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「~たる」とは
よく、「~たる資格」などで使われる「たる」という言葉。
辞書などで調べてもいまいちピンときません。
どなたかこの「たる」について噛み砕いて説明していただけませんか。

A 回答 (6件)

#3,5です。



質問です。
次の各文の「たる」や「たら」は、
「助動詞『たり』の連体形の『たる』」でしょうか。それとも
「動詞『足る』の活用形でしょうか。
*問題文のうち「足る」の文も、わざと仮名書き「たる」にしています。

 1.師たるに値しない
2.かりにも大学生たる者のなすべきことではない
3.荀(いやしく)も男児たる者が零落したのを恥づるとは何んだ
4.その風体たるやさながら弁慶の如く
5.将となすにたる人物
6. 論ずるにたらぬこと
7.とるにたらぬこと
8.頼むにたる

答は下の辞書にあります。
*********************************
国語辞書大辞林
【たる】
(助動)
〔補説〕 古語の断定の助動詞「たり」の連体形から
[1] 資格を表す場合に用い、「…である」の意を表す。
師たるに値しない
かりにも大学生たる者のなすべきことではない
荀(いやしく)も男児たる者が零落したのを恥づるとは何んだ〔出典: 浮雲(四迷)〕
[2] 「…たるや」の形で、特筆に値すると思われる事柄などを話題にする時に用いる。
その風体たるやさながら弁慶の如

た・る0 【足る】
(動ラ五[四])
[2] それにふさわしい資格や価値がある。たりる。
将となすに足る人物
論ずるに足らぬこと
とるに足らぬこと
頼むに足らぬ
*********************************

助動詞か動詞かは簡単にわかるとおもいます。
回答に混乱があるのは、「~たる」の文を見たとき、
自分で勝手に「~に足る」と思いこんでしまっている人が多いことを示しています。
それでも意味は通じますのでね。

しかし「~たる」と「~に足る」は、何の関係もありません。
全然別物です。
動詞の場合は「~に足る」と「に」という助詞と「足」という漢字を入れます。
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この回答へのお礼

何度も詳しい解説ありがとうございます。

お礼日時:2010/08/27 10:15

#3です。



国語辞書大辞林より
【たる】
(助動)
〔補説〕 古語の断定の助動詞「たり」の連体形から
[1] 資格を表す場合に用い、「…である」の意を表す。
・ 師たるに値しない
・ かりにも大学生たる者のなすべきことではない
・ 荀(いやしく)も男児たる者が零落したのを恥づるとは何んだ〔出典: 浮雲(四迷)〕

以上のの通り 「~たる」は古語(文語)の断定の助動詞「たり」の連用形です。
上の例文を見ても、用法は質問文と同じです。

教師たる資格は十分ある ⇒ 教師に足る資格 ・・・これはXです。
  「教師に足る資格」という文は、意味はかなり原文に似ていますが、いかんせん、「に」という
   助詞を入れて、文法上、別の文章になっています。
   こういうことをして、文中の単語の品詞を問うても、「に」をいれることによって、続く
   「たる」の品詞が変わってしまいますので、意味がありません。
   それに「足る」という動詞なら、質問者は「~に足る資格」と「に」と「足」という漢字を
   入れて、質問文を作るでしょう。
                    
 選手たるもの ⇒ 選手に足るもの・・・これもXです。理由は上に同じです。

「教師たる資格」の「たる」は、断定の助動詞「たり」の連体形です。
意味は「教師である資格」です。
格言や名言によく使われる文語風の言い方にして意味を強めているわけです。
意味は「教師というものの資格」と言い換えてもいいでしょう。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。

お礼日時:2010/08/27 10:16

「たる」は動詞の「足る」と形容動詞もしくは助動詞の「~たり」の2つが考えられます。


ご質問の「~たる」は助動詞「たり」の連体形か、動詞「足る」の連体形か悩ましいところですが、手元の辞書(広辞苑)によれば「足る」に賛成したいです。

たり:[助動詞]格助詞トにアリがついたトアリの約
とあります。連体形なら「とある、とした」の意味になります。設問の「~たる資格」は「~」に名詞が来るはずなのでちょっと不自然です。もし形容動詞にも使われるような名詞が来るのなら使えるかもしれません。
一方
足る:(3)するだけの価値がある。例文として「言ふに足らず」、国民の代表というに足る人物」
が出ています。設問の「~たる資格」は「~」が純粋の名詞ならこちらにぴったりのようです。
なお設問の「~たる資格」の「~」にどんな言葉を使うつもりであったかによって、答えが「足る」か「たり」かは変わるかもしれません。

 日本語教師たる資格は十分ある ⇒ ○日本語教師に足る資格
                    ?日本語教師とした資格
 スポーツ選手たるもの     ⇒ ○スポーツ選手に足るもの
                    ×スポーツ選手としたもの
 公然たる叛旗         ⇒ ○公然とした叛旗
                    ×公然に足る叛旗
#1様の回答については、第2例目の「公然たる」は形容動詞「公然たり」の連体形に当たると思います。
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この回答へのお礼

参考になりました。

お礼日時:2010/08/27 10:17

Yahoo辞書


【たる】
(助動)
〔補説〕 古語の断定の助動詞「たり」の連体形から
[1] 資格を表す場合に用い、「…である」の意を表す。
・ 師たるに値しない
・ かりにも大学生たる者のなすべきことではない
・ 荀(いやしく)も男児たる者が零落したのを恥づるとは何んだ〔出典: 浮雲(四迷)〕
[2] 「…たるや」の形で、特筆に値すると思われる事柄などを話題にする時に用いる。
・ その風体たるやさながら弁慶の如く…

上記辞書の通り古語(文語)の断定の助動詞「たり」の連体形です。
「たり」は古文でよく出てきます。それの連体形です。
意味は「~である」です。

(動詞の「足る」ではありません。「足る」ですと「~に足る」ということで、「たる」の前に『に』が入ります。)

辞書には現代語「~である」と同じいうことですが、意味はもう少し強いと思います。
現在、「~たる」という古風な言い回しをするのは、ことわざや格言と同じような言い方(文語=昔の文章形式)にして、歯切れの良さやメリハリをつけて、強調するためです。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

お礼日時:2010/08/27 10:16

助動詞 断定の「たり」の連体形です。


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8A%A9%E5%8B%95% …

これの古文のところ参照。

AたるB
A,Bともに体言で、Aであると言い切れるB というような意味
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

お礼日時:2010/08/25 03:40

名詞に付く場合「~である」、


形容動詞に付く場合「~としている」と考えてください。


スポーツ選手【たる】もの ⇒ スポーツ選手【である】もの
公然たる叛旗 ⇒ 公然とした叛旗

おそらく【足る】からきているのでしょう。
~の条件を満たしているもの、~の状態に達している
ことたと思います。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。

お礼日時:2010/08/25 03:40

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