「これはヤバかったな」という遅刻エピソード

西洋史を学ぶならどの大学?

史学科といっても、日本史がやはり中心で、世界史といってもせいぜい中国史で、西洋史はどの大学も教授の数が少ないですし、軽視されてる気がします。まあ、それは仕方のないことかもしれませんが、自分が受ける大学でどこが一番いいのかなあと思い、質問するに至りました。
明治大学 文 中央大学 文 法政大学 文 國學院大學 文
を受けるつもりですが、どこが一番いいでしょうか?ちなみに西洋史の中でも興味があるのは、中世フランスあたりです。 

A 回答 (4件)

西洋史学系の大学院生としてアドバイスさせていただきます。


関東圏の中堅私立大学を中心に考えておられるようですので、以下に主要大学の担当教授のご専門を紹介しておきます。

早稲田大学:甚野尚志先生(中世ヨーロッパにおける教会・聖職研究)
中央大学:杉崎泰一郎先生(中世フランスの修道院・聖域研究)
明治大学:斎藤絅子先生(中世ベルギー・フランスの法律・都市共同体の研究)
青山学院大学:渡辺節夫先生(中世フランスの王権・政治研究)、那須輝彦先生(中近世の教会音楽の研究)
東海大学:三佐川亮宏先生(東フランク王国の政治研究)

國學院の西洋史部門は非常に弱く、おそらく近代イギリス史担当の大久保先生か非常勤講師の方に師事することになるでしょう。同じく法政だと後藤先生が担当になるかと思われますが、中世というよりは古代末期が専門です。立教大だと小井先生になりますが、こちらは近世フランスが専門。帝京大だとフランス革命史が専門の宮崎先生。
いずれの教授も著名な研究者ですが、質問者様のご希望とは専門とする時代がズレています。どこの大学へ行かれてもそれなりには学べますが、やはり専門に勉強されるなら専門家のいるところで学ぶべきだと思いますので、あまりお勧めしません。

最初に挙げた5つの大学、特に早稲田の甚野先生の研究室は非常に精力的に活動されているようで、学会でもよく報告を見かけます。
質問者様が挙げられている大学のうちでは中央か明治がいいですね。教員の層もそこそこ厚いので、途中で違う時代や地域に関心が移っても勉強できると思います(中央はやや古代史が弱いですが・・・)。
青山学院は教員数が多く、関心の変化の幅に合わせるという意味では一番いいんじゃないでしょうか。

あえて順番をつけるなら(1)明治、(2)中央、(3)法政、國學院は番外、出来れば代わりに早稲田や青学を視野に入れる、って感じになるかと。
ただし、研究休暇で長期間講義を持っていなかったり、もうすぐ退任されるという教授もたまにおりますので、これと決めて受けるなら、間違いの無いよう事前に大学側へ確認されることをお勧めします。
頑張ってください。

この回答への補足

詳しい情報をありがとうございます。自分の中でも、この中なら明治がいいかなあって思っていたところです。

しつこいと思われるかもしれませんが、自分が受ける大学以外でもいいので、中世フランス史を勉強するならば、どの大学がいいんですか?ご存じならば、どうか教えてください。

補足日時:2010/01/06 22:52
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連投失礼します。


前の投稿で挙げた早稲田、阪大、明治等のほかに、東洋大の堀越先生のご専門(中世末期なのでやや近世寄りですが)も質問者様の関心に近いところですので、参考までに薦めさせていただきます。
具体的にこれらの先生の所属される大学のHPで教員紹介のページを見て、どのような研究をされているかイメージを固められると選びやすいのではないかと思います。
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この回答へのお礼

何度もありがとうございます。考えた末、中央大学に行こうかなという結論に至りました。中央大学の杉崎教授の中世教会史と来てピン!ときました。ですが、貴方の言うように興味の分野がうつることも踏まえてはいます。ですが、だとしても中大には私が興味がある分野の教授がけっこういたので、ここにしようと思います。
今はとりあえず、中央大学に受かることを考えたいと思います。受かんなきゃ、こんな話も全く無意味になるので。ありがとうございました。

お礼日時:2010/01/12 21:44

私立なら早稲田の甚野先生、国立なら阪大の江川先生のところが一番だと思います。

もし大学院で中世フランス史を究めていこうとするなら、修士や博士でこの二つの研究室のどちらかに所属することがいいのではないかと思います。甚野先生のところでは、ヨーロッパ・中世ルネサンス研究所(http://iemrs.blog111.fc2.com/)のような研究会プロジェクトも推進されています。
もちろん他の大学・大学院でも専門に学んでいる人はたくさんいますので、最終的には本人のやる気次第ですけど。中世ヨーロッパ史になると大体ゲルマン系諸族の居住地域を広くカバーすることになりますので、オランダ史、ベルギー史、ドイツ史等を専門にされている先生がいるところでも充分やっていけると思います。
あとはやはり明治、中央、青学のいずれか。ちょっとアプローチを変えるなら、東京外語大の川口先生のところで言語研究の立場からの史料分析、という道もありえるかと。

フランス史に限定せずに中世史という括りで学びたいのであれば、西洋中世史学会(http://www.medievalstudies.jp/index.php)のHPを参照してください。沿革のところで、委員として参加されている先生方の名前と所属大学の一覧を見ることが出来ます。イタリア史やイギリス史、ビザンツ史のような分野の方まで含まれていますが、国内ではここに出ている先生のところ+外語大以外で「西洋中世史」を史学的に学ぶというのはまず考えられないので、特定の教員ではなくまず大学を決めてから選びたいというのであれば、ここを参考にして分野を絞っていくのも一つの方法かと存じます。ちなみに名古屋大の佐藤先生は国内のフランク研究の第一人者でしたが、既に退官され現在は教鞭を執っておられませんのでご注意を。
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西洋史を学ぶのはいいのですが、その後の進路は??


 やはり歴史学なんでしょうか?
 余計なおせっかいといわれればそれまでですが。

この回答への補足

大学院にも進んで、専門性を高めて本気で取り組もうと思っております。そのあと、どういう仕事に就くのかは考えていません。経済・法・商などの就職や資格のためではなく、自分がやりたいことをやるために大学に進学したいと思っています。

補足日時:2010/01/06 22:56
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