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職場の古い建物にある暖房用の蒸気発生ボイラーに「塩」を入れていると聞きました。
ボイラー技師さんがきちんと管理しているのですが、水の硬度調整用とのことなのですが、錆びないものなのか不思議です。
どなたか訳を教えてください。

A 回答 (2件)

ボイラーに直接「塩」を入れてるわけではないです。



ボイラーには硬度を厳しく管理した軟水を使う必要がありますが、その軟水を造るのに塩(食塩)がひつようなのです。

普通の水道水では硬度成分が(ミネラル分など)多いので、イオン交換膜法によって軟水にし、それをボイラーに使っているわけです。
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この回答へのお礼

なるほど。
蒸気ボイラーってシビアなんですね。
自分は真空式ボイラーしかいじった事がないので、勉強になりました。(当然無資格なので)
しかし、塩を使って軟水を作るメカニズムがよく飲み込めません。もう少し解説していただけると嬉しいです。

お礼日時:2004/10/15 17:17

軟水を作るにはイオン交換樹脂に水を通します。


硬度成分のCa2+・Mg2+などがイオン交換樹脂によりイオン交換で取り除ける訳ですが、Ca2+・Mg2+などが樹脂と共に残ってしまいますよね。
そこに塩を入れることにより樹脂の再生をさせます。(元のようにたくさんCa2+・Mg2+が取れるようになる)
樹脂の再生で塩を使う時にはもちろん出来た軟水がボイラに入らないようにしてから行いますのでボイラが腐食することはありませんよ。

今はイオン交換樹脂を使用した洗濯機もあるんですよ。
この場合も洗濯機に塩を入れる場所があります。
http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/9805/0511a.html
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この回答へのお礼

なるほど~!
塩はイオン交換樹脂のいわば「リセット」用なんですね。
ようやく納得できました。
そろそろ暖房時期に入るので、今度ボイラー室の見学に行ってきます。

gonakunさん、takanacha-hanさん。どうもありがとうございました。

お礼日時:2004/10/16 00:19

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