『L・DK』上白石萌音&杉野遥亮インタビュー!

先日、血球凝集反応(HA)とプラーク法(PFU)を用いて、インフルエンザウイルスの定量実験を行いました。

その後、インフルエンザウイルスに関する論文をいくつか見てみたのですが、ほとんどがPFUで表記されていました。

ウイルスの定量において、血球凝集反応(HA)とプラーク法(PFU)の使い分けはどのようになされているのでしょうか?

また、両方の定量法に関係性はあるのでしょうか?
(例えば、1 PFU=○○○ HAなど)

どんなことでも結構ですので、お分かりの方がいらっしゃいましたら、ご回答の程よろしくお願いいたします。

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A 回答 (2件)

>ウイルスの種類が違う場合はどうなるのでしょうか?例えば、AとBという2種類のウイルスがあり、


> A:10^7 PFU、128 HA
> B:10^7 PFU、64 HA
>であったとすると、Aの方が赤血球吸着活性が強いということでよろしいのでしょうか?

厳密にいうと発現量などの違いも考慮にいれなければならないので、必ずしもそうとは言い切れませんが、そういった理解で問題ないと思います。
ただ、HAとPFUを関連付けるのは、例えば、重さと長さを関連付けるようなもので、
20センチのきゅうりが50gだから、15センチの茄子は?gだろう、とか言っているのと同じようなものです。


>逆に、種類の違うウイルスCとDがあって、ともに128 HAであったとしても、ウイルス量は必ずしも同じにはならないということ>でよろしいのでしょうか?

はい、そうです。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。

大変参考になりました。

お礼日時:2010/06/08 17:29

大雑把にいうとHAは赤血球にくっつく力を表す単位で、PFUは細胞に感染するウイルスの数です。


HAはウイルスの量とウイルスの赤血球吸着活性に影響をうけるので、ウイルスの種類によってHAとPFUの関係は変わってきます。

また、PFU以外にウイルス力価を測るものとして、EID50やTCID50もよく使われます。

この回答への補足

ご回答ありがとうございました。

>HAはウイルスの量とウイルスの赤血球吸着活性に影響をうけるので、ウイルスの種類によってHAとPFUの関係は変わってきます。


ウイルスの種類が違う場合はどうなるのでしょうか?例えば、AとBという2種類のウイルスがあり、
 A:10^7 PFU、128 HA
 B:10^7 PFU、64 HA
であったとすると、Aの方が赤血球吸着活性が強いということでよろしいのでしょうか?

逆に、種類の違うウイルスCとDがあって、ともに128 HAであったとしても、ウイルス量は必ずしも同じにはならないということでよろしいのでしょうか?

お分かりの方には稚拙な質問かもしれませんが、ご回答の程よろしくお願い致します。

補足日時:2010/06/08 12:10
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Qウイルスの力価(titer)とは?

ある本を読んでいて「感染者でウイルスの力価が低い」というような記述があったのですが、ウイルスの力価とはどうゆう指標なのでしょうか?
また、力価が低い場合どうゆう意味なのでしょうか?

教えていただけると幸いです。

Aベストアンサー

 具体的にどうやって力価を測定するか説明した方が判りやすいでしょう。

 まず、検体(ウイルスが含まれる液体)を段階希釈します。2倍ずつ段階希釈すると2倍、4倍、8倍、16倍・・・に希釈されたウイルス液ができることになります。10倍ずつなら10倍、100倍、1000倍、10000倍・・・ということになります。

 そしてそれらのウイルス液を、そのウイルスに感受性を持っている(そのウイルスが感染することができる)モノに感染させます。それは培養細胞だったり発育鶏卵だったりします。

 その後、ある一定の期間後にその細胞なり発育鶏卵が「ウイルスに感染しているかどうか」を調べます。
 何をもって「ウイルスが感染しているか」判断するのは、測定方法によりいろいろあるのですが、最も単純な細胞変性効果(CPE)を指標とするのでしたら、判定は細胞を顕微鏡で観察してCPEが起きているかどうかを見るだけです。

 で、最終的には「どの希釈濃度まで"感染"することができたか」という数字がそのウイルスの力価となります。
 その数字の出し方や単位は、ウイルスや手法によっていろいろあります。1つのウイルスでもいろいろな方法で力価を測定できますし。

 例えば、インフルエンザウイルスの力価を測定する方法を2つ挙げてみます。

 1つはこのウイルスが持つ「赤血球凝集能」を利用する方法で、ウイルス液を2段階希釈した液を鶏の赤血球と反応させます。
 例えば64倍希釈した液までが赤血球を凝集し、128倍では凝集しなかった場合、このウイルスの力価は「64単位」という言い方をします。
 この手法(HA法)は、反応時間が1時間ほどと短く、反応させる赤血球もラボで採血用の鶏を飼っていれば採血~赤血球調整まで1時間もあればできてしまうので、たいへん手軽に実施可能です。
 インフルエンザウイルス以外にも赤血球凝集能を持つウイルスはけっこうあるので、比較的多用される力価測定法です。ただ、赤血球ならなんでも良いというわけではなく、「豚の赤血球」でなければならないとか「ヒトのO型の赤血球」とか、ウイルスによっていろいろです。どこまで本当か判りませんが、「鶏ではダメだけど烏骨鶏の赤血球ならうまくいく」みたいなものもあって、変わった動物の赤血球に凝集能を持つウイルスを分離した時は、採血する動物を探すのに苦労します。その動物を飼っているヒトや施設が見つかっても、血液が欲しい理由を説明するのに苦労したりして。(どう説明しても、その動物そのものを検査されると勘違いされてしまう)

 また、インフルエンザウイルスは犬の腎臓細胞に感染能を持っています。この犬の腎臓細胞は"株化"されているものなので、つまり市販されています。
 この犬の腎細胞を培養し、それに10段階希釈したウイルスを感染させ、1週間ほど培養してCPE(細胞変性)が起きているか確認する方法もあります。

 この場合、1種の希釈ウイルス液を4本の試験管(培養細胞)に感染させたとして、10000倍希釈のウイルス液が4本中2本の細胞を変性させたとすると、力価は「10^4TCID50/25uL」という表記になります。これは「10の4乗まで酌したウイルスが50%の細胞に感染した」という意味です。/25uLというのは、96穴プレートで試験する場合は、たいてい1wellあたり25uL(マイクロリットル)のウイルス液を接種するからです。
 上では「試験管」と書きましたが、現在ではたいてい96個の穴(well)が開いたプレートを使います。私が初めてウイルスを習った先生は「対トレーションは試験管でやらねばならぬ!」という信念の人でしたが・・・

 同様にインフルエンザウイルスは発育鶏卵(胎仔がいる受精卵です)にも感染するので、やはり10段階希釈したウイルスを9~11日齢の発育鶏卵の尿腔膜内に接種する方法もあります。判定方法は基本は細胞と同じなのですが、鶏胚が死滅するのを見るのか尿腔液を回収してHAの有無を見るのかといったところです。
 この場合、単位はEID50を使います。「50%の卵に感染する」という意味合いです。
 ちなみに細かいことですが、TCID50もEID50も"50"は下付き文字で表記します。

 細胞の場合、ウイルスによって感受性細胞は異なりますので、ウイルスの検査機関では常に10-20種類の細胞を培養しています。
 株化細胞であれば「買える」のでいいのですが、ウイルスには"初代培養細胞"でないと感染しないものもあります。まあノーマルでは細胞は元の臓器から培養するとせいぜい数代しか保たないのですが、「異常を来して半永久的に継代可能になった細胞」が"株化細胞"です。
 初代培養細胞でないと増えてくれないウイルスも多々あるため、この初代培養細胞は基本的に自分で作るしかないので苦労することになります。
 なのでたまに「妊娠した牛の新鮮な死体」などが手に入ると、いそいそと胎仔を取り出して細胞を作るというわけです。中にはすごくレアな「羊の胎仔肺細胞」なんて細胞を持っている人がいたりして、私がさんざ苦労して分離できなかったウイルスをその人がそのレアな細胞であっさり分離してしまったりすると、ちょっと悔しかったりします。
(ちなみにここで言う「分離」と力価測定は作業的にはほぼ同じです)

 このように、いわばウイルスの力価とは「結果論」なんです。
 「このウイルスはVero細胞で10^4TCID50/25uLの力価だった」という場合、この数字は"このVero細胞との組み合わせ"でしか通用しません。同じウイルスをMDCK細胞に接種すれば10^2しか出ないかもしれませんし、逆に10^8くらい出てしまうかもしれません。
 また、同じVero細胞であってもAというラボとBというラボで培養されているVero細胞が「同じもの」である保証もあまりないです。元は同じ細胞でも、それぞれのラボで何代も何代も継代されていくうち、「別物」になってしまうことはよくありますから。
 また、あるラボで培養されている細胞が、新たにあるウイルスに対する感受性を獲得することもよくあります。そうなるとその細胞は例えば"Vero-Jagar細胞"というように新たに名前が付けられて株化される、というわけです。
 そうすると今まで力価測定が不可能だったウイルスが可能になるわけです。

 つまりNo.2さんの回答に付け加えるなら、「その細胞がそのウイルスに対する感受性が低い」という要因もあるわけです。
 例えばコロナウイルスなど、患者の便中にはけたたましい量のウイルスが存在するのですが、「力価を測定」するとロクな数字が出ません。ノロウイルスに至っては未だ感受性細胞が見つかっていないため、力価測定不能ですし。つまり言い方を変えると、どんな系で試験しても「力価ゼロ」という結果しか得られないわけです。
 「力価は結果論」というのはそういう意味合いです。

 具体的にどうやって力価を測定するか説明した方が判りやすいでしょう。

 まず、検体(ウイルスが含まれる液体)を段階希釈します。2倍ずつ段階希釈すると2倍、4倍、8倍、16倍・・・に希釈されたウイルス液ができることになります。10倍ずつなら10倍、100倍、1000倍、10000倍・・・ということになります。

 そしてそれらのウイルス液を、そのウイルスに感受性を持っている(そのウイルスが感染することができる)モノに感染させます。それは培養細胞だったり発育鶏卵だったりします。

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Qオキシダーゼ反応ってどんなのでしたっけ?

細菌の同定に用いるオキシダーゼ反応ってどんな反応ですか?

手持ちの本に載っていなかったので教えてください。
たしか、細菌を2分する視標だとおもったんですけど。

これが陽性の菌と陰性の菌で何か違いがあるのでしょうか?

Aベストアンサー

細菌の同定に用いるのに「カタラーゼ反応」があります。
コロニーに過酸化水素水をかけて酸素の発生の有無を調べるやつです。
見当違いならすみません。

Q菌数?コロニー数?

エアクリーナーを使用中の室内で、浮遊菌数を測定するためにエアサンプラーを用い測定を行う予定です。
初歩的なんですが、菌数と、コロニー数はどう違うのでしょうか?
教えてください。

Aベストアンサー

「菌数」とは,呼んで字のごとく菌の数のことです。その「菌数」を数える手だてとして,菌を培養して「コロニー数」を数える方法(「平板培養法」や「混釈培養法」)があるわけです。
ですから,培養法での検査結果としては「菌数=コロニー数」と考えてしまってかまわないと思います。

ですが厳密には・・・
1.コロニー数は生菌の数のみを反映するので,死菌を含めた「総菌数」とは大きく異なる。
2.生菌1個が,必ずしも肉眼で確認できるコロニーになるまで増殖するとは限らない。
3.菌体が集塊状になりやすい菌は,複数個の菌で1個のコロニーを作りうる。
・・・などの理由で「菌数≠コロニー数」になるのでご注意ください。


言葉の正確性を期すのであれば,菌数の単位を「CFU(colony forming unit:コロニー形成単位)」と表現すればよいと思います。
1CFUとは「1個のコロニーを作るだけの菌量」ということです。

つまり,1m3あたりの菌数を培養法で測定した場合,結果を
「○○CFU/m3」
とすれば学術的にも正しい表記となります。

「菌数」とは,呼んで字のごとく菌の数のことです。その「菌数」を数える手だてとして,菌を培養して「コロニー数」を数える方法(「平板培養法」や「混釈培養法」)があるわけです。
ですから,培養法での検査結果としては「菌数=コロニー数」と考えてしまってかまわないと思います。

ですが厳密には・・・
1.コロニー数は生菌の数のみを反映するので,死菌を含めた「総菌数」とは大きく異なる。
2.生菌1個が,必ずしも肉眼で確認できるコロニーになるまで増殖するとは限らない。
3.菌体が集塊状...続きを読む

QMDCK (イヌ腎臓由来)について

MDCK(Madin-Darby canine kidney)とはどんなもので、どのように使用するかご存じの方いらっしゃいます?この細胞を使用するメリットなどもご存じでしたら教えて下さい。よろしくお願い致します。

Aベストアンサー

遺伝子導入による移行というのは、細胞の「移動」ですか、
上皮細胞から間葉系細胞への細胞の形質の移行についてでしょか。
どちらも遺伝子導入による過剰発現で違いを見ることが可能かもしれません。
現在siRNAによって標的タンパク質のノックダウンを行って機能の低下を調べている論文は結構あると思います。gain of function loss of function どちらが良いかは試してみないとわからないことの方が多いと思います。
さて「移動」についてはいっぱいいっぱいに増殖したMDCKに対しdishに物理的に傷をつけてその傷のところへ細胞がどのように増殖していくか観察することで極性などを調べる実験が有名です。
間葉系細胞への移行についてはいろんなマーカーがありますので、そのマーカーを調べるのが一番「検出感度」が高いですね。Eーカドヘリン、b-cateninなどが上皮マーカーになっているかと思います。
フィブロネクチン、ビメンチンがでてくれば間葉細胞分化ですね。
御答えになりましたでしょうか。

Q相関係数についてくるP値とは何ですか?

相関係数についてくるP値の意味がわかりません。

r=0.90 (P<0.001)

P=0.05で相関がない

という表現は何を意味しているのでしょうか?
またMS Excelを使ってのP値の計算方法を教えてください。

よろしくお願い致します。

Aベストアンサー

pは確率(probability)のpです。全く相関のない数字を組み合わせたときにそのr値が出る確率をあらわしています。

統計・確率には100%言い切れることはまずありません。というか100%言い切れるのなら統計・確率を使う必要は有りません。
例えばサイコロを5回振って全て同じ目が出る確率は0.08%です。そんな時、そのサイコロを不良品(イカサマ?)と結論つけるとわずかに間違っている可能性が残っています。ただ、それが5%以下ならp=0.05でそのサイコロは正常ではないと結論付けます。
それが危険率です。(この場合はp=0.1%でもいいと思いますが)
相関係数においても相関の有無を結論つけるにはそのrが偶然出る確率を出すか、5%の確率ならrがどれぐらいの値が出るかを知っておく必要が有ります。

>r=0.90 (P<0.001)

相関係数は0.90と計算された。相関がないのに偶然r=0.90 となる確率は0.001以下だと言ってます。

>P=0.05で相関がない

相関がないと結論。(間違っている確率は5%以下)だと言ってます。

エクセルでの計算ですが、まず関数CORRELを使ってr値を出します。xデータがA1からA10に、yデータがB1からB10に入っているとして

r=CORREL(A1:A10,B1:B10)

次にそのr値をt値に変換します。

t=r*(n-2)^0.5/(1-r^2)^0.5

ここでnは組みデータの数です。((x1,y1),(x2,y2),・・・(xn,yn))
最後に関数TDISTで確率に変換します。両側です。

p=TDIST(t値,n-2,2)

もっと簡単な方法があるかも知れませんが、私ならこう計算します。(アドインの分析ツールを使う以外は)

pは確率(probability)のpです。全く相関のない数字を組み合わせたときにそのr値が出る確率をあらわしています。

統計・確率には100%言い切れることはまずありません。というか100%言い切れるのなら統計・確率を使う必要は有りません。
例えばサイコロを5回振って全て同じ目が出る確率は0.08%です。そんな時、そのサイコロを不良品(イカサマ?)と結論つけるとわずかに間違っている可能性が残っています。ただ、それが5%以下ならp=0.05でそのサイコロは正常ではないと結論付けます。
それが危険率です。(この場...続きを読む

Qウイルス検査法の違いについて

こんばんは。このカテゴリーでよいのかどうか自信がありませんが、質問させて頂きます。

いま肝炎ウイルスやノロウイルスの検査法について調べています。が、ネットで検索しても以下の4つの検査法について、その原理と違いについて明確に説明しているものを見つけることができませんでした。
 ・PCR法
 ・RT-PCR法
 ・リアルタイムPCR法
 ・LAMP法
これらの検査法の違いについて、簡単に教えて頂ければ助かります。またはそれぞれの検査法の原理を説明しているHPを教えて頂ければ、同じく助かります。特に当方はRT-PCRは「リアルタイムPCR」と思いこんでいたために、かなりの衝撃を受けています。

どうぞよろしくお願いいたします。

Aベストアンサー

 原理の説明をなるべく簡単にしてみます。
 これもPCRが判れば、後は芋づる式に理解できると思いますので、まずPCR法の説明からします。

 PCRは目的の遺伝子(標的遺伝子ともいう)を増幅する手法なのですが、具体的には標的遺伝子のある特定の配列に相補的(Aに対してTというような)に結合する「短いDNA鎖」を用意します。これをプライマーと言います。
 そのプライマーはフォワードとリバースの2カ所設定します。

 そのプライマーとDNA合成酵素(Taq)、さらにTaqがDNAを合成する際の材料となるdNTPという試薬を検体DNAと一緒に小さなチューブに入れ、サーマルサイクラーという機械で温度をかけてやります。
 すると、ある温度でプライマーと検体のDNAが特異的に結合し(これをアニールという)、次に72℃にするとTaqが働いてプライマーが結合した場所からDNA鎖を合成します。すると2本鎖のDNAができあがるので、次に94℃でそれを1本鎖に解離してやります。
 次いでまたアニール温度にして72℃にして94℃、というサイクルを繰り返すと、先のサイクルでできたDNAが新たな反応の鋳型になって、次々と連鎖的にDNAが増幅される、というのがPCRです。
 ここでアニール温度だけ明示しませんでしたが、これはプライマーの配列によって異なります。DNAの塩基配列は、AとT、CとGという2種の相補的結合は、「結合する力」がちょっと違いますので、プライマー配列がどの程度のGC含量かによって、アニールの至適温度が異なるためです。だいたい45~65℃くらい、私はほとんどのPCRを55℃に固定してやってました。55℃で上手くいかないとアニール温度を変えてやってみる、といった感じです。

 次にRT-PCRですが、これはRNAウイルスの遺伝子検出や細胞内のmRNAの検出等に用いられます。
 要するに、RNAをそのままPCRで増幅することもできなくはないのですが、DNAが「最も安定な化学物質」であるのに対し、ちょっと化学構造が違うだけのRNAは「極めて不安定な化学物質」ですので、そのままPCR
をやってもなかなか上手くいきません。
 なので、逆転写酵素というものを使い、RNAを一度DNAに逆転写してやって、そのDNAを検体に改めてPCRをする、というのがRT-PCRです。
 なのでこれは単にPCRのひとつのバリエーション、という捉え方で良いと思います。私達も「このウイルスのRNAをPCRで取ってみたんだけど」みたいな会話の中では、別にノーマルPCRとRT-PCRを区別していませんし。

 ここまでがいわゆる「普通のPCR」の説明です。

 LAMP法というのは、このノーマルPCRの「特異性がちと低い」、「専用の機械が必要」、「反応後に電気泳動で増幅を目視しなければならない」といった弱点をカバーするために考えられた手法です。
 これは私も実際にはやったことがないので原理もいまいちうろ覚えなのですが、プライマーを複数箇所に設定してそれを一定温度で反応させ、反応物によって濁度が変わることで判定する、というものです。
 つまり複数プライマーによって特異性の問題をクリアし、一定温度での反応によって「汎用機器での使用」を可能にし、電気泳動の手間も省略できる、という方法です。

 リアルタイムPCRは、文字通り「リアルタイム」に産物が増幅されるところを確認できる手法です。
 つまり、PCRの反応物(産物)が増幅されると蛍光色素が発色する仕掛けをしておき(この仕掛けには複数の手法があります)、ノーマルPCRのサーマルサイクラーに分光光度計を足したような専用の機械で、その蛍光発色を「リアルタイムに読む」というものです。
 結果として、「元の検体にどのくらいの遺伝子があったか」という定量を、ノーマルPCRより遙かに容易に高精度にできる、という利点があります。そり他にも電気泳動をしなくて良いので多検体処理が容易、というのも利点です。
 100や200検体のPCR反応そのものはたいして手間も時間もかからないのですが、その産物を電気泳動にかけて判定するのが大変です。なのでリアルタイムPCRという手法が出現して初めて「多検体のPCR」が現実的になった、ということが言えます。

 また、特異性についても、「複数の発色させる方法がある」と書きましたが、そのケミストリーによって異なるのですが、ノーマルPCRよりは段違いに特異性を高めることができます。

 ただ、LAMP法は産物のDNAが相互にある構造をとってしまうし、リアルタイムPCRは増幅する対象を極端に短くしないとうまく行かないので、「PCRで増幅した産物をさらに解析する」という用途には使いづらいです。この分野だとまだノーマルPCRが最も適しています。
 ノーマルPCRだと増幅する遺伝子の長さは、ある程度自由自在ですから、「診断のための検出系」なら、目的ウイルスの「あまり変位しない領域」を設定すればいいし、「遺伝子の型別等の解析をする」目的なら、変位する領域を挟んだプライマーを設定すれば良いわけです。プライマーまで変異領域に設定すると、解析以前に「増幅できない」ことになりかねないですが。
 リアルタイムだと増幅範囲を短くしないといけないので、「変異領域を増幅するのだけど、プライマーはその外に設定」なんてことはまず無理ですから、必然的に「検出系」の用途が主になります。

 プライマーの設計自体は簡単です。目的の遺伝子の配列さえ判っていれば、適当に20塩基対ほどのDNAを設計すれば、とりあえずプライマーとして使えます。確かにそれで増幅できるか、また目的以外の遺伝子に当たらないか、という検証は必要なので、「モノにする」にはそれなりの苦労がありますが。
 プライマーの合成自体は外注に出すのですが、1塩基対あたり安いのだと50円くらいからできますから、20塩基対のプライマーをフォワードリバース両方合成しても2000円くらいでとりあえずやってみることはできます。
 リアルタイムの場合は、試薬がまだ少し高いのと(RT-PCRと同じくらいにはなってきましたが)、TaqMan法(「発色させる」方法のひとつです)の場合はプローブの合成が少し高い、というくらいです。
 LAMP法は、複数のプライマーを、しかもその産物がある構造を取るように(うろ覚えな上に調べるのもさぼっていてすみません)設計しなくてはならないので、かなり敷居が高いです。既に既報で確立している系を実施するのは簡単ですが、自分で系を作るのは難しいですね。

 というわけで、原理についてかいつまんで説明しましたが、参考になれば幸いです。

 原理の説明をなるべく簡単にしてみます。
 これもPCRが判れば、後は芋づる式に理解できると思いますので、まずPCR法の説明からします。

 PCRは目的の遺伝子(標的遺伝子ともいう)を増幅する手法なのですが、具体的には標的遺伝子のある特定の配列に相補的(Aに対してTというような)に結合する「短いDNA鎖」を用意します。これをプライマーと言います。
 そのプライマーはフォワードとリバースの2カ所設定します。

 そのプライマーとDNA合成酵素(Taq)、さらにTaqがDNAを合成する際の材料となるdNTPと...続きを読む

Q「ご連絡いたします」は敬語として正しい?

連絡するのは、自分なのだから、「ご」を付けるのは
おかしいのではないか、と思うのですが。
「ご連絡いたします。」「ご報告します。」
ていうのは正しい敬語なのでしょうか?

Aベストアンサー

「お(ご)~する(いたす)」は、自分側の動作をへりくだる謙譲語です。
「ご連絡致します」も「ご報告致します」も、正しいです。

文法上は参考URLをご覧ください。

参考URL:http://www.nihongokyoshi.co.jp/manbou_data/a5524170.html

Q血小板を凝集させる因子のひとつのリストセチンって・・・

血小板を凝集させる因子のひとつのリストセチンって何ですか?何者で目的は何でどのような反応経路をたどるものなんでしょうか?もし説明するのが大変だったらHPで結構なんで教えてください!よろしくお願いします!

Aベストアンサー

少しだけ補足させていただきます。

リストセチンによる凝集は正確には凝集と呼ぶべきものではありません。 ADP(アデノシン二リン酸)、コラーゲン、エピネフリン、は血小板の活性化のより(2)b(3)aレセプターを介して凝集が起こりますが、リストセチンは物理的に(1)b(9)を結合して見た目に凝集反応を起こします。このとき血小板の活性化は必要なく、パラホルムアルデヒドで固定(要するにホルマリンで半ば固定したような状態)された血小板でも凝集します。

リストセチン凝集は(1)b(9)を介した血小板の粘着を反映する指標とされフォンビルブランド病などで低下します。

一方他の凝集は、いわゆる凝集を見るもので、血小板無力症などで低下します。

反応経路に関してはHPレベルでは無理で、多分学術書論文などを当たる必要があります

Q細胞培養中の継代でのトリプシン処理について、改善方法を教えてください。

現在、接着系ヒト癌細胞を使っております。

継代の際に、容器中培養液の1/5量のトリプシン/EDTAを添加して、3分インキュベートしてから、同量の培養液を入れて、ピペッティングして細胞を剥がしております。
しかし、なかなかプレートから細胞が剥がれず、インキュベート時間を長くしたり、セルスクレーパーを用いたりして無理やり剥がしてみたのですが、細胞塊が増えるだけで、細胞がバラバラになってくれません。

遠心をして、トリプシン溶液を除いて培養液中でピペッティングしても細胞塊状態で、細胞がバラバラになってくれません。

現在、他に教えていただく方がおりませんので、ご教授よろしくお願いいたします。

Aベストアンサー

こんにちは。
PBSにCaははいってはいませんか?

細胞が古い状態だとトリプシン処理をしてもはがれにくくなることがあります。
継代数はどうですか?
継代数が進んでいるようであればストックをおこしてみるのも手です。

それと、トリプシンを使わずにPBS(-)を加えて4℃で15分から30分おいてピペッティングではがすという方法があるようです。
(私はやったことはありませんが、以下の掲示板でみかけました)

参考URLですが日本組織培養学会の細胞培養に関する質問掲示板です。
過去スレを検索するとなにかみつかるかも・・

参考URL:http://jtca.dokkyomed.ac.jp/JTCA/QA/index-SS.html

Qエクセルで計算すると2.43E-19などと表示される。Eとは何ですか?

よろしくお願いします。
エクセルの回帰分析をすると有意水準で2.43E-19などと表示されますが
Eとは何でしょうか?

また、回帰分析の数字の意味が良く分からないのですが、
皆さんは独学されましたか?それとも講座などをうけたのでしょうか?

回帰分析でR2(決定係数)しかみていないのですが
どうすれば回帰分析が分かるようになるのでしょうか?
本を読んだのですがいまいち難しくて分かりません。
教えてください。
よろしくお願いします。

Aベストアンサー

★回答
・最初に『回帰分析』をここで説明するのは少し大変なので『E』のみ説明します。
・回答者 No.1 ~ No.3 さんと同じく『指数表記』の『Exponent』ですよ。
・『指数』って分かりますか?
・10→1.0E+1(1.0×10の1乗)→×10倍
・100→1.0E+2(1.0×10の2乗)→×100倍
・1000→1.0E+3(1.0×10の3乗)→×1000倍
・0.1→1.0E-1(1.0×1/10の1乗)→×1/10倍→÷10
・0.01→1.0E-2(1.0×1/10の2乗)→×1/100倍→÷100
・0.001→1.0E-3(1.0×1/10の3乗)→×1/1000倍→÷1000
・になります。ようするに 10 を n 乗すると元の数字になるための指数表記のことですよ。
・よって、『2.43E-19』とは?
 2.43×1/(10の19乗)で、
 2.43×1/10000000000000000000となり、
 2.43×0.0000000000000000001だから、
 0.000000000000000000243という数値を意味します。

補足:
・E+数値は 10、100、1000 という大きい数を表します。
・E-数値は 0.1、0.01、0.001 という小さい数を表します。
・数学では『2.43×10』の次に、小さい数字で上に『19』と表示します。→http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%8C%87%E6%95%B0%E8%A1%A8%E8%A8%98
・最後に『回帰分析』とは何?下の『参考URL』をどうぞ。→『数学』カテゴリで質問してみては?

参考URL:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%9E%E5%B8%B0%E5%88%86%E6%9E%90

★回答
・最初に『回帰分析』をここで説明するのは少し大変なので『E』のみ説明します。
・回答者 No.1 ~ No.3 さんと同じく『指数表記』の『Exponent』ですよ。
・『指数』って分かりますか?
・10→1.0E+1(1.0×10の1乗)→×10倍
・100→1.0E+2(1.0×10の2乗)→×100倍
・1000→1.0E+3(1.0×10の3乗)→×1000倍
・0.1→1.0E-1(1.0×1/10の1乗)→×1/10倍→÷10
・0.01→1.0E-2(1.0×1/10の2乗)→×1/100倍→÷100
・0.001→1.0E-3(1.0×1/10の3乗)→×1/1000倍→÷1000
・になります。ようするに 10 を n 乗すると元の数字になるた...続きを読む


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