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北海道も沖縄も、元々は日本ではありませんでした。
共に日本に吸収された本土とは異なる民族という特徴を有しますが、北海道と沖縄には根本的に異なるものがある気がします。

まず、沖縄の方言である沖縄弁は琉球語をほぼ引き継いだ形となっています。沖縄の風習も琉球王国時代の風習が色濃く残っており、食文化などに流暢に現れています。このように、沖縄の文化には琉球王国時代の名残が大きく残っていると思います。
ですが、逆に北海道の方言はアイヌ語を引き継いでいるわけではありません。本土から移住してきた和人の言語を引き継いでいるために、他の地域と比べて特異性がある方言というわけでもありません。これは風習や文化でも同じです。沖縄の文化がネイティブから引き継いだものであるのに対し、北海道の文化はネイティブから引き継いできたものではありません。
この違いは一体何なのでしょうか?

また、北海道民には混血を含めてアイヌはそんなにいないように感じられます。逆に沖縄県民における琉球人の割合は大半を占めるように感じられます。
この違いは何でしょうか?それとも私の気のせいですか?

A 回答 (4件)

>しかし北海道民の大和民族って犯罪者の子孫だったんですか?初めて知りました。



全員ではないですよ。
そういう人達も沢山入ってきていたという事です。
農家の三男四男などが多かったようですよ。

北海道開拓は美談として語られる事もありますが、実際は悲惨だったようです。
集落の作り方は素人の仕事内容で、害虫が湧いたり、伝染病が流行ったりと大変だったようです。
赤ちゃんが生まれても育てられないからと、アイヌの集落に赤子を捨てに来るケースもあったようです。
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この回答へのお礼

加筆ありがとうございます。

なるほど、いずれにせよ犯罪者や貧困層など社会的に迫害されている立場の人間がアイヌを迫害していたということでしょうね。
今でも黒人がアジア系を差別したりユダヤ人がアラブ人を差別したりするケースがあるように、被差別者が差別を行うという事例が昔からあったということでしょうか。
こう考えると差別というものは永久に循環してなくならないのでしょうかね。悲しい話ですが。

本土の人間がアイヌの集落に子捨てをしたというのは本当なのでしょうか?となると、アイヌ差別が根強いという割に混血化が進んでいる理由も納得ができます。

お礼日時:2010/02/14 19:01

北海道出身で沖縄在住です。


アイヌと日本人の混血です。

沖縄に住んでいると、独自の文化や宗教や言語が残っていて、とってもうらやましいです。

さて、質問ですが、なぜ沖縄には文化や人が残っていて、北海道は残っていないのか?でよろしいでしょうか?

私が北海道から沖縄に移住して感じたことで答えになるかわかりませんが、書いてみますね。

北海道の場合は和人の数が圧倒的に多く、沖縄のように文化を残せない環境であったと思います。
沖縄でも戦前に琉球言葉の禁止やその他同化政策が盛んだったようですが、その時期に和人が沖縄へ沢山移住してきて、経済的にも牛耳って、差別があったとしたら、今の北海道の様になっていたかもしれませんね。

それから質問者さんが書かれているように、沖縄は琉球王朝の名残というのも今に文化が残る大きな要素だと思います。
小さいながらも「国」として機能していれば対外国も外交で配慮が必要になると思います。
そういう意味で特に王朝などなかったアイヌと沖縄では「同じ状況」とは言い難いのではないでしょうか。

また、とても個人的な意見ですが、北海道開拓時代に入ってきた和人には学がない人が多く、罪人や底辺の人達が多かったという事もアイヌにとって厳しい状況を作っていた原因だったのかなぁ?と思います。
結果、多くのアイヌが同化せざるおえなかったのではないかと想像します。
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この回答へのお礼

アイヌの方直々の回答ありがとうございました。

なるほど、少なくとも「外交」を行う余地があれば対等な関係を築き上げられたのかもしれませんね。
しかし北海道民の大和民族って犯罪者の子孫だったんですか?初めて知りました。

余談ですが、今となってはアイヌは被差別者ではなく単なる民族となり、かつての差別観は希薄になってるように感じます。
少なくとも今の若い世代はゲームや漫画などのメディアでアイヌに興味を示すことはあっても、アイヌに嫌悪感を感じる事はありませんから。・・・こういう知られ方は不本意かもしれませんけどね。
このまま我々日本人にとって差別が縁遠いものとなる事を祈ります。

お礼日時:2010/02/12 08:29

No1です。

さっそくの「お礼」ありがとうございます。久しぶりに勉強になりました。
琉球との違いですか?にわか勉強で申し訳ないのですが、沖縄は古くから中国との交流も盛んで文字文化もあり、大規模な建造物もあり、14世紀頃には王朝も出来て文化統一がなされていたからではないでしょうか。
それに比較すると基本的に統一王朝なども無く、文字文化も無く、本土やロシアとの交流も無い辺境の地に分散して住んでいた少数民族のアイヌの人たちの文化に対して和人は全く敬意のひとかけらもなかったのでしょうね。
よくは知らないのですが、ロシア北方民族・エスキモー民族・北米インディアン民族などの少数民族に対するロシア人・白人の対応方法と似ているのではないかと考えております。
つたない回答ですみません。当地ではいまだにアイヌの人たちに対する蔑視的・差別的な発言をする輩も残っているような実態ではあります。
ご質問者様、まだお若いとお見受けいたしました、これを機会に是非アイヌ文化の負の部分の歴史にも焦点を当てて考察されることをお祈りいたします。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。

なるほど、確かに国家という組織体は民族に対する結束を産みますからね。文化にせよ民族にせよ、琉球とは違って脆弱だったんでしょうね。
そこは確かにインディアンと似ているような気がします。

国家を持たなかった民族が後に国家を持つことが出来るようになった事例はないものでしょうかね。

お礼日時:2010/02/12 08:17

全くの素人ですが北海道生まれです。


インディアンの人たちとアメリカ開拓の歴史の関係と同じです。
アイヌの人たちが住んでいた北海道は和人によって占領され、搾取・差別されてきたのですよ。「土人保護法」により和人に同化するよう強制されてきた歴史がついこの間まで続いていました。「先住民である」と認められてからまだ20年とたっていないのではないでしょうか。
一度「アイヌ人 差別」「旧土人保護法」などを検索・勉強ください。

この回答への補足

では、質問文における主要な点として、琉球との違いはどこにあったのでしょうか?
沖縄も条件は同じだと思うんですが。

補足日時:2010/02/06 07:43
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。

お礼日時:2010/02/06 07:45

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