予想、利益計画、大まかな資金繰りなどの数値計画で、目に見える計画としていきます。

この手の計画策定で大切なことは、まず大きな目標、「あるべき姿」について経営幹部が意思統一され、その後個細の計画についても各部署が責任と情報共有しながら進めることです。
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この回答へのお礼

詳細に、かつ分かりやすくアドバイス(ご回答)をお寄せいただきありがとうございます。
ojisan-man様のご指導を受け、今後の計画を策定し、必ずや良い方向に進めるよう、目標を確実に持って行きたいと考えております。

お礼日時:2009/12/05 08:33

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