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読売の阿部のリードについて
よくTVで阿部のリードが悪いと言われていますが、
具体的にどこがどう悪いのですか?

横浜や広島の失点も多いとおもうのですが、
それほどちがうのでしょうか?

A 回答 (4件)

大学・社会人で投手をしていました。



捕手のリードは投手の力を引き出すために極めて重要な要素ですし、捕手のリードの上手・下手は確実に存在します。

まず最初に申し上げたいのは、投手とはキャッチャーミット目がけて闇雲に投げればいいというものではないですし、失投をしない投手などいませんので、「捕手のリード」といった知的要素が介入する余地があるのですが、これはとても奥の深いものです。詳しく書けばそれだけで本が一冊できてしまいそうですので、ここではうまく説明できませんが、捕手のリードとは主に、以下の要素を勘案しながら行われます。

1、ストレート系統とカーブ系のどちらが得意な打者なのか。
2、打者の構え方。
3、例えば2球目を投げる前には、1球目に対するリアクション(見逃した甘いストレートに対する微妙な反応や、カーブに対してのスイングを始動するタイミング)。
4、2打席目以降の場合には前の打席での配球(賢い捕手は、ある打者の何打席目にどんな球種を投げ、その結果がどうだったかをほぼ記憶しています)。
5、得点差やイニング、走者の状況など。
6、打者の雰囲気。

捕手に助けられることは多々ありますし、私も社会人のころ、ある捕手に受けてもらったことろ、「うまいなー」と思ったことがありました。

逆に若い捕手に対しては、投手のほうがリードして配球を決めることがありますし、プロ野球でも良く聞きますね。ところがこれは限界があるのです。たとえば前述の3に関しては打者に一番近い捕手で無ければわかりません。私の先輩のある捕手の方は、「右目で投球を見ながら、左目で打者(この場合右打ち)の反応を見る」と仰っていました。すこし大げさな表現でしょうが、確かに上手な捕手は、捕球もしっかりできているのに、投球が飛んでくる短時間に打者を鋭く観察し、正確に分析しするといった離れ業ができているものです。打者の息遣いが分かるほど近くにいるからこそ出来るもので、これは18メートル離れたところにいる投手には出来ない相談ですし、ましてテレビ画面などから窺い知ることはできません。

失礼ですが、よく野球ファンが「あの捕手はリードが悪い」と言ったりしますが、私に言わせれば「分かってないな」ということになります。

現役のころ、実際に投げていて捕手のリードに対して「うまいな」と思ったり、「へただな」と思ったりしたことはありますが、テレビでプロ野球を見ていても上手いか、下手かはほとんど分かりません。
マウンドでは「初球は打ってきそうに無いな」と分かったものが、テレビで見ていると感じられないのです。そういった「試合の只中にいない者」には捕手のリードといった奥深いものは理解できないものだと思っています。


よく野球解説者が捕手のリードに対して、どうこう言いますが、そのほとんどが理由を後からこじつけた結果論的なものでしょう。打たれてしまえば、バーッテリーは後からどうとでも言われるのです。
でも解説者が、「捕手のリードはグランドにいるものでないと理解できない」などとは言いません。素人の野球ファンが納得しそうな適当なことを言ってごまかすのです。「わかりません」などと本音をいえば、明日から仕事がなくなります。
私は現役のころをほとんど知りませんが、野村氏の話の端々からは、相当なリードの名手だったことがうかがえる様な気がします。元西武ライオンズ監督だった、森氏などもしかりですね。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

投手経験の方からの回答ということでとてもわかりやすかったです。
捕手のリードの良さは投げている投手が感じるものなんですね。

お礼日時:2010/09/12 03:57

 捕手のリードほど評価がいいかげんなものありません。

日本でこういうジャンルを確立したのが「ノムラ」です。基本的に打たれるのはピッチャーが悪いんです。「あんな所へ投げさせた」とかよく言いますが、捕手は言い訳できないから(それをするとチームがガタガタになる)、力関係で悪者が決まります。うまく討ち取ったとき、野村や古田なら「さすがのリード」。若いピッチャーの自信なくさないように、キャッチャーの「配球ミス」にしたり。9割方サインどおりこなくて、真中辺りへ投げて打たれてますね。失投がなければ3点以上取られません。まあ、捕手は心理面でどっしりして信頼感があるかどうかの問題でしょう。メジャーではピッチャーが主導権もって、抑えても打たれても「自己責任」だそうな。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

まぁ、配球が気に入らなければ、投手が首を振ればいいですからね。
心理面ていうのもありますね。

抑えても打たれても自己責任ってのは、メジャーらしいですね。
それに細かい事を考えるってのが、日本らしいですから。

お礼日時:2010/09/12 03:39

一般論として、打撃がいい捕手は必ずといっていいほどリードが悪いと非難されます。


別に打撃が悪い捕手の方がリードがいいとは限らないんですが、なんかそう見えてしまうというのがあるんだと思います。

打撃もリードも両立しているという捕手がほとんどいないというのが理由でしょう。
長いプロ野球の歴史の中でも、捕手としても、打者としても超一流だったのは、ただ一人。
野村克也しかいません。

これに次ぐ人として名前をあげるとすれば古田敦也くらいでしょう。
田淵は捕手としてはダメ、城島は捕手としても打者としても、超一流とは言えないですね。

阿部はまだタイトルはとっていませんが、打撃に専念すれば三冠王も狙えると言われるほどの天才打者です。
それに比べるとリードが下手に見えてしまうという面はあると思います。



ただ、そういう印象によるマイナス面を差し引いても、やっぱりリードは下手ですね。
投手の調子がいい時は問題ありませんが、調子が悪い時には滅多打ちになっても全く止められないというのは、投手だけの責任ではないでしょう。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

野村の影響は大きいんですね。

お礼日時:2010/09/12 03:35

こんにちは。

 

『どうすれば早く走れるようになりますか』 

この質問の次に『阿部捕手のどこが悪いのですか』も多く寄せられる質問です。 それだけ巨人ファンが多いということです。 彼も一生懸命なのに可哀そうですね。

http://okwave.jp/qa/q1403282.html
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

読売にいる以上、こうなるんですかね。

お礼日時:2010/09/12 03:33

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