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カント好きの皆さんは
スピノザとニーチェについて
どういった感想をお持ちですか?

私はスピノザ、ニーチェ好きですが
カントについて入門書程度の知識を持っています。

そして、私はカント倫理学が好きではありません。
極めて厳格に人間を拘束しているように思います。

しかし
スピノザ、ニーチェ好きの私は
たまに他人の心を理解できなくなった時に
カントに惹かれたりもします。

このジレンマが
どうにも解消できない故に
未だにカントに対して未練がある部分もあります。

皆さまの率直なご意見をお聞かせください。

ちなみに
キルケゴール、ハイデガーは嫌いです。
実存の三段階説並びに
本来的、非本来的な実存の在り方といった序列が
気に食わないからです。

A 回答 (1件)

「歴史的意味においてでないかぎり哲学を学ぶということはできない。

かえって理性に関しては、哲学的思索をすることを学び得るばかりである」
「え?なんだって、カントくん」
「歴史的意味においてでないかぎり哲学を学ぶということはできない、って言ったんだよ、キルケゴールくん。きみには難しすぎたかな?」
「いつもながら、きみは上から目線だね。それくらい僕にも分かるよ。きみは天上の音楽も理解できないくせに」
「ま、人間は、努力する限り、迷うものだからね」
「え?いまの、だれ?」
「わしだよ、ギョエテと申すワイマールのちょっとした文学者だ。ま、卑下してこう言うのだがね」
「ああ、知ってるよ。三十代の恋は浮気である、とか訳知り顔で書いていたな。詩集まで出して」
「きみは?」
「スピノザと申します。うちは代々ユダヤ教の厳格な家庭でね。そういううわっ付いたものいいには吐き気が出るたちなので」
「わしは、実際きみたちが好かん。ユーデンガッセのあの汚らしい地区を思い出してしまうのでね。」
「そう言うのはご自由」
きみもユダヤ人なら所有欲のかたまりだったりするのじゃないかね。名誉欲もちょっとポケットに入れたりしてね。あははは」
「あなたの前だが、ぼくはファルツ侯からハイデルベルク大学の教授にと招聘されたときも、自分の思想を汚すまいと拒否した人間だよ。三十代の恋は浮気であるなどとたわけたことを言いまわっているあなたと一緒にしてほしくはない」
「なら、聞こう。三十代の女を浮気ごころで所有するのはそんなに悪かね?」
「人間の生活の美徳はだね、一人が所有したらその他の人々が失うような物の所有ではないですよ。そんなのはあり得ない。むしろ、美徳は全員が同等に所有できる物のほうにある。そこでは一人の富はその隣人の富をも促進する方向で働くのだ」
「みなさん、入り口の方に注目あれ、カール・マルクスくんが遅れてやっとご到着ですよ。雪の中をあんあにコートを濡らして」
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