プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

 間違いでしょうか。私には夫(あるいは交際中の彼氏)に浮気されたときの妻(彼女)の対応が、その逆、つまり妻(彼女)に浮気されたときの夫(彼氏)の対応、よりもずいぶんと寛容に見えるのです。

 (例1)私のご近所の中年の奥様たちが喫茶店での雑談で、各々のご主人が過去に浮気した実例を披瀝しあいながら「そのときは腹立ったけど許してやったわ」と語っています。中には3度浮気された奥様が「病気と思うことにしている」と。互いに笑っていました。

 (例2)TVドラマに登場する男どもも、浮気・不倫・二股・女遊びが当たり前のように登場し、交際する彼女や妻らが自分の手に彼氏や夫を取り戻そうとあれやこれや・・・

 (例3)この相談室に寄せられる相談でも「夫の浮気」相談に離婚や慰謝料請求の裁判をすすめられ「でも夫を愛してる」から別れたくないと。

 (例4)実際アンケート結果で夫の4分の3が「今、浮気をしている」「チャンスがあればする」「するかもしれない」と答えている。

 愛する相手が自分を裏切り、夫(彼氏)が他の女性と隠れてあるいは公然と肉体関係を結び、精神的にも交流し金銭的にも自分以上に受け取り恋愛を楽しんでいる。なぜ、そんな男を許してしまえるのか、自分の所にもどってほしいと願うのか、その女性の心理が理解できません。

 昔に比べると現代の女性は自立し、そのような男に厳しいかもしれませんが、でも男の目から見るとあきらかに女を騙して遊ぶような相手がもてたりするでしょう?

 不思議な女性の心理を聞かせて下さい。
 

A 回答 (2件)

少し複雑なご質問なので十分お応えできるか自信がありませんが、一緒に考えたいと思います。



ペルソナという心理用語があります。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9A%E3%83%AB% …
周囲の状況に適応するために身に纏う「仮面」のことですね。

人は誰しも状況、相手に対してこの「ペルソナ」を使い分けていると思います。つまり、傷つきやすい「本心」を相手にそれと知られずに対処する処世方法ですね。

古い友人で、気の置けない、何でも安心して話せる人を相手にするときは、警戒心をもたずにリラックスしていられます。こういうときは身を守るペルソナは必要ありませんね。自分の抱えている苦しい事や悲しい事を、受け入れられるという安心感とともに吐露できます。

逆に、それほど親しくはなく、顔見知り程度で、気心が知れない相手には、本心を表に出すことは少なく、社会通念上ゆるされる常套的表現を使い、上手に自分の評価を下げることなくやり過ごすことがあります。…(1)

さらに、人間には困ったことに、あらゆるジャンルで人への「競争心」や「虚栄心」というものが無意識的に、また習い性的に表に出てくることがあります。…(2)

この例は、たとえば「病気自慢」「不幸自慢」となって出てきます。
病院の待合室で診察を待つあいだに、しょっちゅう顔を合わせているご老人などが自分の病気の話をする。このとき妙なことに、大病や大手術などの経験者が他に対して「優位」になることがあります。これは上記(2)の場合ですね。

さて、夫に浮気をされた妻の場合、婚姻の際の誓約によりお互いの貞操を守る契りが破られて、傍から見れば、裏切られた妻は被害者ですから、自分の心の傷について語り、裏切られた苦しさへの同情を求めてもおかしくありません。これが気心のしれた親友なら、おおいに共感を求めるような会話になるでしょう。しかし喫茶店の雑談程度でしかもそれほど親しくないーつまり、陰で何を言っているか分からないー相手ではどうでしょう。
大げさに嘆くことによって、妻として魅力がないから浮気をされるのだという、被害者が第一原因をつくったという、男女間の愛情問題にありがりなベクトルが働くと、嘆く妻や苦しみを率直に打ち明ける妻は、一転、魅力のない妻、管理能力の劣る妻という評価をもらう危うさがあります。そして、一度そういった評価になれば、これは浮気をされた評価に加えて人間性の劣る女という2次被害を受けることになります。これはたまりません。

ここでペルソナの発動です。
浮気をされたけれども、その浮気によって自分は微塵も打撃を受けていない。それどころか浮気は男の甲斐性とか治らない病気とかいう「常套句」(1)に寄りかかって、自分の人間としての度量や器の大きさを示すほうが「無難」である、という判断もでてきます。

(例1)それでお互い笑ってすませられれば「同病相哀れむ」ではないけれど、まずまずのコミュニケーションができたことになります。たとえ本心では寝込むくらいの打撃を受けていてもペルソナによって自分への低い評価を回避できます。

(例2)は、女性は男性に比べて「腕力」による解決という選択肢に慣れていずに、もっぱらコミュニケーションによってトラブルの解決を図ろうとする傾向があるといことではないでしょうか。いったん出来た絆はそう容易く「なかったこと」には出来ません。まして男女関係なら、男の気持ちを繋ぎ止められない原因の幾許かが自分にあると思えば、男の気持ちを再び自分の方へ向けようという方途が最も穏当なやりかたとなります。
これも程度問題で、男のこころの自分からの離反が決定的になれば、三面記事的に、相手の女を痛めつけるという方法を選ぶことになります。
http://mbdnd4yh.seesaa.net/article/222199888.html

(例3)すみません。これだけでは情報不足でなんとも言えません。情報不足で一般化しずらいという意味です。

(例4)これはアンケートの質問方法と回答した母集団によります。一般的傾向というには情報不足です。

>なぜ、そんな男を許してしまえるのか

許してないと思いますよ。女性にとって愛情問題は自分の存在を否定されるのと同じですから、適当な条件や状況になれば、きっと仕返しを考えると思います。ただ、浮気をし返すといった憂さ晴らし的行動は少なく、どうしても許せなければ離婚のタイミングや自分への有利な条件が整うのを待つ、といった長期戦にでるでしょうね。

そして男女の性行動の違いへの通俗的解釈。
世に浸透している性別神話、つまり、男は多数の女性と交わることで子孫を残そうとする性質があり、これは本能に基づいている、よって男が浮気なのは仕方のないことである、という世俗的な解釈があります。逆に、女は男を選び、子供を産み育てるために多数の男と交わらないという通説。
こういった男女差の通俗的な解釈も、浮気への男女の行動差に有意にあらわれてくる側面があることは否定できません。

家父長制と姦通罪のあった戦前とは違い、女性も経済力を持ち自立できる条件がある現在では、一歩的な忍従をする女性は少ないでしょうね。
いい例が、芸能人のカップルで男が浮気をした場合にあっさりと離婚するニュースがありますよね。経済力があればつまり我慢しないということです。

だから、今では「不思議な女性心理」などはクリシェ(=内実のなくなった常套句)になっていると思います。

男の「報復」は短期間に攻撃的になりがちです。つまり相手をぶん殴る。相手がダメージを受ければ一応の成果となる。頭に血が上りすぎて命を奪ってしまうこともしばしばです。
女性の「報復」は現在では「離婚」でしょうね。そして親権を手に入れる。男にはさよなら。でも子供は自分のもの。そして「離婚」を躊躇しない。

男の浮気に泣かされ続け忍従する妻という図式が過去のものになっている気がします。
どうでしょうか?
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この回答へのお礼

 本当に丁寧な回答にお礼申し上げます。特に例1についての回答に目を開かされた思いでした。

喫茶店の主婦たちは決して本心をさらけ出しているのではないということ。仮面をかぶり一人一人が「夫の浮気」という共通の事実を提供し合いながら、でも、自らのプライドをかけてはりあっておられたのだということがすとんと胸に落ちました。

 私は経済力・社会進出を背景に自立度を高めた女性が何故、自分を裏切る男性を簡単に許すのか(そういった情報ばかり目に写るので)はがゆく、情けなく思っていたのですが長年の疑問が氷解しました。

 現代の女性は決して簡単には裏切りを許さないし、たとえ許したように見えてもそれは男の突発的な怒りとは違い、永くタイミングを見ながらの復讐の前段なんだということが理解できました。

 浮気や不倫の甲斐性もなく両親の介護にあけくれながら日々をすごす何の色気もない私にとっては縁遠いわだいでしたが、女性の心理が男性から見て決して理解不能なもので無くわかり合える関係だと了解できました。重ねてありがとうございました。

お礼日時:2011/09/08 02:38

あくまで、想像ですが。



(例1)
(「自分の夫はモテる」自慢+
「モテる夫が最後に戻ってくるのは自分」自慢+
「浮気は男の甲斐性、と自分は腹が座っている」自慢)
×「お互いの慰め合い」

又、専門職・国家資格職でフルタイム経験も無く(若しくは浅く)、長く専業主婦(パート程度)ならば、今更離婚して「自分の生活を賄うだけの給料を得る為に、働く」のは大変でしょう。余程「夫に誠心誠意尽くしたのに裏切られた」「夫が高給取り」でなければ、「専業主婦と同じ暮らしが出来る程の慰謝料」はあり得ません。

(例2)
単なる「願望・妄想(=脚本)」ではないかと。

女性版もありますよね。
「散々恋人を裏切って、平気で恋人以外の男性に体を許して(寧ろ積極的に)、挙げ句他の男の子を妊娠したのに、無条件で女性を受け入れる恋人(男性)。生まれた子も自分の子として可愛がる」とか。

ケータイ小説をドラマ化したら、「アバズレの尻軽ヤンキー女(何でも他人の所為にして、多々の違法行為も正当化)を心の底から慈しむ、育ち良し学歴良し職業良し生活良し収入良し見た目良しの男性」が出てくるみたいですしね。

(例3)
相談自体が(例1)への回答と同じ(自分+夫自慢)か、
「裁判が面倒くさい」か、
「自分にも落ち度や後ろめたい事がある(やぶ蛇になる可能性大)」か、
「夫ではなく自分が浮気していて(質問中の男女は入れ替え)、『もしも夫が気付いていたら』の仮定質問」か、
「暇人の作り話」か、

のいずれかでは。

(例4)
そういうアンケートは、「母集団」に片寄りがあったり、「統計学的に有効」と言える程の人数には達していなかったりする事が多いですね。しかも、

「一度で良いから、綾瀬はるかとデートしたい」

という「限りなく非現実的・妄想な願望」も、集計上は「チャンスがあればする」「するかもしれない」に入ってしまいます。

後、国勢調査や履歴書でなく単なるアンケートですから、「見栄」も張るでしょう。つまり、「お水のお姉さんに入れ揚げている(=いいカモ状態)」を「今、浮気している」に入れたり位はするでしょう。
誰に対してか知らない、「自分はモテている」という「見栄」の為に。

勿論、盲目的に好きになってしがみつく女性もいるでしょうが、「大して大事でなかったのに、自分の物を他人が欲しがると急に惜しくなり、ムキになって大事がる」人もいますよね。
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この回答へのお礼

 なるほどね。丁寧な回答をありがとうございます。本心では女性も男の浮気は許せないのでしょうか。もう少し他の方の考えもお聞かせ下さいな。浮気を許せない度合いのようなものが男女で違いがあるでしょうか。
たとえば、昔の日本なら女性が不倫をすればそれは犯罪だし夫はそんな妻は即離婚して追い出したでしょう。男が不倫(愛人を囲う)しても男の甲斐性でしたものね。そんな時代でも女性は夫に対して怒りを覚えたのでしょうか?現代でも女性は不倫男性よりも相手の女性を憎むように思えるのです。

お礼日時:2011/09/06 03:31

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