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日本は現在大型ロケットとしては、HIIAロケットとHIIBロケットを種子島宇宙センターから打ち上げていると聞いています。

1.年平均何台程度のHIIA、HIIBロケットを実際に打ち上げているのでしょうか。

2.年間で最大何台のHIIA、HIIBロケットを打ち上げることができるのでしょうか。今年の4月から「漁場の問題」による180日以内という制限がなくなって通年の打ち上げが可能となるようですが、ロケット生産能力・燃料注入・射場準備などの技術的な観点からは、日本がHIIAロケットとHIIBロケットを年間最大何台まで発射する能力を持っているのでしょうか。

A 回答 (3件)

1.年平均2機程度です、飛島村ロケット工場を見学してもH-2Bロケット、とH-2Aロケットの合計2機しか、同時に組み立てるスペースがありません、すべて手作業で組み立てられており、空調が良く効いたロケット組立工場は、これ以上、生産できません手狭です


2.射場にはH-2Aの発射台と、H-2Bの発射台があるので並行して最終組み立て作業が出来ます、ロケットの最終組み立て期間を3ヶ月とすると年間8機打ち上げができるが、大型固体燃料ロケットブースターの保安距離の規制で、発射台で消費できる火薬量の制限から、同時に大型固体燃料ロケットブースターが置けないので、台風季節を除外しても、予想できない打ち上げ延期時間を考慮するとその半分の年4機が現実的な数字でしょう
また、発射台の横で、製造されるすぐに蒸発して保存ができない液体水素の供給量から見ても、年4機打ち上げが現実的、実用的数字です、これがおそらくもっともコストが低い損益分技点です、これ以上、打ち上げ回数を増やそうとすると、工場の拡張、液体水素の増産設備など多大なコスト、新規投資が必要で、海外の衛星打ち上げの大量受注をしなければ、不可能です、ロシアとボーイング社の合弁企業のシーロンチ社の海上移動プラットホームで赤道直下からゼニットロケットで海外の衛星をローコストで打ち上げるビジネスでさえ、制限のない公海上でいつでも、打ち上げられるにもかかわらず、打ち上げ回数は少ないです
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この回答へのお礼

詳細な回答ありがとうございました。年間4機が限界ですか。商業打上げで海外から大量受注することができれば一回当たりの発射コストを下げることができ、そのことでさらなる受注を受けることができるという、いい意味での循環がはじまればいいですね。ネット情報だと来年いよいよ日本がはじめての海外(韓国)受注による商業衛星打ち上げを行うということで、楽しみにしています。今のところ、商業衛星打ち上げは半数以上がヨーロッパのアリアンロケットということですが、日本のHIIA、HIIBロケットにも頑張ってほしいです。

お礼日時:2011/02/05 20:30

2について。


現在、組立て棟は2塔あります。
現状のロケットの製作期間は約半年でA,B各一機ずつの製作施設しかありません。

各発射台に搭載され、組み立て可能な状態のロケットがあると仮定して、
矢継ぎ早に打ち上げ、搭載可能なロケットは工場にA,B一機ずつです。
発射台の補修期間を考えないとして、これも打ち上げたとして、
次に打ち上げるロケットが出来上がるのは半年後。
半年後、打ち上げて合計6機となります。

現状は精々 Aが2機 Bが1機 といった感じになると思いますが。




H2Aの最短連続打ち上げ期間は8号機ー9号機の25日です
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。
ロケット生産期間が半年であるのに年間6機発射できるというのは、あくまで最初に(1月1日の時点で)完成済みのロケットが射場に設置済みであるということが前提なので、長期間で均していくと年間4機ということになるわけですよね。ところでHIIAの生産工場が一つしかなく、かつ、生産に半年かかるにも拘わらず、わずか25日で連続打ち上げができたというのは、HIIAロケットを事前に生産しておいて、どこかに保管しておいたということですよね。逆にいうと、工場を増産してロケット生産にかかる期間を無視できると仮定した場合には、1か月に1基程度の発射が可能ということですね。

お礼日時:2011/02/05 20:43

1.年2本



2.年365本、金さえあれば、ですが(^_^;
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。年間365機というのは、あくまでロケット生産工場を増やしたりと設備投資を十分行った場合に理論的に可能となる数値ということですよね。そのためにはまずは衛星打ち上げの需要(受注)が十分大きくなければいけませんが、ネット情報によると衛星打ち上げビジネスは過当競争ということで、日本の打ち上げを増やしていくためには越えなければならない山がまだまだ多いですね。

お礼日時:2011/02/05 20:35

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