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天然のべっこう簪が2つに割れてしまいました。
修理は可能でしょうか?
修理を請け負ってくれる専門業者さんはいるのでしょうか?

A 回答 (3件)

こんにちは



個人の宝石店に相談してみてください
業者さん(加工の方)がいれば治せます、修理に出す形になりますけど
見積もりをもらうようにしてくださいね
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この回答へのお礼

yuyuyunnさん、ご回答ありがとうございます。
割れた部分を修正剤などを使ってくっつけることになるのでしょうか?
修理の方法について少し教えていただけたらありがたいです。

お礼日時:2010/03/25 12:59

#1です



化学の物ではつきません
熱を加えて付けていくんですが
専門の業者さんでないと出来ません

私どもでも出来ないですよ
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>『べっこう』


>天然のべっこう簪が2つに割れてしまいました。
>修理は可能でしょうか?
>修理を請け負ってくれる専門業者さんはいるのでしょうか?

こんにちは.
現在では非常に貴重な鼈甲(べっこう)細工の簪(かんざし)をお持ちなのですね.
一般の宝石屋さんでは技術的な面から,まず修理は不可能と想われます.

「熱と水の芸術」と言われるほど,
鼈甲細工でもカンザシは熟練を要する職人技を必要とするからです.
それを修復するにはそれ相応の技術を持った職人がいるかが問題なのです.

話題が変わりますが,鼈甲の原材料は,
ウミガメである『タイマイ:鼈甲(べっこう)亀』なのですが
その生息域は,インドネシアなど熱帯海域のサンゴ礁なのです.
そのような訳で昔から国内では入手が難しかったので,
鼈甲の入手は昔から輸入に頼っていた次第です.

長崎港は昔からその鼈甲の輸入窓口であったので,
鼈甲細工が長崎市内で発達し発展につながったのです.
そのような理由から現存する鼈甲細工の繊細な技術を擁する鼈甲細工屋さんは,
長崎市内の専門店に限られていると言っても過言ではありません.

ところが世界的な野生動物保護の認識の高まりと絡み,
『絶滅の恐れのある野生動物の種の国際取引に関する条約』,
いわゆる『ワシントン条約』で鼈甲も国際取引が禁止されるに至り,
日本では1993年から完全に輸入する事ができなくなっています.

残念な事に国内では各お店の在庫が切れた時点で,
その「芸術とも言える鼈甲細工技術が消え去ろうとする」のが現状です.

反面,以上の理由から「鼈甲細工の貴重性は高まる」一方です.
ぜひ修理をされ保存に努めるべきと信じます.

カンザシ修理については,
私が長崎に住んでいた当時,知人が職人として勤めていた
長崎でも古い歴史を持つ『江崎べつ甲店』をお勧めします.
宮内省御用達の看板もある由緒あるお店です.

電話で問い合わせてみました.
友人は既に退職していたが,女性が電話口に出られました.
話題を要約すると,
「カンザシを傷まないように梱包し,お店宛にお送りください」
「実物を職人に見てもらい,その上で修理が可能かほ判断できない」
「費用もその時点でなければお答えできません」
「ご本人さまから直接お電話頂ければ詳細をご説明申し上げます」
このような内容でした.

ちなみに鼈甲の接着は,
鼈甲に含まれる『膠=にかわ』を利用しています.
(注)膠とは動物起源の接着剤です.
簡単に言うと,接合する鼈甲に熱を加えることで,相互の膠が接着します.
これが非常に難しい,
微妙な調整を必要とする鼈甲細工技術の1つでもあるのです.

なお下記アドレスを開かれると,鼈甲の取り扱い方法や,
製作過程の説明もありますので,ぜひ参照してください.

江崎べっ甲店
長崎市魚の町7-13
tel 095-821-0328 fax 095-827-1178
年中無休
http://www.ezaki-bekko-ten.co.jp

参考になれば幸いです.
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この回答へのお礼

tibikotan様
大変詳細かつご親切な回答をありがとうございます。
さっそく後紹介のお店にメールを送りました。
きっと、上手くいくのではないかと期待しています。
それにしても、tibikotan様のような方がいらっしゃっると大変助かります。
本当に心から感謝いたします!

お礼日時:2010/03/25 17:15

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