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武道は、なぜ魅力的なのでしょうか? 武道は良い物だと思っている人がいる一方で、武道を喧嘩の練習とか、乱暴者の集まりだとか思われているのも事実。 実際、武道の起源は暴力です。暴力が戦争の中で技へと発展し、さらに術と呼ばれる様になり、近年に心の扱いが加わり、現代の武道へと昇華したわけですが、暴力をコントロールするという本質は変わらない物だと私は思っています。 武道を習ったからといって、何に対して強くなれるのだろうか?狂犬や虎に襲われた時に備える事が出来るようになるのでしょうか?自然災害に対して何かが強くなれるのだろうか?人付き合いや、社交場のメリットがあるとするならば、暴力で相手の人を脅すのでなければ、別段武道でなくても、効率の良い対人関係改善の方法はいくらでもあるだろう。 こう考えると、やはり、武道とは、暴漢に襲われた時に対応する技術、護身術であると結論すべきなのだろうか。護身術ならば、必要最小限の技術で済むわけですが、武道愛好家はより高度な技術を求めて修行しています。また、おしなべてその様にしたくなるようです。それはなぜでしょうか?武道に関わると、より効率よく人に暴力を振るう方法を探求することに喜びを求めるようになってしまうのでしょうか?
 かくいう私も、護身の意味で始めたボクシングから、各種の武術・武道へ、それはまるで身代を潰してまでガラクタを買い集める収集家のようにのめり込んで来ました。しかし、なぜこの様になってしまったのかを最近考えています。自分の考察では変身願望が強い為?かなと思っているのですがこれだという回答に到達していません。
 そこでアンケートをしたいのですが、 「皆様は、武道にたいしてどの様な考えを持って接し、どの様な魅力を感じ、武道を続けているのですか?」 (便宜上、武道に武術を含みます。)よろしくお願いいたします。

A 回答 (5件)

>武道の追求者はタダの嗜好家なのだろうか? 


続ける動機がないとやめてしまうのでその要素は多少はあるのではないかと思います。追求と嗜好は全く同じということはないです。
>人間的成長が得られると信じられている武道とは幻なのだろうか?
人間(他の生き物も含め)暴力性が根源にありますから、その暴力に対する追求と探求はその『性』(人間性の性)ってなんだろうという追求。そのアプローチは人それぞれなので、成長と考えるかどうかは人によると思います。成長の定義も人それぞれです。 
>私の武道修行における達成感というものは、そんな種類の物だったのだろうか。
達成感というのは出来なかったことが出来たことへの喜びですので、ダイエットでも仕事でも同じだと思います。
 >暴力の技術には人を魅了するか、中毒に陥らせる魅力があると言う事なのだろうか。その魅力とは、生存本能に根ざした人間の原始的な部分から来るのだろうか。
技術への魅了は、他の競技アイススケートやハンマー投げ、野球にも共通すると思います。
完成度の高さに伴う美しさ、心技体の関わるところです。
心身が関わるところに原始的な何かがあるのかもしれません。
ライオンや野生動物をみて何か魅力を感じますし
暴力性といえば何故か戦車や最新兵器などに魅力を感じることもある
この辺りも何か通じるところかなと思うところです。
>武道家に対して女性が男らしいと魅力を感じるなら、それは、やはり、その原始的な部分による物なのだろうか。
原始的なオスとメスの関係からくるところだと思われます。

>とすると、武術として、技術の部分が魅力ということで、武道の道の部分、宗教的道徳を背負った部分は、己の暴力技術を使わないように押さえ込む為の物であって、武の修行としての魅力とはならない。となるのだろうか。
道徳も暴力も同じものでセットではないでしょうか。
人切りと言われた岡田以蔵なども、誰でも斬り殺した訳ではなく斬る対象と斬らない対象の分別をしていたところ、また斬って後悔した逸話などにはある何か道徳的なものがあったのではと思います。
また仮に人斬りに襲われたとき、道徳と暴力はセットで対処するのではないでしょうか。
戦わずに勝つなど。(きれいごとではなく実際にです)
人きりでなくても、生活のなかで起きることに対してもそうです。
世界の名将や賢帝と称される人達には、他国や自国の民との関係も良好です。
戦場に放り込まれても、人への配慮があり、かつ殺されずに敵を倒すというのは
理屈の域を超えていると思います。相手はどんな汚い手段をつかってもいいわけですから。

私は怖くて逃げるとか、構わず皆殺しにするといのはよく分かるのですが・・・(苦笑
やはり追求は終わらないです

この回答への補足

ANo.4様へのお礼とごっちゃになってしまって申し訳ございません。
後半No.5と書かれている所からが、yaclle様へのお礼です。

補足日時:2010/04/28 02:01
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
兵器の数々・・・優秀な兵器と言われる物ほど、私も魅力を間違いなく感じてしまいます。
「戦争はやったことが無い者には魅力的だ」・・・まさしく名言ですね。
男は誰しも戦いで勝ち、英雄になる夢を見る・・・まさにその通り。
スポーツとしてのロマン・・・・これは、私には当てはまらないかも。
私は、変身願望はありますが、スポーツはスポーツとして楽しめます。
ひょっとすると私の勘違いかもしれませんが、私の中の武道とスポーツは明確に何か違うカテゴリにあるような気がします。 大変参考になりました。

No.5
私の疑問点に対する詳細な回答、重ねてありがとうございます。

完成度の高さに伴う美しさ、心技体の関わるところ・・・これは、ひょっとすると、僕の求めている結論に何かグッと近づいた様な気がします。 しかし、同時に出発地点に戻った様な感触も、、、

理屈の域を超えて・・・・・これ。結局これなのか?的な。そこなんですよ。 追求はとても楽しく、謎です。

お礼日時:2010/04/28 01:56

これについては色々な人の考えがあって良いと思いますが、


私の考えはこうです。
「かっこいい」んです。
人を殺すことがかっこいいのか?という疑問を以前、私も持ちました。
武道についてではないですが、以下の部分で疑問に思ったのです。よければお付き合いください。

アサルトライフルのM16やAUGステアーや、
戦闘機のF14トムキャット、F18ホーネット
がどうしてかっこいいのだろうか。人を殺す道具がかっこいいなんてありえない。と。
その一つの答えが「機能美」ということに自分の中では結論付けました。
その機能美の最たる物が「軍艦」なんです。
この「機能美」こそが男が惹きつけられる魅力の一つです。

では次に戦いについてですが、
ある哲学者がこういう名言を残しています。
「戦争はやったことが無い者には魅力的だ」
男は誰しも戦いで勝ち、英雄になる夢を見るのだと思います。(もちろん例外はあり)
自分が負ける前提など用意していません。
自分が正々堂々と、かっこよく勝って、みんなから称賛されたいのです。
その強くなれる、勝てる技術が武道にあるとしたらどうでしょうか?
「自分のやっている武道は最強」と思えばこそ辛くきつい練習に耐えられるのです。
もし自分のやっている武道は最弱で役に立たないと予め言われたら、
誰もやらないでしょう。

つまり、
「人間は誰よりも強くなりたいという願望」
「戦いで勝って英雄になりたい、称賛されたいという功名心」
「野蛮ではなく、技術的にスマートに勝ちたいという機能美」
これらが武道をやらせている魅力だと思います。

北斗の拳を見て触発される人もいれば、
明日のジョーをみて入会するやつもいます。
いずれもあなたの言った通り、弱者から強者になりたいという一つの
変身願望があるのではないでしょうか。

でも実はこれはスポーツにも言えることです。
ある競技で強くなりたいと思い、辛い練習をします。
辛い練習をしたら、その練習成果を人はほしくなりますよね。
それが、進級審査であったり、試合ではないのでしょうか。
柔道や空手、ボクシングがスポーツだと言われる所以がここに凝縮しています。
なぜなら武道では実践は即喧嘩ですが、皆本当の喧嘩は望んでいません。
もちろんそういう輩は昔からいました。自分の剣術が本当に使えるかどうか
試した辻斬りなんかがそうです。
でも現代で、そんなことをする(自ら喧嘩を売る)ような人はいませんよね。
あくまでもスポーツとして強くなることにロマンを求めているのでしょう。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
兵器の数々・・・優秀な兵器と言われる物ほど、私も魅力を間違いなく感じてしまいます。
「戦争はやったことが無い者には魅力的だ」・・・まさしく名言ですね。
男は誰しも戦いで勝ち、英雄になる夢を見る・・・まさにその通り。
スポーツとしてのロマン・・・・これは、私には当てはまらないかも。
私は、変身願望はありますが、スポーツはスポーツとして楽しめます。
ひょっとすると私の勘違いかもしれませんが、私の中の武道とスポーツは明確に何か違うカテゴリにあるような気がします。 大変参考になりました。

お礼日時:2010/04/28 01:48

人によると思いますが、始めるきっかけは強くなりたいとか護身術の人が多いと思います。


でも、長年武道を続けているとそういった気持がなくなっていくことも事実です。
理由としては、稽古から痛みが分かった人は人への優しさ思いやりが芽生えてくるのではないかと
思います。
ここで、拳を武器とする人や人を傷つけて快感を持つ人は暴力そのもだと思います。
でも、武道を稽古していると危険性の察知できるようになり、事前に回避することができるように
なります。
それに、極端かもしれませんが「全てにつながっている」と考えると武道から様々なことが学べる
ことも事実です。
本来、全てから同じことが学べますが、なかなか気付かないのですが、武道からは不思議と気付くことが
できることが、ハマる理由ではないでしょうか。
そこから、様々なことの応用できるますからね。
今は分からなくても、技が決まった喜びから自然と様々なことに気付くから謙虚になり広い視野から
物事を見ることができるのではないかと私は考えます。
仏教で言うと悟りの世界ですかね。
答えなっていないかもしれませんが、今は私はそう考えています。
明確な回答は私も持っていませんから、これ以上の議論は差し控えさせていただきます。
明確な回答を持っている人は皆無だと私は思いますが。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
「全てに繋がっている」・・・・重要なキーワードかもしれませんね。私にもピンときました!
そういえば、護身を求めて武道に手を掛けたのですが、次第に生と死に興味が湧き、武の技に生と死に関する手がかりを求めていった初心?を、今思い出しました。
 もちろん、私の内面的な明確な回答へたどり着ける可能性は低いと思います。 しかし、この試みは非常に有意義な展開になりつつあると感じています。 皆様に感謝いたしております。

お礼日時:2010/04/28 01:39

暴力が起源ですが、暴力がなくなることはありません。


殴る蹴るだけではなくても、社会には情報や言葉などあらゆるものを動員した暴力があると思います。
取り組む目的は人それぞれでケンカの練習である人もいるでしょうし、技術の巧みさ、精神修行の人もいると思います。

私は暴力って何んだろう?強いって何だろう?という疑問があるので続けています。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
 なるほど。なるほど。何だろう?どうなるのだろう?という疑問があるから追求したくなる・・・続ける理由として私にも当てはまる様な気がします。
しかし、同時にしっくりこないもやもやしたものも胸の内に発生します。 武道の追求者はタダの嗜好家なのだろうか? 人間的成長が得られると信じられている武道とは幻なのだろうか? 私の武道修行における達成感というものは、そんな種類の物だったのだろうか。
 暴力の技術には人を魅了するか、中毒に陥らせる魅力があると言う事なのだろうか。その魅力とは、生存本能に根ざした人間の原始的な部分から来るのだろうか。
武道家に対して女性が男らしいと魅力を感じるなら、それは、やはり、その原始的な部分による物なのだろうか。 とすると、武術として、技術の部分が魅力ということで、武道の道の部分、宗教的道徳を背負った部分は、己の暴力技術を使わないように押さえ込む為の物であって、武の修行としての魅力とはならない。となるのだろうか。 何かが分かり掛けてきたような、ますます混乱してきたような・・・

お礼日時:2010/04/24 02:59

なんかなぁ~ (;^_^A アセアセ・・・


考え方の違いといいますか・・・武道は力の使う場所を間違えたら、暴力にしかなりません。
ですが、無力にはやはり力は必要です。
私は有段者です、ですが力を暴力に振るった事はありません。

変身願望、でもなんでもかまわないと思いますが、私に武道を教えてくれた人は
「 武道は己が道、心の道。迷えば道も複数になる、楽な道もまた自身の弱さ、されど道は嘘はつかない、己が自身が道だからだ 」 と言ってましたがどうなんでしょうね~
でも、続けてるのは道が途切れないからなんでしょうね。
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この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございます。 無力に対する力・・これは護身という部分でしょうか。そして、道・・私には難しすぎるか(+_+) 力と道の両方を一挙両得する点が、武道の良いところという事なのでしょうか。 「道」のつく習い物は数多くありますがどれも長く続ける事で人間形成に役立つ物ばかりのようです。ならば、人づくりの一環として暴力の技術はどの様に作用するのでしょう。痛みを知る事で他人の痛みへの配慮が出来るようになると言う事なのだろうか? しかし、それなら、高度な暴力技術を人はなぜ求めるのだろうか? 競い合って技術を高めたとしても、所詮は人間同士にしか通用しない物でなないでしょうか。それによって自分の子孫を残す生存競争に勝つための手段であった時代は、とうの昔の話で現代社会には当てはまりません。そう考えるとなんだか虚しい。 う~む(-.-)

お礼日時:2010/04/23 14:40

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