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通貨を捨てたり、落としたり、火事などでなくしたりすると、どんどん流通量が減っていきますよね。
増やすとなると、日銀が発行したとしても、一体誰のお金なのでしょうか?
教えて下さい。

A 回答 (2件)

政府の債務です。



政府は自国通貨を管理する上で重要なことは、
その価値を減らさないように努力することです。
金融当局者はインフレ、デフレによる通貨の
価値の変化を恐れる。

金本位体制下では、金が貨幣の裏付けであった。
今は金本位体制ではないので、政府の信用力で
貨幣を発行するのは政府の信用力です。だから、
政府の債務です。
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●通貨の流通量を増やすのは、銀行の「信用創造」による


 通貨流通量(日銀では2008年から「マネーサプライ」に代わって「マネーストック」という言葉を使っている)が増えるのは金融機関の信用創造に依ります。銀行が個人の住宅ローンや企業の設備投資・運転資金として、例えば1千万円貸し出せば、一度借り手の銀行口座に1千万円を振り込み、これを借り手が現金として引き出し、第三者に渡し、これにより市場に1千万円の通貨流通量の増加が生じるわけです。つまり、通貨流通量を増やすということは、金融機関が融資するということです。政府・日銀がが出来ることとは、貸し出しが増える経済状況をつくることです。金利を安くしたり、特定の事業には補助金を付けたりすること。馬を水飲み場に連れて行くことはできるが、馬が水を飲むかどうかは馬次第、の例えが分かりやすいでしょう。金利を安くしたり、量的緩和政策を実施したり、国債を発行したり、エコ減税をしたり。でも個人や企業が金を借りるかどうかは、個人や企業次第です。
 通貨を発行するのが日銀であっても、実際は金融機関の融資によることであり、日銀は、借り易い経済状況を作ることでしかあるいません。
 もう1つ通貨の流通量を増やすには、国債の日銀消化といいう方法があります。これは国債を、市場で消化するのではなく日銀が買い取る方法ですが、戦前の失敗から財政法第5条で禁じられています。
 ちなみに通貨流通量の代表的な指標の1つであるM3(現金、要求払い預金、定期預金、譲渡性預金など)は2009年11月では、1,057兆7,000億円です。通貨を捨てたり、落としたり、火事などでなくしたりしても、この数字に影響を与えることはないでしょう。増えたお金とは、個人や企業が銀行などから借り入れたお金です。政府が国債を発行しても、それは通貨流通量の増加にはなりません。これについては http://okwave.jp/qa5519379.html を参照して下さい。
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