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中国の歴史について調べています。 佃戸制は封建的奴隷制とみなす、という資料があったのですが、封建的奴隷制とはどういうことでしょうか?

A 回答 (1件)

それは唯物史観の用語じゃないですかね。


私は要するに農奴制のことだと思っています。わたし専門家じゃないんで、単なる愛好家の素朴な理解と考えてください。
農奴制と一口に言っても、内容はいろいろなのだそうですが、要するに農地と農民がセットになっているような形態です。

領主は農地を所有しているわけですが、農地だけ所有したって何の価値もありません。そこで誰かが作物を作って収穫するから価値があるのです。それで、農民をそこに縛り付けて、移動したり、農業以外のことを職業にすることを禁止するわけです。
そこで生活させてやるから、畑を耕して作物を作れ。勝手にどっかいったり、商売しちゃいかん、とそんな感じです。

奴隷というのは、本当に身一つでしか存在していません。住んでいるところも、着ている物も、何も自分のものといえるものはなく、その人間そのものが労働力として売り買いされ、所有の対象となっています。
農奴は、住んでいるところや農機具などは自分の物といえます。ただ、その農地に付属している労働力とみなされるわけで、奴隷とはちょっと違うけど、奴隷みたいなもん、ということになるわけです。

封建制というのは、もっと上の方の領主や貴族の関係に注目した制度の分類だと思うのですが、封建制と農奴制はどちらも中世ヨーロッパの社会の仕組みで、たぶん封建制が農奴制に立脚している、というようなことがあるのでしょう。
唯物史観では、生産関係(私は階層間の社会的、経済的な関係というイメージで捉えていますが)を社会全体の仕組みを形作っていると捉えますから(たぶんそうだと思いますが 汗っ)、この農奴の労働が社会の富の源泉であるような状態を封建的奴隷制というのではないでしょうか。

わたし、佃戸制ってどういうものか知らないんですが、農奴制といえるんですか?中世ヨーロッパや、古代ローマ末期のコロナトゥス制(農奴制のはしりといわれている)と比べてどうでしょう。
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