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コリアン1世の年配女性の識字学級で、日本語読み書きのサポートをしています。

先日の授業で「意味」という言葉になぜ「味」が付くのか、と質問を受けました。
「意味」は言葉の示す内容を指し、漢字をバラすと
「意」は気持ちや考えで、「味」は趣の意味です、と説明しましたがあまり上手に伝わりませんでした。


わかりやすい説明のしかたを教えていただけないでしょうか。
次の授業が25日月曜なので、それまでにご解答いただけませんでしょうか。
よろしくお願いします。

A 回答 (6件)

「味」の意味を「趣」とすると(それで正しいのですが)


外国の形には「おもむき」という言葉が逆にわかりにくい気がします。
思い切ってそのまま「味わい、テイスト」の意味で説明してはいかがでしょうか。

「意味」は「意(思い、意思、考え)」が「どんな味なのか?」ということ。
食べ物の味なら、甘い、辛い、酸っぱい、苦い等。
意の味なら、好ましいとか、喜ばしいとか、許しがたいとか、情けないとか。
これを例文を出しながら説明してみてください。たとえば、
・彼の手紙はいくら読んでも意味がわからない。
 →彼の手紙が意図するところが、良い事か悪い事か、嬉しい事か悲しい事か、
  ストレートなのか裏があるのか、等、どんなテイストなのかがわからない。
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この回答へのお礼

例文で示すとわかりやすいかもしれませんね。
何か作って説明してみます。

どうもありがとうございました。

お礼日時:2011/04/23 14:40

意も味もよく似た意味の字のようです。


おもい、わけ、と、あじわい、でしょうか。
ざっくりいうと、あるものの抽象的な意味と感覚的ににおってくる部分、趣(おもむき)といってもいいと考えられますが、それらの総合された全体を「意味」と表現したのではないでしょうか。

ご参考まで。
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この回答へのお礼

どうもありがとうございました。

お礼日時:2011/04/23 14:41

日本語には「味になる」「味がある」「味気ない」「一味違う」といった言葉がありますね。

これらのいう「味」の多くは「食に対する味覚」を指す訳ではないです。

味覚というのは代表的な感覚の1つであり、日本では特に「多様な、あるいはささやかな変化を敏感に感じ取る感覚」として扱われます。そういったことから、日本語ではしばしば「味」が「食に対する味覚」という枠を飛び越えて、「そこから受ける印象、あるいはデリケートな感覚」として例えられます。
例えば「味気ない」は「(そこから受ける)印象が薄い」「(そこから)あまり特別な感情を受けない」というような意味になります。この言葉は、食に対する形容としてはむしろあまり使われません。

日本語の「味」には「人に何かしら特別な感覚を与えるもの」という象徴的な意味があるのかもしれません。「意味」というのは人間が認識して初めて「意味」となるので、遠からずなのではないでしょうか。


・・・なんてのはいかがでしょうか。言葉のルーツよりも、現在の実用視点で説明した方が、語学にはしっくりくるかな、と。
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この回答へのお礼

味という言葉一つとっても、いろいろな意味を含むのが日本語のおもしろさであり、難しさだと感じます。

なんとか分かりやすく説明したいと思います。

どうもありがとうございました。

お礼日時:2011/04/23 14:44

大変でいらっしゃいますね。

年配の方だったら英語も通じませんし、御苦労お察しいたします。
説明する時はやはり相手のレベルにあわせないと、あまり難しい言葉は
かえって理解を困難にすると思います。
辞書に味の解釈の一つに体験によって知ったこと
と言うのがありました。それも含めて、ある言葉が表している内容と言う風におっしゃって、
後は身近な分かり易い最近勉強した言葉を例に挙げて、説明されるか、
意味で一つの言葉なのだから分けては考えない、その言葉の中身内容をあらわすことば
と言うように説明しないと後々大変かなと思います。お役にたてなくてすみません。
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この回答へのお礼

どうもありがとうございます。

こちらのレベルもあまり自慢できるものでなく(汗)
生徒さんの知的好奇心も満たしてあげなくてはならないのに苦労しています。

みなさんのご意見を参考に考えてみます。

お礼日時:2011/04/23 14:48

ご苦労、お察し致します。


「趣き」も非常に良いたとえですが、「趣き」そのものが日本人同士にしか伝わらないかも知れません。

「味」は、「味覚」(味の感覚)から転じて、「感覚」そのものを指す場合があると言うご説明では如何でしょうか?

例として、たとえば「面白味」であれば「面白さ」と言い換えることが出来ますよね?
「面白い」と言う動詞に対し、「面白さ」とすれば、面白いと言う「感覚」を示す名詞になるワケで、「面白さ」は「面白い感じ」「面白い感覚」と言っても良いです。
「味」にも、この「〇〇さ」と同じ効果があるんです。

「真剣さが足りない」を「真剣味が足りない」など、類似の例が沢山有ります。

「切れ味」なども「切れる感じ」「切れる感触」などを、味と言う五感(感覚)で代用しています。
「後味が悪い」も、後の「印象」が悪いワケです。

「味覚」以外の五感も、「印象」や「感覚」を表わす言葉に転用されていますね。

将来の展望が判らない不安な状況などを、「先が見えない」などと言いますが、これも実際には視覚的な「見える」では無く不安と言う感覚を示しますし、ある人物が犯人と思われる場合、「アイツが臭い」などと言いますが、これも実際の嗅覚では無く、怪しいと感じる感覚です。

日本語には、有る種の「感覚」を、五感にたとえる用法があり、「味(覚)」は最も良く使用・転用される言葉の一つです。

ご質問の「意味」については、「言葉が意図する感じ・感覚」と言うご説明でどうでしょう?
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この回答へのお礼

大変分かりやすい説明ありがとうございます。
生徒さんに分かってもらえるよう
なるべく多くの例を用いて説明してみようと思います。

お礼日時:2011/04/23 14:59

このような場合、むしろ簡単な辞書の方がわかりやすいでしょう。


【意味】(2)物事の持つ価値 ▽もと、考えと味わいの意(「岩波漢語辞典」)

「意」は、その人の「口に含んだ心の動き」が、表現として言葉やしぐさに込められること。
「味」はそれらを受け手が受け止めて、「舌で味を確かめる様に味わう」ことで、送り手の「意」を感じ取れるようになる。
その時、相互の間で「意味」は独自の「意味合い」を伴って「通じ合う」のでしょう。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。

お礼日時:2011/04/23 15:01

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