真空管マイクプリアンプについて

Question

質問させて頂きます
といっても回答常連者の方が二人ともいないので回答がつくか分かりませんが…（苦笑）

オーディオインターフェースを探している際、真空管マイクプリという物がある事を知りました
これは普通のＩＦに内臓されているマイクプリと、どう違うのでしょう？

よろしくお願い致します

yosifuji20 · Accepted Answer

文字通り、増幅素子に真空管を使ったということで、真空管と半導体の違いは何かということになります。

真空管が家電の中心から引退して30年以上です。その理由はコストでしょう。
半導体は年々価格が低下してきました。汎用トランジスタは10円以下でもあります。一方真空管は安いものでも千円弱です。これでは勝負になりませんね。
一方増幅素子としての性能ですが、一長一短です。真空管は電源電圧が高く大きな信号でも余裕で処理できる可能性があります。増幅の性格は偶数j次高調波というひずみが真空管のほうが優れているという説が多いですね。音声信号の個体の増幅の性能は真空管のほうが優れている可能性があります。一方必ずヒーターが必要となり、ノイズの面では不利です。

半導体はこれらの弱点を回路的な工夫で乗り越えてきたといってよいでしょう。通常のプリアンプで真空管では1本か2本で済ますところを半導体では5個-6個以上使っていることが普通です。それでもコスト的にはこの方が安いのです。でも回路を複雑にすることが音質を損ねているという意見も根強くあります。

アナログの入力信号を扱うマイクアンプでは今でも真空管を使ったものが使われているようですね。プロの世界ではコストはあまり問題にならないのと、評判の良いマイクとマッチするアンプということで続いているのだと思います。

でもアマチュアが使うオーディオインターフェースで果たして真空管のメリットがあるかというと疑問です。
同じ価格の製品同士では多分半導体のほうが上ではないかと思います。価格を気にしないようなレベルのものではどちらともいえません。
真空管の温かみのある音（本当でしょうか？）を良いという人はそれでも多いのです。

himiko_1947 · Answer

アンプの素材が真空管か半導体かと言うだけの違いです。
基本的な入出力の必要性能に半導体とか真空管とかということはどちらでもいいことです。
要は、入力の音と、出力の音が全く同じであれば何ら問題がありません。
今時、真空管をマイクのアンプに使用して、半導体のアンプと同等の性能にするのは大変でしょうねぇ。

HALTWO · Answer

http://port.rittor-music.co.jp/sound/productreview/effector/070101_6264.php

のような製品のことでしょうか？

真空管マイクプリはマイク入力増幅アンプ部を IC やトランジスタではなく真空管 (多くは双三極管の12AX7 など) で組んでいるもので、名目上は真空管独特の圧縮感や滑らかさを持つ音を演出するものです。

物理計測特性上不利な真空管でも高増幅低雑音の 12AX7 管を用いてマイク・アンプやプリ・アンプなどの小電力用増幅回路を構成する限りではトランジスタ・アンプに引けを取らない特性を得られますので (IC にはさすがに負けますが) プロ用機器にも真空管マイク・アンプは存在します・・・というより Shoeps 社の M221 や Neumann 社の KM264 などはクラッシク録音現場でも有名ですね。

ただしオーディオ・インターフェイスに真空管を使用しているものが直ちに Schoeps M221 や Neumann KM264 のような音になるというものではなく、値段相応のそれなりの効果が得られるというものになるでしょうし、メーカーが意図するサウンド・キャラクターもメーカーや製品毎に異なるものでしょう。

また、真空管は高熱を発する消耗品ですので定期的に新品に交換する必要があり、同じ 12AX7 と言ってもロシア製と中国製では音が変わるとか、厳しく選別された高額の管と一般的な値段の管とでも音の違いが生じるといったデリケートな素子ですので、真空管式のアンプとはそのことも考慮に入れて付き合う姿勢が求められます。

真空管マイクプリアンプについて

文字通り、増幅素子に真空管を使ったということで、真空管と半導体の違いは何かということになります。

アンプの素材が真空管か半導体かと言うだけの違いです。

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