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福島県内の放射線量の検出結果を文部省が公開するようになって数日たちます。
福島市が5~10マイクロシーベルト/時 で、飯舘村は100マイクロシーベルト/時前後です。
一時的ではなく、ここ数日間はいつもこのくらいの値を維持しています。

単純に計算すると、1日で2ミリシーベルトや20ミリシーベルトくらいの放射線を浴びていることになると思います。
実際に、ホウレンソウにはかなりの放射性物質が積っていることが分りました。
(検出されたヨウ素は、事故から日が浅いので、土中から吸収されたものではないと思います。)

ところが、テレビでは、「すぐに健康に被害が出る量ではありません。」と繰り返し説明しています。
この場合、一体どういう健康被害のことを指しているのでしょうか?
一般的に放射線被曝で心配される健康被害というのはすぐには現れないものだと思うのですが…。
まさか急性放射線障害のことではないですよね。

福島市や飯舘村に避難勧告を出さない政府に対してマスコミは何も指摘しませんが、
危険ではないのでしょうか?

50マイクロシーベルト程度と言われる胸部X線撮影でも、通常は妊婦は受けられませんが、
この規準は意味がないということなのでしょうか?

A 回答 (14件中1~10件)

お考えのとおり時間積算しますが、一桁計算違いですね



仮に100μSv/hだとすると、1日で

 100×24=2400μSv=2.4mSv です。

それでもかなりの被曝量です。
あくまでずーっとその屋外に立ち尽くしていればですが。
そのまま10日経つと24mSvです。

現行の避難や退避範囲は直接線量をくまなく測定して決めたわけではないので、
文部科学省の調査を見て拡大されるかもしれません。

医療においては、効用が被曝リスクを上回ると判断する時のみ行います。
しかも、相当安全域を取って厳しくなっています。意味がないわけではありません。

今回はもうそんな余裕はなくなってきているのでしょう。
早めに収束できれば、積算総量も少なくて大丈夫と思っているのでしょうが、
「急性放射線障害」のことでしたと言い訳しなければならなくなりそうですね。

ホウレンソウも原乳も水道水もそれぞれ単独では「すぐに健康に被害が出る量ではありません。」
かもしれませんが、果たして人間はホウレンソウと牛乳と水だけを口にするのではありません。
その他の食品や呼吸で体内に吸入する放射性物質による体内被曝と空間放射線による
体外被曝も積算すればはたして安全と言える専門家はいるのでしょうか。
あなたの危惧は正しいです。

この回答への補足

質問者です。
皆さまから参考になる回答をたくさん頂きましたが、
601105さんには間違いを指摘して頂きましたのでベストアンサーにさせて頂きます。
皆さま、ありがとうございました。

別の質問で興味深い資料を教えて頂いたのでリンクをはっておきます。
原子力安全委員会が作成した資料のようです。

http://www.nsc.go.jp/shinsashishin/pdf/history/5 …

ここにある文を引用しておきます。この質問の答えでしょうか…。

> 屋内退避について
> 特に予測線量が大きくない場合又は防災業務関係者の動員、指
> 示及び周辺住民等の移動の際に、放射性物質が既に放出、拡散していることが予想され
> る場合には、動揺、混乱等をもたらすおそれの高い避難措置よりも優先して考えるべき
> ものである。

> 避難について
> 防護対策の中でも、避難は、放射性物質の大量の放出前に実施することが可能な場合
> には、被ばくの低減化の効果が最も大きい防護対策である。ただし、詳細な実施計画に
> 従い実施したとしても、心理的な動揺、それによる混乱等のおそれが高く、特に慎重な
> 配慮が必要であることを踏まえ、一般に多数の住民等の避難を考える場合には、対策の
> 結果生ずる影響について実施の際に十分に検討する必要がある。

補足日時:2011/03/24 02:17
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この回答へのお礼

確かに一ケタ間違えていました。
すみません。

> 医療においては、効用が被曝リスクを上回ると判断する時のみ行います。

もしかして、今回も、パニックが起きるリストと被曝リスクを天秤にかけて、
放射性物質の放出が早く終わることに期待して避難指示を出してないのでしょうか…。

お礼日時:2011/03/23 02:55

何度も書き込んだり、他の方の書き込みを読んでいる内に思い出してきました。



私が最初にシーベルト毎時は積算では無い。といっていますが、確かに間違いです。

Sv毎時を積算したものがSvです。

混乱させてしまい申し訳ありません。
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解答ではありませんが・・・



質問者さんはひょっとして非破壊検査関係のお仕事ですか?
私も学校に通いましたが、全然違う道を行ってますね。

X線の授業の際、鉛ガラスの前に立たされて照射しながら照射口を覗かされた時は思いっきり引いた覚えがあります。
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この回答へのお礼

非破壊検査、近いですが違います。
違う道を行かれていて、これだけ覚えておられるのはすごいですね。

私も学校で古くてシールドの甘いX線回折装置を見た記憶があります。
黄色いガラスで見えにくいなと思っていたら隙間があったので
その隙間から線源を覗いていたら先生にどつかれました。
最近のX線を使った装置はそんな危険は全くないですよ。

お礼日時:2011/03/24 02:04

Sv=放射線荷重係数×Gy です。



したがってGyが2倍になればSvも2倍になります。

参考URL

http://www.hicare.jp/09/hi03.html
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%BC% …

この回答への補足

すみません。
言葉足らずだったような気がします。

アルファ線、とか、ガンマ線、とか単独で見れば単純に比例関係で間違いないのですが、
放射線全体でみると、シーベルトはグレイに比例しているわけではないです。
それぞれの線種がどのくらいやってきているかが分らないとシーベルトは求められないということになります。

補足日時:2011/03/23 03:45
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

ご提示いただいたリンク先
http://www.hicare.jp/09/hi03.html
をみると、単純に比例関係ではないようです。

> この定数はガンマ線やベータ線に対しては1で、中性子線、アルファ線、重粒子線などになると5から20の値をとります。

とあります。
なので、例えばヨウ素の同位体を飲み込んでアルファ線によって被曝すると
グレイ(物理量の単位)よりもシーベルト(防護量の単位)の方が大きくなるということですよね。

お礼日時:2011/03/23 03:32

再び登場です。



>フイルムバッチ
記憶違いでした。
たしか、アルミ・鉄・銅の小さい板が入っていてそれらを透過して感光した量により、何をどれ位受けたか確かめるもの出す。

>GyとSv
Gyが倍になったからと言ってSvが倍に成るわけでは有りませんので念のため。
計算方法や考え方がありますが、もう20年近くも前にならった事なので忘れました。

Svが積算で考えるのであれば、1年でどれ位になりますか?
2Sv以上で命の危険が出てきます。
積算で考えるのは明らかに間違いです。

ただし、放射線取扱者の緊急被曝100mSvは積算の値です。
専用の機械を持っていて、限界が来るとアラームで知らせます。
そうなると、作業を中断して即刻退避するのが決まりです。
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この回答へのお礼

何度もありがとうございます。
福島第一原発で作業をされている方々はきっとちゃんとした計測器で線量を測定して守られているのでしょうね。
そう願っています。

お礼日時:2011/03/23 03:24

年間の自然放射線量2.4mSvは時間に直すと



2.4mSv/年≒0.274μSv/h

に相当します。

したがって5~10μSv/hは通常の18倍~36倍
100μSv/hなら365倍です。

決して 2.4mSv >>>> 5~10μSv

ということではありません。 

しかも、これは体外被曝のみの評価です。
呼吸によって吸入される放射性物質による
体内被曝等も考慮に入れるともっと増えます。
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この回答へのお礼

マスコミでも「年間」と「毎時」と「1回あたり」とかをごちゃ混ぜにした表を出していることがよくありますよね。
最初は混乱ぎみでしたが段々分ってくるようになりました。

お礼日時:2011/03/23 03:20

これから10年後くらいに、10万人あたりのがん発生率が他の地域より高くなるかもしれません。


しかし、このような影響は因果関係を立証することは非常に困難です。
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この回答へのお礼

因果関係を証明するのはとても難しいでしょうね。
もし体内に放射性物質を取り込んでしまったとしたら、
それが自然界になくて原発から出たものだと証明することはできないんでしょうか?
その放射性物質を身体から取り出すことが無理ですよね…。

お礼日時:2011/03/23 03:14

No、7です。



すみません。読み返すと判りにくいので訂正します。
積算するのはGy、Svは積算して考えません。検出された値はGy/時をSvに換算したものです。
値的に自然放射線量を含んでいるのかどうかは判りません。

つまり、1時間で5~10マイクロシーベルト浴び続けているということです。
人間が絶えず受けている放射線量は先に書きましたよね。(注 自然放射線量です。人工的なものは除きます。)

比較して遙かに少ないです。
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>「唯一の被爆国」


仰るとおり。最近被曝で書き込みし過ぎていたための誤変換です。

>年間50mSv
これは50mSv浴び続けても良い。といういみです。
ただし、緊急時の100mSvは除きます。
放射線の積算量はルミネッセンス線量計等が用いられます。これはGyで表されます。
先にも書いたように放射性物質には半減期があるので、その場に居続けた場合でも絶えず変化しています。
人間は絶えず自然放射線にさらされていますが、世界へ平均値を年間受け続けても問題ないレベルということです。

因みにGyは受けた放射線の種類によりSvに換算することができます。

蛇足ですが、放射性物質を扱う作業者は必ずフイルムバッチというものを身につけています。

プラスチックのケースにレントゲン写真のフィルムが入った名札のように胸につけられる大きさのものです。
何種類かの感光性能の異なる(カメラで言うISO100とか400とか)フィルムが入っています。
これを定期的に検査して(現像すると、感光量で最大どれだけ浴びたか判る)管理しています。
ただし、最大値なので何時ドコで受けたかは判らない。


よく、放射線量の測定=ガイガーカウンターと言う思いこみが多いようですが、これは一瞬の放射線量を測定する装置です。
用途により色々な計測機があります。
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この回答へのお礼

実は私もX線を出すものを扱う仕事をしているので(医療関係ではありません)
ガラスバッチをつけています。
そのくせ、放射線に無知でお恥ずかしいのですが…。

ガラスバッチのしくみは詳しくないのですが、通過したX線をカウントしています。
1か月ごとに交換して、結果は翌月にもらいます。

鉛板を外す時には手で持てるガイガーカウンターを使います。
ピーピーとうるさい位置(X線が多く出てきている)では作業をしてはいけません。
瞬間の測定ではありますが、数秒か数分測定すれば、
1時間でどれだけの線量が出ているかは容易に想像できます。
計算間違いをしなければ…。

お礼日時:2011/03/23 03:11

NO、4です。



下記忘れたので・・・
細胞分裂が活発なのは血液です。一番強いのは神経細胞は40Svぐらいです。これだけ浴びるとほぼ即死です。
機能障害はもちろん、放射線によるやけどを起こします。

もうひとつ、報道されるのがヨウ素131、セシュウム137はよく耳にしますがこれらは半減期が短いので良いのですが、ストロンチュム90は半減期が26年あります。
この話が無いのはなぜなんでしょうかね?検出されていないのか、隠しているのか・・・

後者だとは思いたくないですが、極めて微量なのかもしれません。

ちなみに責任は・・・元はといえば天災ですからね・・・・スリーマイル原発の責任も未だに決定されていませんからどの国も同じなのかな?
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この回答へのお礼

急性放射線障害については、福島第一原発の中にいらっしゃる方は危険があるかもしれませんが、
今の福島県の現状では気にする必要は無いですよね?

微量でも、放射線を浴び続けると、癌になりやすいことなどが、今問題になることだと思います。
その量がどれくらいだと避難すべきなのか、ということではないでしょうか?

国の規制を書いたページを見つけたのでリンクを貼ります。
http://rphpwww.jaea.go.jp/senkan/monitor/d.html


ストロンチウムもヨウ素やセシウムなどと同じようにウランの核分裂でたくさん出てくるものなんですか?

お礼日時:2011/03/22 00:30

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