
A 回答 (1件)
- 最新から表示
- 回答順に表示
No.1
- 回答日時:
水は、浸透圧の低い溶液から高い溶液に移動します。
海産魚の体液の浸透圧は、外界の海水よりも低く、何も調節しないと水がどんどん海水に吸われて脱水状態になります。海産魚は浸透圧調節をしないと海水と同じ塩辛さの塩漬け魚になってしまうのです。そこで海産魚は失われた水を絶えず体内に取り込む必要がありますが、真水はありませんから仕方なく海水を多量に飲みます。そして不要な塩類だけを鰓にあります塩類細胞と呼ばれます細胞から絶えず汲み出しているのです。
この塩類細胞は、イオンポンプと呼ばれるポンプを持っていましてエネルギーを多量に使用して塩類を汲み出しています。ですから塩類細胞はエネルギーを発生しますミトコンドリアを細胞内に多量に抱えています。海産魚の細胞の中で最も多量のミトコンドリアがあります。つまり多量のエネルギーを消費していることになります。
等張の海水で飼育しますと、水の移動はありません。ですから上で説明しました塩類細胞もあまり働く必要が無くエネルギーも消費しません。結果として塩類細胞が消費していた分を成長に回すことが出来るわけです。何かの参考になりましたでしょうか。
この回答への補足
ありがとうございます。
海産魚が苦労して海水中で生きているのがわかりました。
どのくらいの塩分濃度が成長にもよく、ストレスを受けないのですか。
海産魚にとって海水中で生活するメリットは何ですか。
お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!
おすすめ情報
デイリーランキングこのカテゴリの人気デイリーQ&Aランキング
マンスリーランキングこのカテゴリの人気マンスリーQ&Aランキング
-
BSA溶液の作り方。
-
【生物】人間の背が高い人や産...
-
mock細胞とは?
-
【化学】細菌って細胞膜ってあ...
-
多細胞生物の細胞の大きさは、...
-
遠心分離の際の回転数の決め方
-
RAW264.7マクロファージについて
-
線維化とは
-
Cell LineとPrimary Cellの違い
-
HepG2の継代について 凝集しな...
-
生理食塩水の0.85%と0....
-
グリセロールストックについて?
-
細胞をさいぼうとさいほうに読...
-
細胞膜外のカリウムイオン濃度...
-
パーセンテージで得られた結果...
-
(自由研究)免疫細胞のまとめ方(...
-
細胞じゃなくて人間に生まれる...
-
96穴plate細胞のまき方
-
限界希釈法による細胞のクロー...
-
細胞培養の培地の色
おすすめ情報