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原発事故がかなり大規模な被害を出しています。被害を単純に金に換算してしまうと、このまま改良しながら原子力を使い続けるのが経済的には正解な気がしますが、「やはり事故は避けるべきだ」という視点から原子力の利用を見直すとすると、どういう選択が適当でしょうか。

仮に原発を太陽光発電に置き換えるとなると、電気料金が倍増すると思います(*末尾に計算)。
もしそうなると、産業の国際競争力や生活の豊かさの低下が大きく、大問題かと思います。
これ以外の自然エネルギーは、日本ではエネルギー量が少ないので検討に値しないと思います。

別の選択肢として、比較的資源が潤沢にある、石炭をエネルギーに使用することも考えっられます。ただし化石系燃料を使う場合(天然ガスやメタンハイドレートも同様)は、CO2削減を保留にすることになります。

(*)太陽光発電の初期コストは、70万円/kWと言われています。寿命20年、稼働率0.1(日照時間等より)とすると、1kWの太陽電池の20年間の総発電量は17520kWなので、1kWhのコストは40円程度です。
電気料金の平均は約15円/kWh程度なので、原発分(約1/3)のコストが40円/kWhになったとすると、
15*{2/3+1/3*40/10}=30円/kWh
つまり、原子力を太陽光発電に置き換えるとなると、電気料金が倍増すると思います。

A 回答 (14件中1~10件)

経済的に余裕のある人々は高価な太陽光発電による電力を使う方向になるでしょう。


年金生活者や生活保護受給者など、経済弱者で、高価な電力を使えない層に対して、コストの低い電力を提供することが必要だと考えます。

これは、一国の内部だけのはなしではなく、世界の69億人の電力需要をどうやって賄うかを考えた時、低価格でクリーンな電力の供給が必要です。

地球上で増加する電力需要に対しては原子力発電で供給力を確保し、経済的余裕のある国では太陽光発電に徐々にシフトしてゆけば良いでしょう。

この回答への補足

回答ありがとうございます。

ずばり、日本では、どうするのがよいとお考えでしょうか?

補足日時:2011/04/17 22:26
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1,近い将来としては、燃料電池などを主体とした


分散発電が有望だと思っています。

つまり、大規模工場、ビルなどは、電力会社からの
給電で、家庭や中小規模のビル、工場などは燃料電池や
ガスタービン発電といった具合に
各所で発電する、という分散方式です。

これなら災害に強いですし、炭酸ガスも
相当減らすことが期待できます。
分散発電は、更に、場所によって使い分ければよいと思います。
日照時間が長い所は、太陽光、太陽熱発電で
風の強い所は風力発電で、海の側では干潮発電で・・・。

2,遠い将来としてはプラズマ発電だと思います。
 これなら燃料はほぼ無限です。
 そして、超伝導を利用した電池による戸別給電も考えら
 れるところです。

票目当てに税金をばらまくなどの
無駄遣いしないで、こういう所に回せば、意外と
早く実現できるかもしれません。

この回答への補足

回答ありがとうございます。追加質問です。

燃料電池発電ということは、燃料となる水素の供給が必要になりますが、そのエネルギー源は何をお考えでしょうか?

プラズマ発電は、大学で都市ガスを使った実験をしていましたが、エネルギー源は都市ガスでしょうか。
それとも、核融合で作ったプラズマを使ったMHD発電でしょうか?(核融合研の知り合いに聞いた話では、発電方式としては、MHDではなく、原子力と同様な汽力発電を考えているとのことでしたが)

補足日時:2011/04/17 22:25
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太陽光発電は将来、効率が良くなっても場所をとる事や環境や天候に影響されやすい事などから雨季のある日本では大規模に使われる事にはならないでしょう。


私はこの2つに興味を持っています。

筑波大学大学院の渡邉信教授の研究するオーランチオキトリウムという藻
http://wiredvision.jp/blog/yamaji/201102/2011022 …
2万ヘクタールで日本の年間石油消費量を賄え、耕作放棄地などを利用した生産が考えられているらしいです。きっとググったらもっと情報があると思います。海外にエネルギーを依存している日本には再生可能エネルギーとして面白い研究だと思います。

東京工業大学 矢部孝教授の研究するマグネシウムからの発電
http://www.mgciv.com/blog/what-is-magnesium-base …
これは海にマグネシウムが大量にある上、リサイクルも出来、実現すれば火力発電所を多少改良したら使えるはずですし、二酸化炭素が出ない事など環境面にも良いのではないでしょうか。

石炭は二酸化炭素以外にも大気を汚染する物質を沢山含んでいる上、液体や気体ではないので輸送にパイプが使えないというデメリットがあるのでおそらく大々的には使われる様になる事は無いと思います。

化石燃料が枯渇するまでの期間を延ばすためと新しいエネルギー源を開発するための時間を稼ぐためにはもうしばらく原子力に頼らなくてはならないのではないでしょうか。もしも原子力を使わない事になれば当分は地熱、潮力、太陽光・反射、風力などでだましだまし分散する事になるでしょう。

この回答への補足

ありがとうございます。
「オーランチオキトリウムという藻」
「マグネシウムからの発電」
これらのエネルギー源は太陽エネルギーですので、結局のところ、太陽エネルギーをいかに効率よく取り出すか、ということになるわけですね。
太陽電池は効率の理論的限界がありますので、それ以外の方法が模索されている、ということになるわけですね。

補足日時:2011/04/17 22:47
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>ずばり、日本では、どうするのがよいとお考えでしょうか?



経済的に余裕がある人は、自己の土地や自己の住宅を保有する人は、100%自己資金で自家用の太陽光発電に投資してもらいます。

一方で、税金で原子力発電の安全性向上の研究開発を支援し、その開発の成果を新型原子力発電所に反映することで、年金生活者、母子家庭、県営住宅・市営住宅住居者そして生活保護世帯などをを含むすべての日本人に均等に享受できるようにするべきです。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

お礼日時:2011/04/26 22:58

ドイツが、原子炉全廃に舵を切りましたし、やろうと思えばやれるのでしょう。

世界でも、自然エネルギーによる発電量が、原発を上回ったそうです。

やる気の問題だと思います。技術は進歩しますので。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。確かに技術の進歩は無視できませんね。今はいろいろ問題があったとしても。

お礼日時:2011/04/26 23:12

燃料電池に使う水素も天然ガスかアルコールしか供給元が無いので、結局のところ太陽光と風力で合わせて二割、水力一割あとは火力発電(燃料電池含む)が限度でしょう。



そこに至るのに世帯ごとの負担額が年間30万円超えるってのは鳩山イニシアチブの時に有名ですのでよもやお忘れではないとおもいます。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

お礼日時:2011/04/26 23:13

太陽光発電のコストに土地代が入って無いよ。


日本では電池本体より土地の使用料の方が高くなるんじゃないかな?
今現在有効な発電方法は無いのは常識。
何か画期的な発電方法を本に書いている教授もよくよく見たら太陽エネルギーを何処にためるかの話しだったり。
それが可能なら、太陽光で直接発電できるはず。
ドイツも原子力が無くなるとは思いますが、電気の大半を輸入しているので、外国に押し付けているだけの様に思います。
日本は電気の輸入が物理的に不可能なので、当面原子力しかないと思います。
今の日本の技術力なら完璧に近い物が作れると思います。
東京や大阪の地下シェルターに原発を作るのが最強だと思います。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
そうなんです。土地は無償提供でもしてもらわないと、とてもとても...
原子力が現実解だとは思いますが、どこまで安全性を確保できるかですね。

お礼日時:2011/04/18 22:41

1.原発を続けることは、非常に危険。

既にマグニチュード9.0の超大型地震が起こり、それと同じような地震が800年代に起こり、それと前後して富士山の噴火や東海地震、東南海地震、南海地震などの海溝型の超大型地震が発生しています。貞観地震、貞観噴火というものです。インターネット上に多く記事がありますから、ご自分で見てください。なお、静岡にある浜岡原発は東海地震の震源域の真上にあります。このことは、地震のP波、つまり、普通は初期微動と言われ、地震速報に利用されている地震波ですが、東海地震の震源深さが20kmよりも浅いこともあり、非常に強いP波によって浜岡原発が一瞬にして壊されてしまうことが予想されます。いままで、世界中で震源深さが20kmよりも浅く、かつ、大きな地震の震源域の真上に大きな建物があったことがないのです。その結果、地震のP波がどんな影響があるかほとんど分かっていないのです。P波は縦波で振動が進行方向に起こっている波です。粗密波とも言い、また、衝撃波ともいいます。宮崎の新燃岳で空震というのが話題になりましたが、あれも縦波、粗密波です。更に、現在の耐震設計は縦揺れや縦波について対策ができていません。そもそも、いままで縦波の大きいものの観測事例がないので、耐震計算自体がやれていませんし、また、縦波や縦揺れは地震ごとの個性の違いが大きく、耐震性の確保が非常に大雑把にしかできないこともあるのです。また、使用済み核燃料の問題もあります。使用済み核燃料の保管期間は10万年とか100万年が必要と言われています。フィンランドやスェーデンのように国土の人口密度が低く、また、安定した地質で数万年の期間活動がないことが確認されている土地が広大にあるならまだ別の話ですが、日本のような人口密度が高く、国土が狭くて、地震頻発国で何万年もの間安全に保管できる場所など100%ありません。

2.代替えエネルギーは太陽光発電ではできません。dspdspさんご自身が気が付かれているように、コストの問題もありますが、その他にも多くの問題があるからです。稼働率が12%ほどで、雨の日や夜間は発電できないこと。工業に使うことが出来るほど大容量の電気を起こすためには非常に広い面積が必要なことなどです。ただ、個人の家の屋根に小規模の太陽光発電装置をつけることで個人規模でエネルギー自立ができるのはいいことだと思います。停電などが起こった時に、不便さを避けることが出来ますから。ただ、これも、買い取り電気代を高く設定して補助をしているわけで、その分、太陽光発電をしていない家庭の電気代負担が増しています。

3.日本においては、地熱発電をやればいいのです。

「日本で地熱発電が約10年間まったく忘れ去られてしまったわけ」http://www.asyura2.com/09/eg02/msg/139.html
を読んでください。

参考URL:http://www.asyura2.com/09/eg02/msg/139.html

この回答への補足

ありがとうございました。
地熱発電ですが、日本の地熱資源量は約2000万KW程度程度と言われていますので、100%の効率で利用したとしても、日本の原発の総発電能力約5000万kWの1/3程度しかまかなえないのでは?
地熱の場合、放射能汚染も、ちょっと心配だったりします。

補足日時:2011/04/18 22:38
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taked4700です。



地熱の現在の発電容量は確かに日本の全電力をまかなうほどは大きくありません。しかし、原発の代替えには十分な規模です。さまざまな法規制を緊急事態ということで取っ払えば、5年もあれば原発代替えの分の地熱発電が実現できるはずです。

井戸の掘削の費用が高いのですが、これは、業者がほとんどいずまた稼働率も低いので高止まりしているのです。方々で開発が始まればどんどん低下していきます。

更に、地熱開発は技術改良の余地がかなりあり、今後きちんと資金を投資すればより効率的な発電方法ができるはずです。

現状でも次のような発電方法があります。

1.フラッシュ発電:地下から熱水と熱い蒸気を取り出してそれを利用するもの。

2.バイナリーサイクル発電:地下から熱水そのものを取り出さず、アンモニア水など沸点が水より低いものを地下で熱交換し、その蒸気を地上に引いて利用するもの。

3.温泉発電:温泉の余った温泉水を熱源に利用するもの。まだあまり行われていないが小規模でかつ小資本でできるので今後は有効だと言われる。

今後の技術開発が期待されているもの。

4.高温岩体発電:地下の熱が高いところで水がない場合、そこへ地上から水を人工的に入れて熱い水蒸気を作り出してそれを利用するもの。マグマ発電ともいわれる。こちらができれば、日本には、全エネルギーの数倍を超す熱源があると言われています。地下の浅いところへマグマが分布していることが多いので、利用が容易なのです。これへ投資をして技術開発すれば、未来は必ず開けると思います。


5.熱電素子を使い、熱を電気に直接変換するもの。これは、まだまだ先の長い技術ですが、将来性は確実にあるものです。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

お礼日時:2011/04/26 23:00

その計算には、今後の原子力発電のすべてのコストが入っているのでしょうか?


私は今回の件で、万が一の時の補償金(住民以外に農業漁業の補償も)の積み立てが上昇するのは明らかですし、あれだけ使用済み燃料が保管してあるのはもしかして使用済み燃料の処分方法が確立していないので決まるまでプールしていたりということはないのか?そのコストを入れてあるのか?と疑問があります。
六ヶ所村の施設は一時保管で地下300mへのガラス固めて保管は決まっていないと思います。

今まで原発の議論では低レベルから高レベルまで放射性廃棄物をどう処分しそのコストはと言うことががはっきりしないと思います。



今後は1つの代替で解決という単純なことにはならないと思います。

今ある原発は当分安全性を向上して継続すると思います。新規は当分厳しいと思います。
今回の問題の主なものは夏の午後のピークをどうするかがあります。これは万全ではありませんが太陽光はそのピークに近いので効果はあります。そしてエアコンの効率化と建物の断熱遮光性能の向上が挙げられます。
つまり使う側の効率化が求められてくると思います。
都市構造で風通しを良くしてヒートアイランドを無くす工夫も良いと思います。新エネルギーだけでなく今あるエネルギーを使い方の工夫も検討しなければならないと思います。



これから電気自動車等が量産化されつつあります。蓄電池の性能や価格が安くなると小規模でも使用電力の平準化が進みます。

決定的なものはありませんが社会として効率的にする方策を色々組み合わせるしかないと思います。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
すべてコストで割り切ってもよいのなら、たとえば、
「重大事故の総処理費が最大100兆円(国家予算レベル)として、それが30年に1度起こるのなら、年間3兆円(電気代の20%)を積み立てて賄えばいい」なんて計算もできてしまいます。
高レベル廃棄物の処理も、今後毎年1兆円程度を1万年間ぐらい拠出し続ければ、なんとかなるのかもしれません。
問題は、そういう倫理観を許していいのかどうか、かもしれませんね。

お礼日時:2011/04/24 23:37

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