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日本は借金があるのだとか。

また、円高に困っています。

もし、お札を増刷すれば、借金も返せるし、円も安くなるのではないでしょうか。
デフレになる・・・?
デフレならなおさら円安にならないでしょうか?

子供に分かる説明をお願いいたします。
子供ニュースの解説ような感じで。

A 回答 (14件中11~14件)

子供にわかる説明、ですか。


なるほど。それでは、こんな感じで。

まずひとつ、お尋ねします。日本の国の中で、一番お金を持っているのは、どんなグループに所属する人た
ちでしょう。

「日本国政府」でしょうか。「行政機関」でしょうか。それとも、「日本銀行」でしょうか。

実はどれも外れです。日本で一番お金を持っているのは、「民間の金融機関」です。民間の金融機関が保有
しているお金の合計は、金融機関以外のすべての民間企業が持っているお金の合計よりもはるかに巨大な金
額になります。

総額で約2700兆円です。日本で1年間に消費に回されるお金の合計(GDP)が約500兆円ですから、
その5倍を上回る金額を日本の金融機関は持っていることになるのです。

例えば、日本銀行がお札を300兆円印刷したとします。で、民間の金融機関がそのお金を全部日本銀行
から借りたとします。そうすると、民間の金融機関が持っているお金の総額は3000兆円になります。

それだけの話です。

きっと多く方がこう思っているでしょう。「日本は借金大国らしい。きっと日本は、借金が返せないほど
お金が不足しているんだ」と。大きな勘違いですね。だから、きっとご質問者さんもそのように感じるの
でしょう。「何で日本(正確には日本銀行)はお金を刷らないんだ」と。

答えは簡単です。お金を刷っても意味がないからです。ただ単に日本国政府(財務省)の債務(借金)を
減らしたいだけなら、ご質問者さんがおっしゃるように、お札を印刷して、発行済み国債を日銀に買い取
らせば済む話です。それこそ、政府の借金など、あっという間になくなりますよ。

だけど、それで国民は生活が良くなった、と実感できるでしょうか。

もともと、国債は建設国債(公共工事のために発行される国債。通常1年間の税収を上回ることはありま
せんから、1年で返済が可能です)以外の国債を発行することは法律で禁止されています。赤字国債の発
行はあくまでも特別措置なのです。ですから、国債は「残高が多ければ刷ってはいけなくて、少なければ
刷っていいもの」ではありません。

残高が多かろうと、少なかろうと、刷っちゃいけないものなんです。本来なら。

きっと多くの人がこんな風に考えているんじゃないでしょうか。
「国債の残りが少なくなったら、政府は借金しやすくなるから、国民に回せるお金が増えるはずだ」っ
て。違います。国債の残りがあろうがなかろうが、国は本来税収の中で政策を実行しないといけないんで
す。

つまり、問題点は、『借金が多いこと』じゃなくて、「収入が少ないこと」。

今の日本は、はっきり言えば「金余り」であり、「物余り」という、矛盾した状況が、同時に発生してい
ます。

「デフレ」ってどんな状況か。「物」の量よりも「お金」の量が少なすぎる状態です。
「インフレ」ってどんな状況か。「物」の量よりも「お金」の量が多すぎる状態です。

銀行がお金を印刷して、日本の市場のお金の量を増やしたとしても、そのお金が民間人の手元に回らなけ
れば物価が上昇することなどありえません。今の日本の状態って、そんな状態なんです。

「政府がお金を印刷したらインフレになる」ってバカみたいに叫ぶ人たちが多くいるようですが、今現在
は「物の量(供給)」の方が「お金の量(需要)」を大きく上回っている状態です。その差額が約30兆
円~40兆円って言われています。

つまり、今の日本で、多少お金を印刷したからと言って、「インフレ」になることは100%ありえませ
ん。(もちろん、お金は対価がないと流通させられませんから、日銀がお金を刷ってばら撒いたとして
も、通貨の総量が変わるわけではありません。通貨が国債や社債として存在するか、日本銀行券として
存在するか、それだけの違いです)

むしろ今しなければならないことは、国債を印刷して、銀行から現金を吸い上げてでも、これを市場に
配布し、国民の手元に回る状況を作ること。また、同時に消費を斡旋して、非金融系の企業が進んで銀行
からお金を借りてくれるような状況を作ること。

ひいては今まで銀行の中にとどまっていたお金を市場に流すことで、物価を上昇させ、市場を「インフレ
の傾向」に導くことです。

それは日銀の役割じゃありませんよね。日本国政府の役割です。

ちなみに、銀行が保有する通貨の量が増えれば、これが外貨へ回される可能性は非常に高いと思います。
ですが、原因は日本国内ではなく、外国に存在するわけですから、為替を円安に導くほどの影響力がある
かどうかについては疑問です。

焼け石に水、となる可能性も否定できませんよね。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

お礼日時:2010/11/15 09:08

本気で日本の借金を返すほどの勢いで紙幣を増刷すると、世の中に出回るお金の量が大幅に増えます。

すると……

金持ちが増える

物が売れる

品不足になる

物の値段が上がる

それでも金持ちが多いので物が売れる

企業の売り上げが増える

従業員の給料が増える

さらに金持ちが増える

この繰り返しで金持ちがどんどん増えますが、物の値段もどんどん上がっていきます。

すると、信じられないかもしれませんが、1ドル=80円が160円になるどころか、数億円にも数兆円にもなりかねないのです。当然日本経済は大混乱に陥ります。

そういうわけでむやみに紙幣を増刷するわけにはいかないということです。

QNo.6211828でも同じような質問に同じような回答をしておりますのでご参考まで。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

「金持ちが増える」というところ、金持ちになれる人には、魅力的ですね。
こどもには、自分がどちらの立場になるのか、わかるでしょうか・・・?

お礼日時:2010/11/15 09:03

お札を増刷すると、お金がいっぱいあるので、お金の価値が下がります。


2倍お札を増刷すると、今まで500円で買えてたものが、「お金の価値が下がってるので、500円じゃ足りない。だから1000円よこせ」となるわけです。給料がもしそのままだったら、今までの生活がなりたたなくなっちゃいますし、お金を貸してる銀行も1千万貸してた相手から1千万取り立てても足りなくなっちゃいます。このような社会の混乱が起きます。

なので借金は返せても一時的で、今度は借金の額が大きくなります。例えば1千万で足りてたけど、今度は物価が上がってるので2千万借りなきゃ足りないや。となります。

円も安くはなるでしょう。が、しかし、これとて1ドル=80円=チロルチョコ8個ですが、
増刷したら1ドル=160円=チロルチョコが値上がりしてて8個になります。見かけ上円安にはなってますが、中身は同じです。

増刷して一番割を食らうのは、貯金も額は減らなくても価値が下がり、下手したら給料はそのままでも物価が高くてモノが買えない庶民ですね。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

チロルチョコが値上がりして、同じ数だけしか買えないとは。
なかなか、いい表現ですね。

お礼日時:2010/11/15 09:01

・なぜ、お札を増刷できないのでしょうか。



毎月
独立行政法人印刷局で、お札を増刷して日銀に納品してますよ\(^^;)...




お札を増刷しても、
それだけでは
日本国の借金も返せないし、円も安くならない。
増刷しても、新札は
日銀からは、
金融機関が持ち込む使用不能の、お札の交換分とかでないと出て行かない。

国も、日銀にある無利子の国の預金口座の分しか、おろせない。
ので、日銀が、お札増刷するだけでは国の借金は、返せない

zzzzzzzzzzzzzzzzzzz
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

お礼日時:2010/11/15 08:57

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