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新聞の見出し等で良く見かける【空爆】という言葉ですが、国語辞典で引くと「〔「空中爆撃」の略〕航空機による爆撃」
用例として「敵基地を―する」とありました。

しかし、何か違和感を覚えます。
そもそも「爆撃」自体が空から爆弾を落とすことですよね。
そう思い、【爆撃】で引くと「航空機から爆弾などを落として攻撃すること。」 用例は「基地を―する」で、同じでした。

大砲で砲弾を撃ち込むのが【砲撃】、銃で撃つのが【射撃】、魚雷攻撃が【雷撃】、そして爆弾投下による攻撃が【爆撃】と、非常にすっきりしていると思うのですが、なぜあえて【空爆】が多用されるのか不思議です。
わたしにとっては違和感のある【空爆】なる言葉はいつごろから使用されたのでしょうか?

同様に、湾岸戦争のころからマスコミではよく【地上戦】なる言葉が登場していますが、この言葉は国語辞典では出てきません。
陸上での戦闘の意味だと思うのですが、それなら日本語では海上での戦闘を【海戦】と言うのと同じく【陸戦】ではないでしょうか?

A 回答 (6件)

No.5です。


「空爆」について、AQUALINEさんの疑問に触発されて、私も興味をもち考えてみました。
もう一つ似たような言葉に「空襲」もありますよね。
これは航空機による空からの攻撃(爆撃のみならず機銃掃射も含めた)の総称でしょうが、やはり今の日本では死語ですね。

で、あちこち検索をしたらこんなページを見つけました。
ご参考までに。

http://www.asaho.com/jpn/bkno/2002/0318.html

もうひとつべつなもの↓

参考URL:http://www.warbirds.jp/ansq/7/G2000072.html
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この回答へのお礼

何度もありがとうございます。

「空爆」と「空襲」ですか。
一つのページでは「空襲」は襲撃される側、「空爆」は爆撃する側の言葉・・・。
う~ん、なるほど!っと思いましたが、もう一つのページでは事例をもって否定されてましたね。
参考URL、とても興味深く読ませていただきました。
ほんとうにありがとうございました。

お礼日時:2003/08/15 14:57

空爆か爆撃かは、空爆が昔からある言葉だとすれば今ではニュアンスの問題でしょうね。


爆撃と言ったら、やはり爆撃機が上空から爆弾を投下する攻撃でしょうが、空爆ならトマホークが飛んで行って空中からドカン!でもあてはまるような気がします。
地上戦に関してはマスコミの誤訳というか、現在の日本ではあまり使われなくなった軍事用語を知らない記者の直訳でしょう。
しかし正しい言葉というならば、日本語ではやはり陸戦だと思います。
ちなみに現在も有効な戦時国際法で、傷病兵、捕虜、一般住民の保護を定めたジュネーブ諸条約とならんで、交戦者の権利義務、交戦規則を定めたハーグ条約の日本での正式名称は「陸戰ノ法規慣例ニ關スル條約」となっています。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。
勉強になります。

お礼日時:2003/08/15 14:54

【爆撃】が、爆弾を落とす行為そのものを指すのに対して、


【空爆】は「航空機からの地上(海上艦戦)攻撃」という戦術を示す言葉だと思います。
(最近はこれに、艦船または地上から発射された長距離ミサイルでの攻撃も含むようですね)

昔に出版された戦史などを紐解きますと「空爆」という言葉自体は、航空機が爆弾を落とすようになった以降(概ね第一次大戦以降)ずっと昔から使用されている言葉のようですよ。
ただ、戦史家や研究者が使っていた専門的な言葉なので辞書には載っていないのでしょう。

最近の戦争に関しては戦術的な側面を報道する必要があったため、このような戦術用語をマスコミが使い始め、一般の目にも触れるようになったということではないでしょうか。

【地上戦】についても同様に戦術的な用語ですね。

まず戦闘行為の主体が空にあって、それが陸上に移行した場合は「航空戦」に対して「地上戦」
戦闘行為の主体が海上にあって、陸上に移行した場合は「洋上戦」に対して「陸(上)戦」

(空挺部隊は“地上戦”、海軍陸戦隊は“陸上戦”って感じですかね)

「イラクの自由作戦」を考えた場合、アメリカの戦車隊がバグダッドを目指して侵攻していったのは、「空爆」後の「地上戦」ということで、用語としては間違ってはいないと思います。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

>「空爆」という言葉自体は、航空機が爆弾を落とすようになった以降(概ね第一次大戦以降)ずっと昔から使用されている言葉のようですよ。

航空機が爆弾を落とす以前には爆撃という概念はないはずですから、爆撃と空爆は同じころからある言葉ということですね。初めて知りました。

ただ、地上戦や空爆が本当に戦術用語なのでしょうか?

お礼日時:2003/08/13 17:45

 昔のベトナム戦争当時は北ベトナムに爆撃する事を「北爆」と聞きました。



 ですから爆撃などの言葉も時代によって変化するようです。
 湾岸戦争のあたりからでしょうか爆撃という言葉が「空爆」に変わっていったのは。

 何故そうなるかは、推測ですが米軍の司令官あたりが発表した言葉をそのまま日本語に訳した記者さん達ではなかろうかと...an aerial bombardment この言葉を和訳して「空爆」とした。

 地上戦もそう言った意味だと陸上戦 a battle on land を地上戦と訳したのかもしれません

 
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

> 米軍の司令官あたりが発表した言葉をそのまま日本語に訳した記者さん達ではなかろうかと...an aerial bombardment この言葉を和訳して「空爆」とした。

No4の方の回答からすると、戦前からあった言葉のようですが(わたしは知らなかったのですが)、戦後世代の記者が翻訳したという説は説得力がありますね。

> 地上戦もそう言った意味だと陸上戦 a battle on land
> を地上戦と訳したのかもしれません

これはまさにそうなんだろうという気がします。きっと記者さんは陸戦という日本語を知らなかったのでしょう。

お礼日時:2003/08/13 17:34

国語辞典などは、世の中のあらゆる進歩に、必ずしも即座に順応しているわけではありません。

砲撃、雷撃、爆撃などの辞書における解釈はそのとおりでよいと思いますが、その辞書が作成された時点で、ミサイルのようなものに対する概念がなかったことも考えられます。いずれその辞書が改訂されるとき、ミサイルなども含めて、空爆や爆撃の解釈が変えられることもあると思います。『広辞苑』の改訂版が出されると、「新語」が話題になるのが、その現れです。

また、新聞・放送等のマスコミは、一般的な辞書における用例のほかに、その社独自に用語の基準を設けている場合が、多々あります。

したがって、空爆も地上戦も、現時点でさほど耳障りな言葉とは思いません。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

> その辞書が作成された時点で、ミサイルのようなものに対する概念がなかったことも考えられます。

そうですね。
戦後の日本はそんなこと極力考えないことにしてたんですよね。(笑)

> 空爆も地上戦も、現時点でさほど耳障りな言葉とは思いません。

わたしも耳障りというほどではないのですが、何か違和感があっただけなんです。

お礼日時:2003/08/13 17:28

ニュアンスで言えば・・・・


「爆撃」→航空機を含むミサイルなどの爆撃
「空爆」→領空内を航空機で爆撃
のような気がします。ミサイルなどの高性能化により爆撃が航空機以外でできるようになったため区別してるのでは?
「陸戦」を使用しないのは、「地上戦」の言葉の方がわかりやすいから?これはよくわかりません。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

>「爆撃」→航空機を含むミサイルなどの爆撃
>「空爆」→領空内を航空機で爆撃
> のような気がします。ミサイルなどの高性能化により爆撃が航空機以外でできるようになったため区別してるのでは?

マスコミではトマホークによるミサイル攻撃も航空機からの爆撃もひっくるめて空爆と言っているようです。

>「陸戦」を使用しないのは、「地上戦」の言葉の方がわかりやすいから?これはよくわかりません。

たしかに「陸戦」や「海戦」と言う言葉自体が日本では死語に近いものがありますね。
きっと海戦が起ったら、マスコミは「海上戦」と言うかもしれませんね。

お礼日時:2003/08/13 17:24

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