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以前に、「18歳までにしか読書は出来ない」というような言葉をネットのどこかで見かけました。
私はこの言葉を「真に鋭敏な感受性は18歳までしか備わっておらず、19歳以後の読書は、それ以前の読書体験を揺るがす(自己形成に影響を及ぼす)ほどの衝撃を帯びることが出来ない」と解釈したのですが、皆さんはどう思いますか?
私はあまり本や映画に触れない内にもう19歳になってしまったので、この言葉が真実ならば、もっと色々なものを見たり読んだりしておけば良かったな、と少し後悔してしまいました…。
やはり感受性って老いてゆくものなんですかね?

A 回答 (5件)

感受性は養っていけば、老いることはないと思います。


そんな感じがするのは年齢と共に”経験値”が増えてくるからじゃないでしょうか?

たとえば純愛をテーマにした小説や映画だったら、やはり若いうちこそ共感し、より感動も出来ると思いますが、社会に出て世の中の表や裏をしってしまってからだと、なかなかそんな具合にはならないはずです。
これとは逆で老境の夫婦愛を描いた作品だったら、若いうちにはよくわからないと思います。

ボクの経験だとむかしあれだけ感動し夢中になったのに歳をとってから読み返したら、たいしたことなかった。逆にぜんぜん面白くなかったものが、30代40代になって読み返したら、すごくよくわかって面白い、ということも多いです。

いまは映画でもDVDなどでいろいろ見ることが出来るようになりました。その分映画館で古い映画を見ることが出来なくなり、これは残念ですが、まだ10代なのですから、小説に映画に音楽に絵画にと多々触れていくのがいちばんだと思います。

余談ですがノーベル賞作家のガルシア・マルケスの新作は90歳の老人が自身の誕生日の祝いに14歳の処女と一夜を共にしたい、なんていう内容の話です。マルケス自身が70代の後半に書いたものなので、こういう例を見ると、感受性の老いなんか微塵もないんじゃないかと思います。
まあこういうのは特殊な例かも知れませんが、創作活動の旺盛な小説家や映画監督は、いたって老いても感受性も豊のようです。
マノエル・デ・オリヴェイラなんて監督は97歳で「夜顔」なんて倒錯的な性を描いた作品を発表していますし。

昨今新訳で話題になっている「罪と罰」なんか読んでみたらどうですか?
これは生きているうちに数回は読む価値のある本なので、10代で読んで30代か40代でまた読むと、印象が随分と違うんじゃないかと思います。
美術にも興味があるとのことですので、映画だったら思いっきりアート系の「81/2」なんかいいんじゃないかと思います。初見はちんぷんかんぷんかもしれませんが、これもどこかの年齢で見返すと、面白く感じるんじゃないでしょうか?
あと「ニューシネマパラダイス」。これは若くして見たときと、年齢を重ねてみたときとではまったく印象が違うと思います。
この作品に関しては若い方からぜんぜん面白くないのになぜ受けてるの?という質問が多く書き込まれているので、タイトルをこちら(教えてgoo/OKweb)で検索すると過去の質問といろんな方の答えが書き込まれています。
興味があるようでしたら参考にし、映画を見てみてください。
「81/2」
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=1 …
「ニュー・シネマ・パラダイス」
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=1 …
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この回答へのお礼

「感受性の老い」というよりかは、「経験による思考の変遷」で作品に対するインプレッションが変化する、ということですね。
とても具体的で、納得がいきました。
作家名や作品名も挙げていただいてありがとうございます。
外国の巨匠たちは色々な意味で元気なのですね。
「生きているうちに数回は読む価値のある本」という言葉がとても興味深いです。
難解な映画やアート系の映画というものにも立ち合ったことがないので、薦めてもらったものを筆頭に、この一年はノンジャンルでとにかくたくさんのものに触れていこうと思います。
回答ありがとうございました。

お礼日時:2010/01/30 19:59

そんなことはないです。


本当に「深い読み」というのは、年齢を重ねてこそ出来るようになるものです。
けれど、若者はエネルギーに溢れていますから、ちょっと程度の高いものに挑戦してみるのは、それはいいことです。
後に読み直してみると、若い頃に読んだと思っていたものが、何も分ってはいなかったとか、読んでなかったに等しいとか、悟るようになりますが、それはジジイにでもなってからでいい。
若者は、後先見ずに突っ走るべきでしょう。
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この回答へのお礼

勉強になります。
エネルギーの旺盛な間に、様々なものに触れておこうと思います。
読書の深遠さが緊々と伝わってきました。
回答ありがとうございました。

お礼日時:2010/01/30 20:20

50代の「オジサン」です。



自分の体験からですと、10代の頃に読んで感動した本や映画、テレビドラマは、その詳細な内容まで今でも記憶に残ってます。

でも、20代頃に読んだ本、観た映画も、特に感動したモノは忘れてないし、今でもDVDなどを借りて観たくなりますよ。

質問者様は19歳。
まっだまだ若いですから、良い本や良い映画に出会って行けますよ。
(^^)
私みたいに50歳を過ぎますと、先ず「老眼」で活字が読み難くなり、長編小説などは、読破する気力や根気が続きません。
(^^;ゞ
若い頃、本は好きだったんですけどねェ・・・。
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この回答へのお礼

10代だけでなく、20代の経験も、自分の中において特別な心象を纏い得るのですね。
まだまだ良い作品に出会える、と言って貰えて嬉しかったです。^^
老眼、大変そうですね…
回答ありがとうございました。

お礼日時:2010/01/30 19:08

SFの世界ですと、


http://www.google.co.jp/search?hl=ja&q=SF+%E9%BB …
みたいな、言葉(けっこう有名)があるくらいなので、18では遅すぎるかも。

まあ逆に言えば、本を読むことに早いも遅いも無くて、今の自分の感性で受け止めてゆけば良いのではないかと。
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この回答へのお礼

「SFの黄金時代は12歳である。」
こんな言葉があったのですね。勉強になりました。
確かにその時期は読書が楽しくて仕方なかった印象があります。
回答ありがとうございました。

お礼日時:2010/01/30 18:50

心に染み入る読書は若いうちにしかできません。


具体的に言えば純文学です。
年をとってからではダメですね。

それに視力もおとろえますし。

もうアカンと思うとります。
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この回答へのお礼

中学生ごろから純文学に触れておったら今とは嗜好が少し違ったろうなー、とは時々考えます。
まだ十代の内にどんどん読んでいこうと思います。
回答ありがとうございました。

お礼日時:2010/01/30 18:31

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