
よろしくお願いします。
医大生です。授業でMRIを習ったのですがイマイチ理解ができません。
NMR現象をわかりやすく教えていただけないでしょうか。
磁気をかけるとプロトンが縦に並び、電波をかけるとそれが横に倒れる
それが戻る時の挙動を観察しているということで良いでしょうか?
縦緩和、横緩和などがわかりません。
また、MRIではT1強調画像、T2強調画像などがあるのですが、これは何を強調している
のでしょうか。
講師の先生は東大卒の物理が専門の方だったのですが、ちょっと生物選択生には
授業自体が難しくついていけませんでした。
ご教授よろしくお願いいたします。
No.1ベストアンサー
- 回答日時:
内容が内容だけに易しくというのは困難ですが
>磁気をかけるとプロトンが縦に並び
実際に使うのはプロトンですが一般論としては原子核です。
またプロトン自体が縦に並ぶのではなく
プロトンのスピン(内部にある磁石のようなもの)が
一方向に並びます(あくまで一部ですが)
磁場をかけると方位磁針が一方向に並ぶようなものです
>電波をかけるとそれが横に倒れる
電波(電磁波)をかけるとスピンによって作られた磁場は
横に倒れるのではなく歳差運動をします
歳差運動というのはコマの軸が円を描くように動くときの運動です
>それが戻る時の挙動を観察しているということで良いでしょうか?
歳差運動をしながら戻っていくときの挙動を観察している
ということでいいと思います
(倒れたのが戻るというのもごく単純に言えば
あってるといえるかもしれないです)
具体的な式はブロッホの方程式
dMx/dt = (M × γB)x - Mx/T2
dMy/dt = (M × γB)y - My/T2
dMz/dt = (M × γB)z - (Mz-Mz0)/T1
で与えられT1が縦緩和の時定数、T2が横緩和の時定数となります
イメージとしてはスピンによる磁場がどれだけの時間で
元に戻るかを表す値です
(縦緩和は外磁場と同じ向き、横緩和は外磁場と垂直な向き)
T1強調画像、T2強調画像はこのT1、T2の差を
それぞれ強調してるのだと思います
このサイトが簡単で詳しいです
http://www.tagen.tohoku.ac.jp/labo/kawamura/each …
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