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フィリピンバスジャック事件の悲劇の背景について教えてください。
先日のマニラでのバスジャック事件の悲劇はもちろんマニラ警察の能力の低さが直接の原因だと
考えています。

それと香港のお金持ちではあるが政治力のなさが悲劇的結末をむかえたファクターであると
考えとります。

いくらお金があっても国として軍事的効力がないと他国から
あのように軽んじられた応対をされると思うとります。

もしもあの人質がアメリカ人だったと仮定すると
あのようなフィリピンの素人的な対応よりは
多少はましになったとかんがえとります。


悲劇の背景には軍事力をもたない悲しさがあるのでしょうか?

A 回答 (1件)

あれはもう一にも二にもフィリピン人のおおらかさが出た事件だといえるでしょう。



犯人が元警察官、しかも周囲の評価は高い人物であったということで最初から「あの人のことだからムチャはしないだろう。いずれ、投降するさ」という前提でいたようです。最初は現地の警察官もとても人質事件とは思えないのんびりした雰囲気だったと現地にいたジャーナリストは報告していましたね。

そもそも突入作戦というのは、充分に訓練された特殊部隊(アメリカならSWAT、日本ならSAT)が入念に訓練を行ってからやるものです。普通は事件現場と全く同じセットを作って、そこで実際に突入する隊員たちが何度も訓練をしてシミュレーションをするものです。
1977年に西ドイツ(当時)のルフトハンザ機がハイジャックされた事件では、西ドイツの特殊部隊(GSG-9)が突入を敢行し成功していますが、このときはハイジャック機と同型機を使って隊員たちは何度もシミュレーションをしたそうです。

ところがフィリピンの事件では、隙を見て脱出したバスの運転手が「犯人が人質を全員殺した」といったため警察側がパニックになり慌てて突入作戦を敢行。しかし計画もヘッタクレもない「とにかく突入だ。あとは気合と根性だ」という無計画作戦だったために無残な失敗に終ります。しかも、突入した警官隊は明らかに一般部隊だったようですね(フィリピン警察にSWATのような特殊部隊があるかどうかは知りませんが、フツーはあると思うんだけどなあ)。あれで特殊部隊だとしたらあまりのお粗末さに呆れるしかないですね。
しかもバスの運転手の「全員殺された」は間違いでしたしね。パニックになってしまったのでしょう。ああいう状況に置かれた人がパニックになるのは当然だし、警察つーのはそこを冷静に対処しなきゃいけないところなんですがねー。まあ昔からフィリピンとブラジルの警察がヤバい(基本的な能力を持っていない)ことは有名ですね。
人質がアメリカ人だったら、アメリカはかつてフィリピンを植民地にしていましたし、長年米軍基地もあったりしてフィリピン人気質っつーものをよく知っていますからフィリピン人に任せずに米軍か警察の特殊部隊が突入したと思いますよ。
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この回答へのお礼

大らかというか杜撰なのは間違いないと思います。
素人以下、警察も怪我したくなくてへっぴり腰が見え見えでまるで
質の低いコントのような悲劇でしたね。

しかしあれがいくら犯人が信頼のある?元警察菅でも

軍事力をバックにしていなくて
政治力がない香港人だから警察や政府の上のほうに情報が行かなかった或いは
のんびりとして真剣さが全く足らなかった結果のように思えるのですが・・・

あれがもしアメリカ人とか日本人のような大国なら、いくらのんびりしたフィリピン人でも
それなりの対応をしたのではないかと思うとります。
(一生懸命にやっても知れているでしょうが(笑)

やはり旅行しているのは個人でも背景にどこの国をしょっているかで
相手国の対応が全然違ってくる一例だと私にはみえました。

ご意見を参考にしたいと思います。
ありがとうございました。

お礼日時:2010/08/30 00:47

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