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「豪東部で洪水被害拡大=GDP0.5%押し下げ観測も」というニュースが流れています。
 仮にオーストラリアのGDPが0.5%下がった場合に、円と豪ドルの関係だけを見ると為替はどのように振れますか?
 円高?円安?

A 回答 (1件)

GDP以外の変動要因を一切考慮せず、単純に豪GDPが0.5%下がったらどうなるかと想定するなら、「円高豪ドル安」になります。



個人的に収集している過去10年分程度のデータでは、過去の豪GDP発表時の変動確率(発表されたと同時に確実に変動が起こる確率)は約80%、
約20%はそれほど変動無く持ちあい、この20%での発表された数字は市場予測との乖離が少なく「想定済み」「織り込み済み」であり、かつ当日中に他国の重要指標発表が予定されており、そちらへの注目度が通常の同指標数値よりも高い事が理由になります。

指標は、市場予測が予め出ていますから、それとどのくらい「乖離したか」によっても変動幅が大きく変わってきます。

逆に、想定済みで織り込まれているケースでは、発表前から売りでの調整が入り下げ、発表で数字を確認して最後のひと押しをして下げ、利確を早めに出す事で買いで反転させ、半値~4分の3戻しで終了させるといった変動になる事が多いです。

いわゆる「不安材料の出尽くし」です。

災害時、過去の例えではアメリカのハリケーン被害時で、GDPを始めとする経済指標の一時的な悪化があっても、災害での被害なので次の四半期には続かないと判断され、それ以上は経済指標が悪化しない、むしろ改善される事が分かっているからこそ、「最後の悪材料で買いが出る」変動です。

過去10年間の豪GDP発表時の30分以内の変動幅は30pp以内~100pp程度までですから、12月の災害で次期GDP発表で変動するとしても、よほど市場予測との乖離が無い限りは普段とそれほど変わらずの変動になると思われます。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

お礼日時:2011/01/16 15:04

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