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 日本語を勉強中の中国人です。文章力をつけたいので、作文の練習をしています。今日、私が2006年に書いた作文を見つけました。自然な日本語に添削していただけないでしょうか。よろしくお願いいたします。

   中国人が見る日本語の「ですます調」

 日本人の友人に次のような質問をされたことがある。中国の人はなぜ「ですます調」で話してばかりいるのか、という質問だった。友人の話では、日本の住まいの近くに、とても仲が良い同年代の中国人がいるそうだ。お互いに子どもがいる女性なので、共通の話題も多く、よく一緒に散歩したり、食事したり、買い物したりして、とても仲が良いと言っていた。ただし、友人が不思議に感じたのは、もう何年もの付き合いだったが、向こうは「ですます調」抜きの調子でしゃべってくれたことがない。

 「ですます調」は丁寧、礼儀正しいというイメージを与える一方で、疎遠な間柄も感じさせるかもしれない。しかし、私はその中国人は私の友人と仲良くになりたくないわけではないと思う。たぶん、日本語を勉強した時に、「ですます調」の教科書を使っていて、もう「ですます調」に慣れてしまって、なかなか頭から離せないのではと勝手に推測した。

 初対面の時に、ビジネス世界の中で、尊敬するべき相手など、「ですます調」を使うべきであると日本語の教科書で読んだことがある。礼儀正しい印象を与えるためなのか、日本語の教科書の会話もほとんど「ですます調」となっている。先日、日本語を勉強中の友人の日本語の教科書を見てびっくりしたのは、いまの日本語の教科書は単語自体も「ですます調」の形で単語一覧表に掲載されている。たとえば、「行く」という単語は「行く」のまま単語一覧表に列挙されたのではなく、「行きます」のような形となっている。

 私自身も「ですます調」のすごい経験談があった。友人の主人の会社の上司に、休みの日に中国語を教えることと頼まれた。年齢的には、父と同じ年代の人なので、最初の時は、「ですます調」のような話しかたをした。その上司もたしか初対面の時は、私に「ですます調」を使ってくれた。しかし、二回目か三回目から、その上司はすでに全部「ですます調」抜きの口調になった。とても親切な人で、私のほうこそ、日本語、日本のことをいろいろ教えていただいた。たぶんその上司は私と仲良くになりたかったので、「ですます調」抜きの口調をしてくれたのではと思った。私もその上司と仲良くになりたかったので、四回目か五回目からも「ですます調」を省いた。たぶん、そのようなしゃべり方が望ましいだろうとも思った。

 私の友人、私の友人の主人、その上司と一緒に食事をする時に、私とその上司はいつも「ですます調」でしゃべってるので、私の友人はもちろん私たちは中国語の授業に限って、「ですます調」ではなかったことは知らなかった。ある日、偶然に友人にその上司の中国語の上達ぶりについて聞かれた。すると、「とてもまじめに勉強しているよ、友達感覚で話すようになったし」と私は答えた。「友達感覚で話すようになったって?」と友人に聞きなおされたら、『つまり、お互いに「ですます調」抜きのしゃべり方だよ』と私は言った。「へぇ~、本当?」と友人に大笑われた。友人の話では、私は年下なので、その上司は私に「ですます調」のような話し方をしなくても良いそうだ。しかし、私から「ですます調」抜きのしゃべり方をすると、「彼女と思われるよ」と冗談混ざりに言っていた。私はこれを聞いてからとても恥ずかしくなり、そのごの中国語の授業から、また「ですます調」に戻した。その上司は私が「ですます調」を使わなくなった時も、またその言い方に戻した時も、態度はぜんぜん変わっていないのだが、きっと心の中で何かを考えているのだろう。しかし、私はもう恥ずかしくて聞く勇気がない。

 友人の「彼女と思われるよ」なんての話はもちろん冗談なのだが、日本語の「ですます調」抜きのタイミングは難しいと痛感した。私はお互いに友達なら、年上の人に「ですます調」抜きの話し方をしてもいいと思ったから、上のようなみっともない話になった。その考え方は間違えたかもしれない。

 面白いことに、電話の中では、普段会った時に、「ですます」抜きで話してくれた日本の人は私に「ですます調」を使うようになった人もいる。たぶん、電話は距離感を感じさせるもので、やはりもっと礼儀正しい話しかたをしたほうが落ち着けるのだろうか。

 中国語の場合は、親しい人と敬意を払うべき相手によって、言い回しをほとんど変えないので、日本の人の頭の構造はすごいなといつも思っている。日本の人は言葉に出る前に、「ですます調」を使うかどうか、まず頭で判断しているようだ。

A 回答 (4件)

1、


> 日本人の友人に次のような質問をされたことがある。中国の人はなぜ「ですます調」で話してばかりいるのか、という質問だった。
→ 日本人の友人に次のような質問をされたことがある。中国の人はなぜ「ですます調」【ばかりで】話して【】いるのか、【と。】

a.
原文のままでも十分意味は通じますが、
「ですます調で話して」ばかりいるのか。
よりも、
「ですます調ばかりで」話しているのか。
と続けたほうが本意が伝わりやすいでしょう。
 
b.
冒頭で「次のような質問をされたことがある」と述べていますから、
「という質問だった。」と重複させずに、
「と。」だけにしたほうがスマートです。

2、
>友人の話では、日本の住まいの近くに、とても仲が良い同年代の中国人がいるそうだ。
→添削無し。

3、
>お互いに子どもがいる女性なので、共通の話題も多く、よく一緒に散歩したり、食事したり、買い物したりして、とても仲が良いと言っていた。
→お互いに子ども【を持つ母親】なので、共通の話題も多く、よく一緒に散歩したり、食事したり、買い物したりして、とても仲が良いと言っていた。
:原文のままでも特に問題はありませんが、添削例のようにするとより自然になるでしょう。

4、
>ただし、友人が不思議に感じたのは、もう何年もの付き合いだったが、向こうは「ですます調」抜きの調子でしゃべってくれたことがない。
→【ただ】、友人が不思議に感じたのは、もう何年もの付き合いだったが、向こうは「ですます調」【以外】でしゃべってくれたことがない【、ということだった】。

a.「ただし」は「例外」を示しですが、少し強すぎる表現です。
このシチュエーションでは「注釈」程度に留めて、「ただ」とするほうが適切でしょう。
http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn/119700/m1u/% …
http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn/119616/m1u/% …

b.
『「ですます調」抜きの調子』は、シンプルに、
『「ですます調」以外で』とするほうが良いでしょう。

c.
「不思議に感じたのは」を受ける箇所が必要です。
「(しゃべってくれたことがない)、ということだった。」
または、
「(しゃべってくれたことがない)、ということです。」
のように受けることによって文として成立します。
「不思議に感じたこと=~ということ」という構図です。

5、
> 「ですます調」は丁寧、礼儀正しいというイメージを与える一方で、疎遠な間柄も感じさせるかもしれない。
→ 「ですます調」は丁寧、礼儀正しいというイメージを与える一方で、【他人行儀】な間柄も感じさせるかもしれない。

原文どおりでも悪くはありませんが、「他人行儀」という言葉がぴったり当てはまる場面です。

6、
>しかし、私はその中国人は私の友人と仲良くになりたくないわけではないと思う。たぶん、日本語を勉強した時に、「ですます調」の教科書を使っていて、もう「ですます調」に慣れてしまって、なかなか頭から離せないのではと勝手に推測した。
→添削無し。

7、
> 初対面の時に、ビジネス世界の中で、尊敬するべき相手など、「ですます調」を使うべきであると日本語の教科書で読んだことがある。
→ 初対面の時に、【ビジネス社会で敬意を表すべき相手などには】、「ですます調」を使うべきであると日本語の教科書で読んだことがある。

a.
「尊敬」よりも「敬意」のほうが適切かもしれません。

b.
「相手などには」「相手などに対しては」などのようにするのが良いでしょう。
「相手など」のような表現が可能な例をあげます。
(ex)
・ビジネス社会においては、社長(や取引先)など、「ですます調」で話さなければならない相手は多い。

8、
>礼儀正しい印象を与えるためなのか、日本語の教科書の会話もほとんど「ですます調」となっている。先日、日本語を勉強中の友人の日本語の教科書を見てびっくりしたのは、いまの日本語の教科書は単語自体も「ですます調」の形で単語一覧表に掲載されている。
→添削無し

9、
>たとえば、「行く」という単語は「行く」のまま単語一覧表に列挙されたのではなく、「行きます」のような形となっている。
→たとえば、「行く」という単語は「行く」のまま単語一覧表に【列挙されている】のではなく、「行きます」のような形となっている。

「単語一覧表に列挙」という状態が継続中なので「~ている」のほうが自然です。

10、
> 私自身も「ですます調」のすごい経験談があった。
→私自身【にも】「ですます調」のすごい【体験談】が【ある】。

a.
「も」の場合は、
『私自身も「ですます調」のすごい経験談【を持っている】。』
のようにする必要があります。
「ある」や「あった」の場合は、
「にも」という[場所(所属)の比較を示す語]を使うと良いでしょう。

b.
「経験」よりも「体験」のほうが良いでしょう。

c.
「体験談」は今も継続的に持っているものですから、「ある」とするのが自然です。
「すごい体験をしたことがあった」
などのような場合は可です。

d.
『「ですます調」の』『すごい』
という箇所を温存して添削しましたが、
『私自身にも、「ですます調」に関しては、あまり思い出したくない体験をしたことがある。』
などがベターな表現と思います。

11、
>友人の主人の会社の上司に、休みの日に中国語を教えることと頼まれた。
→【あるとき、】友人の【ご】主人の【】上司に、休みの日に中国語を【教えてくれるよう】頼まれた。

a.
体験談の切り口として「あるとき」「ある日」などとすると座りが良くなります。

b.
「ご主人」と敬語にする所です。

c.
「の」が多用されていることもありますし、「会社の」は不要でしょう。
「上司」だけで意味は通じます。

d.
「中国語を教えることと頼まれた」という表現はできません。
「中国語を教えることを頼まれた」でも良いのですが、
「中国語を教えてくれるよう(に)頼まれた」が自然です。

12、
>年齢的には、父と同じ年代の人なので、最初の時は、「ですます調」のような話しかたをした。その上司もたしか初対面の時は、私に「ですます調」を使ってくれた。
→添削無し。

13、
>しかし、二回目か三回目から、その上司はすでに全部「ですます調」抜きの口調になった。
→しかし、二回目か三回目【ぐらい】から【もう】、その上司は【】全部「ですます調」抜きの【話し方】になった。

a.
はっきりしない場合は、「ぐらい」を付けると自然になります。
ただし、「何回目からか」という回数を明確にする必要がある場合は別です。
その場合は、原文どおりで問題ありませんが、このシチュエーションにおいては、仮に(「二回目か三回目だった」と)はっきり記憶していても、「ぐらい」と暈して表現するほうが「早い時期に」という本意が上手に表現できます。

b.
「すでに」は「もう」のほうが適切です。
また、その位置は添削例のようにするのが自然です。
「二回目か三回目ぐらい(という早い時期)からもう~」
というニュアンスになります。

「すでに」でも良いのですが、その場合は文末を完了形にして、
『二回目か三回目【で】、その上司はすでに全部「ですます調」抜きの口調に【なっていた】。』
のようにすれば自然になるでしょう。

14、
>とても親切な人で、私のほうこそ、日本語、日本のことをいろいろ教えていただいた。
→とても親切な人で、【却って】私のほう【が】、【日本語や】日本のことをいろいろ教えていただいた。

a.
「私のほうこそ~教わった」であれば自然です。

b.
2つだけの場合は「や」で繋ぐほうが良いでしょう。

15、
>たぶんその上司は私と仲良くになりたかったので、「ですます調」抜きの口調をしてくれたのではと思った。
→たぶんその上司は私と仲良く【】なりたかったので、「ですます調」抜きの【話し方】をして【くれるのだ】と思った。

a.
「仲良しになりたかったので」
であれば問題はありません。
しかし、シチュエーションからすると「仲良くなりたかった」のほうが妥当でしょう。

b.
「口調」は「話し方から感じる印象」というニュアンスです。
13の場合は、「フランクな印象」というニュアンスで受け止めることもできますが、
ここの場合は、「ですます」という表現を使わなくなった、という意味に近いので「話し方」としたほうが良いでしょう。

16、
>私もその上司と仲良くになりたかったので、四回目か五回目からも「ですます調」を省いた。たぶん、そのようなしゃべり方が望ましいだろうとも思った。
→私もその上司と仲良く【】なりたかったので、四回目か五回目【からは】「ですます調」を【使わないようにした】。【】そのような【話し方】【のほう】が望ましい【の】だろうとも思った。

a.
3回目ぐらいまでは使っていたが、四回目か五回目ぐらいからは使わなくなった。
という意味でしょうから、「からは」とします。

b.
「省く」でも意味は通じますが、「ですます調」という【形態】について述べている箇所なので、「使わないようにした」とするほうが自然でしょう。

c.
「しゃべりかた」という表現は、相当砕けた表現です。
悪い表現ではありませんが、この作文全体から見ると、前後の関連性から違和感を与えます。

d.
「話し方(しゃべり方)が」でも間違いではありませんが、
「ですます調」を使った話し方とそうでない話し方を比較するニュアンスで、
「話し方のほうが」とするのが自然です。

e.
「望ましいだろうとも思った」の「も」は不要です。
示されるべき「類似した他の要素が存在していない」からです。

また、「望ましいのだろうと思った」と、「の」があったほうが自然な表現になります。
「望ましい【という理屈がある】のだろう」
「望ましい【ということになる】のだろう」
といったニュアンスです。

f.
「たぶん、そのような話し方のほうが望ましい(の)だろう」であれば文としては間違いにはなりません。
ただ、このシチュエーションでは、
「そのような話し方のほうが望ましいのだろうと思った」
のほうが自然です。

17、
> 私の友人、私の友人の主人、その上司と一緒に食事をする時に、私とその上司はいつも「ですます調」でしゃべってるので、私の友人はもちろん私たちは中国語の授業に限って、「ですます調」ではなかったことは知らなかった。
→添削無し
「主人→ご主人」「しゃべってる→話している」は既出。

18、
>ある日、偶然に友人にその上司の中国語の上達ぶりについて聞かれた。
→ある日、【】友人にその上司の中国語の上達ぶりについて聞かれた。

「上司が中国語を勉強していること」を友人が全く知らなかったわけではないので、
「友人にその上司の中国語の上達ぶりについて聞かれた」のは偶然とは言えません。
http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn/52279/m1u/%E …
「何の脈絡もなく突然聞かれた」という意図であれば、「ある日」という言葉だけでもその役割は果たされています。

19、
>すると、「とてもまじめに勉強しているよ、友達感覚で話すようになったし」と私は答えた。「友達感覚で話すようになったって?」と友人に聞きなおされたら、『つまり、お互いに「ですます調」抜きのしゃべり方だよ』と私は言った。「へぇ~、本当?」と友人に大笑われた。
→すると、「とてもまじめに勉強しているよ、友達感覚で話すようになったし」と私は答えた。「友達感覚で話すようになったって?」と友人に聞きなおされた【ので】、『つまり、お互いに「ですます調」抜きのしゃべり方だよ』と私は言った。「へぇ~、本当?」と友人に【大笑いされた】。

a.
「聞き直されたら」は仮定形です。
「聞き直されたために」という意味ですから、「因果関係」を表す「ので」を使うのが良いでしょう。

b.
「大笑われた」とは言いません。

「大笑いされた」
「大笑[たいしょう]された」
「大いに笑われた」
などが自然です。

20、
>友人の話では、私は年下なので、その上司は私に「ですます調」のような話し方をしなくても良いそうだ。しかし、私から「ですます調」抜きのしゃべり方をすると、「彼女と思われるよ」と冗談混ざりに言っていた。私はこれを聞いてからとても恥ずかしくなり、そのごの中国語の授業から、また「ですます調」に戻した。
→友人の話では、私は年下なので、その上司は私に「ですます調」のような話し方をしなくても良いそうだ。しかし、私から「ですます調」抜きのしゃべり方をすると、「彼女と思われるよ」と【冗談まじり】に言っていた。私はこれを聞いて【】とても恥ずかしくなり、そのごの中国語の授業から、また「ですます調」に戻した。

a.
「冗談まじり」と表現します。

b.
「聞いたことが原因で恥ずかしくなった」という意味なので、
「聞いて」とするのが自然です。

「聞いてから恥ずかしくなった」という構文になっているために不自然な表現になっています。
『恥ずかしくなったので、私はこれを聞いてから、また「ですます調」に戻した』
という文であれば問題はありません。

21、
>その上司は私が「ですます調」を使わなくなった時も、またその言い方に戻した時も、態度はぜんぜん変わっていないのだが、きっと心の中で何かを考えているのだろう。しかし、私はもう恥ずかしくて聞く勇気がない。
→その上司は私が「ですます調」を使わなくなった時も、またその言い方に戻した時も、態度はぜんぜん【変わらなかった】のだが、きっと【心の中では】何かを【感じていた】のだろう。しかし、私は【】恥ずかしくて【もう】聞く勇気が【なかった】。

a.
当時の事実を回想する形で、「変わらなかったのだが」とする必要があります。

b.
「表面は気にしていないように見えたが」という文脈に続くので、
「それとは逆に」というニュアンスで「心の中で【は】」と表現するのが自然です。

c.
「考えていた」よりも「感じていた」のほうが、このシチュエーションには適合しているでしょう。

d.
「(勇気が)なかった」と過去時制にする必要があります。

e.
「もう」は「聞く勇気がなかった」にかかるので続けて書いたほうがすっきりします。

22、
> 友人の「彼女と思われるよ」なんての話はもちろん冗談なのだが、日本語の「ですます調」抜きのタイミングは難しいと痛感した。私はお互いに友達なら、年上の人に「ですます調」抜きの話し方をしてもいいと思ったから、上のようなみっともない話になった。その考え方は間違えたかもしれない。
→ 友人の「彼女と思われるよ」なんて【いう】話はもちろん冗談なのだが、日本語の「ですます調」【無し】のタイミングは難しいと痛感した。私はお互いに友達なら、【年上の人であっても】「ですます調」【無し】の話し方をしてもいいと【思ってしまったので】、上のようなみっともない話になった。その考え方は【どうやら】【間違いらしい】。

a.
「なんての話」という表現はできません。
「なんていう話」「という話」「などという話」などとなります。

b.
「抜き」でも悪くはないかもしれませんが、他の「である調」など別の話し方をすることになるので、「無し」のほうがいいような気がします。

c.
「お互いに友達【なら】、年上の人【であっても】」をひとつのまとまりとして捉えるのが良いでしょう。
(ex)
・品質が良いなら、高くても買うつもりだ。

d.
このシチュエーションで「思った【から】」という表現は適当とは言えません。
http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn/151934/m1u/% …に、
「ので」は因果関係が客観的事実に基づいているような場合に用いられるのに対し、「から」は、推量・禁止・命令・質問など、話し手の主観に基づくような場合に用いられる。

と記されています。

『年上の人に「ですます調」抜きの話し方をしてもいいと思った』(原因)
ことと、
『上のようなみっともない話になった』(結果)
ことは、
「客観的事実に基づく因果関係」ということができます。

「思ったので」とするのが自然です。
「思ってしまったので」とすると、
「失敗だったというニュアンス」が出るのでベターです。

e.
このシチュエーションとは無関係ですが、「私は考え方を間違えたかもしれない」という表現はよく使われます。

ここでは、「その考え方」を主題にする必要があるので、
「その考え方」はどういう状況にあるのか?
どんな態様なのか?
について述べることになります。
「間違いらしい」「間違っていたようだ」のようにすると良いでしょう。
「どうやら」を付加すると、「確信に近い推測」のニュアンスになります。

23、
> 面白いことに、電話の中では、普段会った時に、「ですます」抜きで話してくれた日本の人は私に「ですます調」を使うようになった人もいる。
→ 面白いことに、【普段会う時には】私に「ですます」抜きで【話す】日本の人【が】、【電話では】「ですます調」を【使うようになることがある】。

a.
「~するときには~」という条件文と同じで「会う時」と、現在形を使うのが良いでしょう。
さらに、
http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn/148057/m1u/% …の、
(1)時・場所・対象、比較の基準など、格助詞「に」で示されるものに、特にとりたてる気持ちを表す係助詞「は」の意味が加えられる。

という「には」を使って、
「普段会う時には」とすると、もっと自然になります。

b.
「くれた(くれる)」は主格に受益が生じる場合の表現です。
『「ですます」抜きで話すこと』は特に受益とは言えませんから、「話してくれた」という表現は不自然になります。
「話す」だけで十分です。

c.
「電話の中」は不自然です。
「電話」だけで十分です。

d.
「日本の人」
「使うようになった人」
と焦点が定まっていません。

このシチュエーションにおける
「使うようになった人もいる」
は、
「使うようになることがある」
と捉えることもできるでしょう。

e.
a~d を土台にして添削例のように配置を少し変更すると読みやすくなるでしょう。

24、
>たぶん、電話は距離感を感じさせるもので、やはりもっと礼儀正しい話しかたをしたほうが落ち着けるのだろうか。
→たぶん、電話は距離感を感じさせるもの【なの】で、【】【普段より】礼儀正しい話しかたをしたほうが【落ち着くのかもしれない】。

a.
「感じさせるもので」でも悪くはありませんが、理由を示す意味を持たせて、
「感じさせるもの【なので】」とするのも良いでしょう。

b.
「やはり」はあっても良いのですが、無いほうがわかりやすい文になるでしょう。
そうすると、「たぶん」を、
「電話は距離感を感じさせるもの」
「落ち着く」
の両方に掛けさせることができ、すっきりするでしょう。
このへんは趣味の問題になるかもしれませんが・・・。

c.
「もっと」は「その上、さらに」という意味です。
「ですます」抜きで話すことが「礼儀正しい話し方」とは言えませんから、「もっと礼儀正しい話し方をしたほうが」という表現は不自然になります。
直接会う時とは違って、という意味で先にお遣いになった、
「普段」という言葉を適用すると良いでしょう。

d.
「たぶん」を受けるために、
「落ち着くのかもしれない」「落ち着くのだろう」と締めくくります。

25、
> 中国語の場合は、親しい人と敬意を払うべき相手によって、言い回しをほとんど変えないので、日本の人の頭の構造はすごいなといつも思っている。日本の人は言葉に出る前に、「ですます調」を使うかどうか、まず頭で判断しているようだ。
→ 添削無し。
  

この回答への補足

1.
>私自身【にも】「ですます調」のすごい【体験談】が【ある】。
「ある」や「あった」の場合は、
「にも」という[場所(所属)の比較を示す語]を使うと良いでしょう。

 「場所(所属)の比較を示す語」の「比較」という意味はどこにあるのでしょうか。

2.
>友人の「彼女と思われるよ」なんて【いう】話はもちろん冗談なのだが、日本語の「ですます調」【無し】のタイミングは難しいと痛感した。私はお互いに友達なら、【年上の人であっても】「ですます調」【無し】の話し方をしてもいいと【思ってしまったので】、上のようなみっともない話になった。その考え方は【どうやら】【間違いらしい】。

 「年上の人に対して」なので、「年上の人」の後ろに「に」が必要のような気がします。しかし、「年上の人にであっても」は自然でしょうか。

3.
>直接会う時とは違って、という意味で先にお遣いになった、
「普段」という言葉を適用すると良いでしょう。

 「お遣いになった」は何と読むでしょうか。どういう意味でしょうか。

補足日時:2010/02/23 14:59
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この回答へのお礼

 とても長い作文なのですが、ご丁寧に添削していただき誠にありがとうございます。添削箇所を一つ一つご親切に説明してくださり、大変助かりました。とてもわかりやすいです。これは四年前に書いた文章です。最近の作文と比べて、日本語の成長が見えるでしょうか。まだすっきりしていないところがありますが、ご教授をよろしくお願い申し上げます。

お礼日時:2010/02/23 15:11

#2です。



1.
>私自身【にも】「ですます調」のすごい【体験談】が【ある】。
「ある」や「あった」の場合は、
「にも」という[場所(所属)の比較を示す語]を使うと良いでしょう。

 「場所(所属)の比較を示す語」の「比較」という意味はどこにあるのでしょうか。

申し訳ありません。
「比較」は私の勘違いです。
『類似を示す「も」に、場所(所属)を示す「に」を加えた「にも」をお遣いになるのが良いでしょう。』
のように訂正します。

2.
>友人の「彼女と思われるよ」なんて【いう】話はもちろん冗談なのだが、日本語の「ですます調」【無し】のタイミングは難しいと痛感した。私はお互いに友達なら、【年上の人であっても】「ですます調」【無し】の話し方をしてもいいと【思ってしまったので】、上のようなみっともない話になった。その考え方は【どうやら】【間違いらしい】。

 「年上の人に対して」なので、「年上の人」の後ろに「に」が必要のような気がします。しかし、「年上の人にであっても」は自然でしょうか。

ご尤もな疑問だと思います。
「年上の人であっても」は、「(相手が)年上の人であっても」の()内が省略された表現なので問題はありません。
「年上の人にであっても」も、自然な表現になります。

「私はお互いに友達なら、年上の人であっても「ですます調」無しの話し方をしてもいいと思ってしまったので、~」
「私はお互いに友達なら、年上の人にであっても「ですます調」無しの話し方をしてもいいと思ってしまったので、~」

どちらも自然な表現ですが「簡潔度」では前者が、「丁寧度」では後者が勝っているでしょう。
前後の文脈から、「年上の人に対して」についての文であることは明らかなので私は簡潔度を優先したわけです。

3.
>直接会う時とは違って、という意味で先にお遣いになった、
「普段」という言葉を適用すると良いでしょう。

 「お遣いになった」は何と読むでしょうか。どういう意味でしょうか。

「つかい」と読みます。「使い」と殆ど同じですが、
「言葉遣い」という熟語があるので、私は、そのときの気分でこの字を用いることがあります。
http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn/70164/m1u/%E …
文法的に正しいのかどうかは不明です。^^

1mizuumi さんは、だんだん上手になってきていますよ。
私は極力、不自然な表現に留意して添削していますが、#1さんのような流麗な表現も大いに参考になさると、もっと上手になるでしょう。
 
 
 
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この回答へのお礼

 ご親切に回答していただき誠にありがとうございます。よくわかりました。温かい言葉は励みになります。精一杯頑張りますp(^-^)q。本当にありがとうございました。

お礼日時:2010/02/23 22:35

#2です。



お約束の訂正です。

10、
d.
×『私自身にも、「ですます調」に関しては、あまり思い出したくない体験をしたことがある。』
などがベターな表現と思います。

○『私自身にも、「ですます調」に関しては、あまり思い出したくない体験がある。』
などがベターな表現と思います。

○『私自身も、「ですます調」に関しては、あまり思い出したくない体験をしたことがある。』
などがベターな表現と思います。
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この回答へのお礼

 お気遣いありがとうございます。よくわかりました。本当にありがとうございました。

お礼日時:2010/02/23 15:14

・全体として,とてもよく書けていると思います。


・登場人物が多いので,わかりにくいところがあります。日本人の友人を「Aさん」などと書く方法もあります。
・「です・ます調」と「・」を入れるんじゃないかと思いますが,あなたが習った教科書で「ですます調」と書かれていたのなら,これでいいです。以下ではここは手を入れません。

 日本人の友人に次のような質問をされたことがある。中国人はなぜ「ですます調」でばかり話すのか、と。友人の話では、彼女の家の近くに同年代の中国人の女性が住んでいるそうだ。お互いに子どもがいるので共通の話題も多く、よく一緒に散歩や食事や買い物をしたりして、とても仲がいいらしい。彼女は、その中国女性が,もう何年もの付き合いなのに「ですます調」でしかしゃべってくれないことを,不思議に思ったようだ。

 「ですます調」は丁寧、礼儀正しいというイメージを与える一方で、疎遠な間柄も感じさせるかもしれない。しかし、私はその中国女性は彼女と仲良くしたくないわけではないと思う。たぶん、日本語を勉強した時に「ですます調」の教科書を使ったので,それに慣れてしまって頭を切り替えられないのだろうと,私は勝手に推測している。

 日本語の教科書には,初対面の相手や尊敬するべき相手にたいして、あるいはビジネスの世界では、「ですます調」を使うべきであると書いてある。会話の例文もほとんど「ですます調」となっている。先日、いま日本語を勉強中の人の教科書を見てびっくりしたのは、最近の教科書は単語自体も「ですます調」で単語一覧表に掲載されていたことだ。たとえば、「行く」は「行きます」となっていた。

 私自身も「ですます調」では苦い経験がある。冒頭にのべた友人(※この友人は最初の人と同一人物ですか?)の夫の上司に、休日に中国語を教えてほしい頼まれたときのことだ。その上司は,私の父と同年代の人なので、最初のうちは「ですます調」で話した。その人もたしか初対面の時は、私に「ですます調」を使ってくれたが,二回目か三回目からは「ですます調」を使わなくなった。とても親切な人で、私のほうこそ、日本語や日本のことをいろいろ教わることが多かった。私は,たぶんその人は私と仲良くなりたかったので,「ですます調」を省いたのだろうと思った。私もその人と仲良くなりたかったので、四回目か五回目からは省いた。そちらのほうが望ましいと思っていた。

 私とその人は,友人やその夫と一緒に会食する時には、おたがいに「ですます調」でしゃべっている。そのため、友人は,私とその人が中国語の授業では「ですます調」を省いていたことは全然知らなかった。ある日、友人からその人の中国語の上達ぶりについて聞かれたので,「とてもまじめに勉強しているよ。友達感覚で話すようになったし」と私は答えた。「友達感覚で話すようになったって?」と友人が聞きなおしたので,「つまり、お互いに<ですます調>抜きだよ」(※<>は「」が二重になるのを避けるため)と私は言った。友人は,「へぇ~、本当?」と大笑いした。友人の説明によると、その人は年下の私に対して「ですます調」を使わなくてもいい。しかし,私がそうすれば「彼女と思われるよ」と冗談混じりに言った。私はこれを聞いてとても恥ずかしくなり、その後の中国語の授業では「ですます調」に戻した。その人は私が「ですます調」を使わなくなった時も、またその言い方に戻した時も、態度はぜんぜん変わらなかったが、きっと気づいているだろう。しかし、その人の心中について聞く勇気は私にはない。

 友人の「彼女と思われる」はもちろん冗談だが、「ですます調」をやめるタイミングは難しいと痛感した。私は,お互いに友達なら年上の人に対しても「ですます調」抜きの話し方をしてもいいと誤解したために,失敗したのだった。

 面白いことに、普段会った時には「ですます」抜きで話してくれる日本人でも,電話では私に「ですます調」を使う人もいる。たぶん、電話は距離を感じさせるので、やはり言葉もそれにあわせて礼儀正しいほうが落ち着けるのだろうか。

 中国語では、親しい人でも敬意を払うべき相手でも、言い回しをほとんど変えない。それにくらべると、日本人の頭の構造はすごいなといつも思っている。日本人は言葉を口に出す前に、「ですます調」を使うかどうかを即座に判断しているようだ。

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いままで何回がお答えした記憶がありますが,あなたは女性だったのですね。この文章を読んではじめて知りました 笑。べつに,男性っぽい荒い言葉遣いだといいたいのではありません。考えなかっただけです。
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この回答へのお礼

 ご親切に添削していただきありがとうございます。いろいろな言い回しを習得しました。大変参考になりました。私の文章はいつも男性の文章だと言われています(><)。とても硬いでしょうね。女性なりの柔らかい言葉ができるように精一杯頑張ります。本当にありがとうございました。

お礼日時:2010/02/23 14:15

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