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景気施策の一つとして、中小企業の売掛債権を買い取る話がありますが、今朝の日経一面を見る限り、買い取る側には利益があるのでしょうか?
教えてください

A 回答 (1件)

買取の基本的な考え方は、手形割引と同じです。



中小企業から売掛債権の譲渡を受けるに当たり、銀行は債権の期限までの金利部分を差し引いて譲渡を受けますが、債権の信用度に応じ金利設定も変わります(信用度が低い債権は大きく割り引かれます)。

一件ごとの債権は信用度が低くてもたくさん集めればリスク分散ができます。また、集めた債権を担保にして資産担保証券を発行すればリスクを投資家に転嫁できます(ごく簡単にいうと、特別目的会社(SPC=special purpose company)をつくり、集めた債権を保有させるとともに、その債権を担保に証券を発行し、投資家に販売します。債権の中から回収できないものが出れば、投資家の取り分は減りますが、低金利の市場環境を考慮すれば、投資家にとっても中程度のリスク・リターンの商品になりえます)。

以上の結果、「当初の割引金額-(投資家への支払金利+事務コスト)」が買取り銀行の利益となります。

ご参考になれば幸いです。
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