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職業選択の自由について、しつもんがあります。
憲法22条、職業選択の自由の第一項で「公共の福祉」による制約がある。と書いてあります。
その理由に、消極的な規制のほか、社会経済政策のための積極的な規制を加えることを示すため。となっています。
消極的な規制とは主になんなんでしょうか?
また、社会経済政策のための積極的な規制を加える、ということは主にどういうことをさすのでしょうか?
それが職業選択にどういった影響を持つのかが、いまいちよく分かりません。
できれば、分かりやすく教えてください。
お願いします。

A 回答 (2件)

法律の勉強から遠ざかって久しいので正しく説明できるか分かりませんが。



消極的な規制とは、
国民の生命や健康に対する危険を防止するために行う必要最小限の規制です。
例えば医師や薬剤師として働くためには資格が必要、などです。

積極的な規制とは、
社会的、経済的弱者を守るために行う規制です。
例えば中小の小売店を守るために大規模店の出店を規制する、などです。

たとえば自分で店を持ちたいと思った場合、
巨大スーパーを自由に開いてしまったら(現実には難しいですが)
客を取られるなどして近隣の中小小売店がつぶれてしまう危険があります。
そのために経済政策的な見地から規制をする必要があります。

中小の小売店の職業を続けさせるために、敢えて積極的に大規模店の職業選択に規制を加える必要があります。
弱者を守るために積極的に強者に対して規制を加える、ということです。(それが公共の福祉の意味でもあります。)

社会的、経済的な問題ではない職業選択の場合、
こちらが一般に思いつく職業選択ですが、基本的に自由に選ぶことが出来ます。
ただし人の命や健康にかかわる場合は資格が必要などの
最低限の規制を加えまる、という意味です。
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泥棒というのも、RPGの世界では「職業」ですよね。

でも、事実上、法的に禁止されています。この辺が、公共の福祉のための規制のベースです。

社会政策のための規制としては、資格試験が必要な職業、最近は、医者などが有名ですが、その合格枠を広げ、少々質が悪くなってもきちんと教育を施すことで、社会的な需要を満たそう、という例と、かつての炭鉱労働者のように、政策的に誘導してその職業者を増やしまたは減らしたり、また昨今の期間工のように、小泉政権下で新しく職業として派遣工として作ったモノなどを指すのではないでしょうか。
派遣という職種自身、翻訳家のようなスキル工以外は、バブルの頃は法的に禁じられていました。
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