プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

主な野菜の中で、トマトの値段は比較的安定的な印象です。しかも、単位あたり単価としては、他の野菜、例えばキャベツ、に比べ高いような気がします。 これに対し、素朴に、何故と日頃思っています。ご教示ください。

A 回答 (3件)

トマトは元々外国の乾燥地域の植物なので


売り物にするトマトを作るには水管理が重要になってきて
日本の露地栽培では上手に出来ない・作りにくいというのが問題なのです。

したがって売り物にするトマトを作るにはハウス栽培で
雨の当たらない環境下での管理が必要とされるのですが
ハウス栽培では作付け量が限定されてしまうので
キャベツや大根のように土地があればいくらでも大量に作れる
という物ではないので結果的にトマトが割高になってしまいます。

トマトの露地栽培がなぜ駄目なのかというのは
まず、収穫前に大雨になればトマトが水を吸ってほとんどの実が割れてしまい
せっかく育っても売り物として流通しにくくなってしまいます。
その他にも甘いトマトを作るには水を控えめにするという条件があるのですが
雨が当たればそれらの管理が一切出来なくなってしまいます。
また、トマトの病気には土壌菌で蔓延する病気などがあり
それが蔓延すると手の施しようが無く絶滅するおそれがあるのですが、
露地栽培などでは土壌菌が雨などの水分で辺り一帯に広がるので
露地栽培にはリスクが多すぎて、収入を目的として育てる農家では
トマトの大規模栽培には手を出しにくく、畑の片隅のハウスで
小規模・中規模でハウス栽培する野菜になるので結果的に割高になっています。

メロンなども露地栽培が可能ですが、メロンもトマトの様に
水管理が重要な植物なので、良い物を作るにはハウス栽培になってしまいますよね。
そして同じ様にハウス栽培のメロンは割高になっています。
トマトもメロンほどではありませんが、同じ理屈だと考えれば理解出来るのではないでしょうか。
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この回答へのお礼

簡潔に要領よくまとめていただき、好く理解できました。ありがとうございます。

お礼日時:2010/08/23 17:56

トマトの値段が高い理由は日本の農業政策の無策が根本原因でしょうね。



回答としては「小規模な零細農家が作っているので高い」です。

少し飛躍的にいえば、細々とトマト作っているだけでも生活費がえられるような農業政策(無策)です。
日本経済を守る、と言っているような鎖国政策では海外の生鮮食品が安価に消費者には届きません。
その環境(自由競争)が無いから国産品は売れる範囲内の高値となっています。

逆に豊作のときには安価(農家には安価、消費者には適正価)、そしてもったいない事に廃棄までしています。
政策の貧困は「豊作貧乏」という言葉の表裏で端的に表され、数年毎に発生しています。

他にも色々根深い原因がありますが、トマトは時節柄分りやすい好質問でした。
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この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございます。

お礼日時:2010/08/24 09:33

傷も付きやすく、手間がかかるからです。

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この回答へのお礼

 早速のご回答ありがとうございます。

お礼日時:2010/08/24 09:34

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