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伝統空手(全空連等の寸止めルール)、組手試合の反則行為について質問なのですが、
(1)出足払い(足払い)等で崩す場合、通常足の裏または側面を使って、払い倒すと思うのですが、足の甲で足払いをしているのを見たことがあります。審判は指摘していなかったようですが、足の甲だと下段蹴り(禁止行為)にはならないのですか?ただ、足首くらいを払っていたので下段蹴りとみなしていないのかとも思いましたが?
(2)また、相手が刻み突き等でこちらへ踏み込んできた場合、相手の膝頭を上足底で押さえる行為(相手の動きを止める行為)は反則となるのでしょうか?
(3)さらに、投げの場合、確か規定では投げられた相手に対して、投げによるダメージ(後頭部をうつ等)がないように補助するような投げ方をしなければならない?ような内容があったような気がします。しかし、現実は組手試合を見ていると結構、危険な投げ方もあるような気がしますが、一瞬の出来事でそう見えるのかもわかりませんが、よく柔道練習で投げた直後、投げた相手の袖を引き上げて頭を打たないようにしていますよね。そういう意味ではないのでしょうか?
宜しくお願いします。

A 回答 (2件)

端的に書くと、審判次第です。


全て審判の酌量範囲内なんです。
どれだけローキックを叩き込もうが、
膝関節を正面から蹴り抜こうが、
パイルドライバーで脳天杭打ちしようが、
審判がいいと思えば、反則を取られません。

一応は審判規定の禁止事項で
1-2:腕、又は脚部への攻撃、股間部、
関接、又は足の甲への攻撃
1-4:負傷の原因となる危険な、
又は禁止されている投げ技
以上のことは駄目だよとなっていますが、
あくまで目安であり断言はできません。

審判の意識統一の欠如が原因なんです。
空手は競技ではない、生きるか死ぬかである、
油断して禁止部位を攻撃される方が悪い。
痛がりでもしたら過剰アピールで反則をとってやる。
という考え方の審判が多数います。
もちろん、それとは逆に、規定どおりに
きっちり反則をとる審判も多数います。

一番確実なのは、
足払いは足の裏側でして、
相手の踏み込みは捌くなりして、
相手を頭から落とさないことです。
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この回答へのお礼

回答がしばらく1件もなかったので、不思議に思っていました。
フルコン人口は多いものの、伝統空手の方も小中高大の学校部活などでもよく行われているため人口も多いのですぐに回答が得られると思っておりましたが、意外とそのことに触れることがタブー的というか、曖昧な部分もあるのだなとeroikaさんのご回答で実感致しました。特に今回の質問をした理由の中で、過去に観戦に行った際、両腕の道着を持ち足を思いっきり払った直後、相手の身体が高く浮き、腰から背中面、後頭部が水平になったまま落下した選手を2名見たことがありますが、1名はすぐに立ち上がり相手は反則なし、1名は脳震盪を起こし、相手は反則を取られていました。同じ技なのに、なぜなのかと思って不思議に思っていました。理由が理解できました。大変、参考になりました。ありがとうございました。

お礼日時:2010/01/09 17:21

NO.1の方のおっしゃる通りです。


足甲による足払い、いわゆるローキックによる足払いについてですが、元々、ローキックを有効打とせず、足払いの変形と考える方がいるのと、加えて単発で足首部分を払うのでしたら危険行為とまで見なすことができなかった、というところだと思います。(これが腿などへの連打だと違った判定になると思いますが)ムエタイなどでもハイキックの時の軸足を足甲で払う技がありますが、それで倒してもダウンと見なさずやはり足払い扱いです。

膝頭への脚部による攻撃は危険行為ですが、これは使用例が少ないのと、そもそもポイントとして取られない、また仮に行われたとしても故意か、技の流れの中での出来事なのか、が問われて、そこが判断の分かれ目だと思います。どちらにしても審判への心象が悪いことは言うまでもありません。

突きにしても、少しでも当てれば危険と見なす審判もいれば、明らかにフルコンタクトで殴っても注意しない審判もいます。技だけでなく気合の掛け声、突きの際の道着の音、踏み込みの足音をも重視する審判もいます。本当に人それぞれです。ですから審判によって対策を練らなければいけない、などということまで生じます。

投げ技でも、一部の松涛館、剛柔流では昔ながらに投げを行っているところがあり、これも審判次第だと思います。剛柔流では柔道式に組んで投げても問わない道場もあります。(ただこれも技の流れの中での瞬間的な投げに限るとは思いますが)

審判による判断が違ってくるのは、(どんなルールでも審判による「誤差」はあることは前提として) これはそもそも各審判の出身流派、道場、修行環境が異なっているためであり、これを現段階で統一するのは難しいと思います。なぜなら審判の審査、判断基準を厳密に作ろうとしても、上の人たちがそれぞれ違う流派、道場であるためです。全空連の指定型を作る作業でも流派間の確執は多少あったと聞きます。これらは次世代への課題だと思います。
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この回答へのお礼

さらなる詳細、大変理解できます。
なかなか、競馬の様に写真やビデオ判定までは行かないのでしょうね。デジタル時代でありますが…。考えてみれば、プロ野球などもそのような審判の判断によって抗議などがありますが、この場合は白か黒かで、
空手の場合は、ご回答いただいたように明確に定義されていなければ流派ごとの考え方の違いで暗黙のうちに流されてしまうのかもしれませんね。全空連等の反則定義が明確でなければ、競技的には曖昧なものになるのではないかと懸念します。ありがとうございました。

お礼日時:2010/01/10 22:49

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