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一般的には古い学校の記憶の中にある油のにおいは懐かしいものがあります。
その油を木の床に引くのは、なぜなんでしょうか。また、どういう経緯でこの国の木の床に油を引くようになったものでしょうか。教えてください。

A 回答 (5件)

昔は木製の床には防腐剤としてコールタールが塗られていました。



コールタールは、コークスを作る際の副成物で、かなり安価なものでした。
昭和四〇年ごろまでは、日本でも石炭の採掘がまだまだ多くされており、大きな工場では現在の様な大型電気ボイラーや重油ボイラー(最近は本当に大きなプラントでないと見なくなりました)ではなく、石炭ボイラーを使用しており、その際に燃料としてコークスが使用されていたので、当然、副成物のコールタールは安価に手に入りました、その後、ほとんどの燃料に石油(重油)が使用されるにつれ、更に安価で取り扱いが簡単でオイル臭のしない防腐剤などが開発されたので、コールタールの使用が減って行き現在に至ります(完全になくなったわけではないようです)。
現在では木造家屋の意匠表現にも使用されていたりします。

学校の床だけではなく、バスや電車の床、線路の枕木、木製の電柱などの腐敗防止に塗布されていました。

現在は、床材で無垢材を使用する頻度が低くなり、集成材などの加工木材の加工段階で防腐剤などを混入したりしますので、劣化防止のために樹脂ワックスを塗布します。
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 木材の防腐剤として用いられたのは、コールタールを蒸留精製したクレオソート油だと思います。

枕木や電柱などに使われましたが、効果が長く続くのが特徴です。しかし、屋内で使うようなものではありません。コールタールの発がん性は1915年に山極博士によって証明されていたし、匂いのきつさ、衣類に染みを作るなどの理由で敬遠されていました。

 教室では、亜麻仁油などを原料としたフロア油を年に1,2回は塗布していたような記憶があります。その主たる目的は防塵と防水で、防腐ではありません。普段は、雑巾がけをしていました。
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基本は埃が立たないようにするためのようです。

まだ販売しているんですね。
http://item.rakuten.co.jp/paintjoy/1074214/

電車やバスの床も木でしたね。今でも北海道には残っていると思いますが、北国では、床油の目的は雪などの水分から床を保護し、滑り止めのためとされていた記憶があります。
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 夏休み直前の大掃除のときには、木造校舎の床に、床をきれいに掃いたあと、ワックスを塗りましたねえ。



 木の表面に薄い油膜があれば、内部の水分が逃げにくくなり、急激な乾燥・吸湿による割れや反りが起こりにくくなります。床材のように表面が常に削り取られるような場合は、摩耗防止にもなります。

 当時は、埃が立たないようにする為と思っていました。その効果もあるでしょうね。 
 
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〉 木造の床に油を引く



油というより、コールタールだろうと思われます。コールタールは石炭から得られる黒色の液体です(コークスを作るときの副産物)。木材に塗るのは腐り止めのためです。
有名なペリーの黒船も、コールタールを塗った木造船でした。つまり、昔は世界的に木造施設に塗られていました。しかし、発癌性が見つかったため、今ではそのような使われ方はすたれました。
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