ショボ短歌会

四十代以上の方に質問です。
日本が高度成長期からバブルまでの上り坂の時代は、今より明るい風潮がありましたか?


私はバブルの頃小学生どったのですが、なんとなく今より華やかだった記憶があります。いまの若者は生まれた頃から不景気しか知らない人も多いと思います。

勢いのよかった時代の空気を教えて下さい。

A 回答 (3件)

日本の将来は明るい!というメッセージが溢れていましたね。



マツダのロータリー車がルマン24時間レースで、フェラーリや、マクラーレンメルセデス、ジャガーなどを尻目に1-2フィニッシュした時に日本の自動車メーカーは世界のトップなんだと思った記憶があります。

技術面以外では、日本のタイヤメーカーが小平市にある工場の土地を担保に入れて融資を受け、その金で、世界有数のタイヤ会社ファイアストーン社を買収したのも記憶に残っています。東京郊外の工場用地を担保に入れるだけで世界有数の巨大企業を買収できるほどに「土地の価値」が高かったのです。

その後にも、安田生命保険がゴッホの絵を何十億円かで落札したとか、三菱地所がニューヨークのロックフェラーセンターを高値買収したなどのニュースがあり、本当にカネの力で世界を手中に収めることがあるもんだと思っていました。
自分のカネではなくても、「日本のカネ」にいわれなき共感を感じており、未来が明かるいのではないかと思うに十分な空気でした。

一方、自分自身は働けど働けど、家一軒買えない時代でした。
私たちよりも一回り上の世代は住宅を持っており、加えて「300万円で購入したゴルフ会員権がいまや2000万円だぜ」なんて話を聞かされて、自分だけ取り残された気分になったものです。

なんせ、収入の増加よりも、住宅価格の増加の方が激しく、東京に通勤する人が千葉県の房総や茨城県の霞ケ浦周辺に家を買った時代です。私は、同世代の知人・友人が次々に家を買ってゆくニュースを聞きながら、どうしても不動産価格に納得できず、また必要な借金の大きさに怯え、賃貸住宅に済んでおりましたが、夫婦ともども「家が買えない」というだけで暗い気持ちになったもんです。

バブル崩壊後に房総や霞ケ浦の住宅がどうなったか、そして年収の5倍以上の借金を抱えたサラリーマンがどうなったかはご存じの通りです。しかし、当時はイケイケドンドンでしたから、その波に乗れない自分たちが「負け組」の様に感じたのは事実です。

バブルが崩壊し、山一証券や長銀が倒産し、平和生命が破綻しました。日産自動車や三菱ふそうなどの日本の自動車メーカーが外国人に買収され、自動車レースも下火になりました。しかし、再びサラリーマンが家を買えるようになり、交通事故の死傷者は三分の一に減りました。

つつましくやって行こうとする人々にとっては、今の時代の方が幸せですね。
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この回答へのお礼

とっても参考になる回答をありがとうございます(^O^)感謝感激です

なんかNHKのドキュメント番組のナレーションみたいに、滑らかな時代考察ですね☆
凄く分かりやすかったです。今は慎ましく生きる意味ではいい時代なのかもしれないですね。

お礼日時:2011/11/29 16:40

今から振り返ると、日本人は世界で肩を切って


闊歩していたような雰囲気がありました。
米国までが日本型システムに学べ、という
時代でした。

私はあのころから株をやっていまして、バンバン
上がるので、幸せな気分でした。
人間、単純なもので、それだけで人生バラ色に
思えるんですな。

某有名な経済評論家が、日本の株は永久に下がらない。
今後3%程度の成長を続けるだろう。
日本は、そういうシステムになってしまった
と言っていたのですが。

その評論家は、現在は
「あの時、私はあれだけ警告したのに誰も耳を貸さなかった」
と言っています。

こいつは絶対に信用できん、と思いました。

今も株をやっていますが、中国が何時崩れるか
興味深く見守っています。
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この回答へのお礼

納得です!これで知識が一つ増えました(^O^)丁寧なご回答に感謝です

その経済評論家もきっと浮足立つてたんでしょうね。

お礼日時:2011/11/29 18:13

空気ですか。

難しい表現ですね。
でも言いたい事はわかります。たしかにバブル崩壊までは世の中明るかったです。
バブル絶頂期は明るいというより狂っていたと言った方が良いけど。

まず就職に苦労する事はなかった。
今ほど猫も杓子も大学に行く人ばかりじゃなかったけど、高卒だろうと大卒だろうと仕事はいくらでもあった。
街は活気があり若者は夢を持てました。頑張れば上に行けるんだと。

それまでは誰でも海外旅行に行けたわけじゃないけど、猫も杓子も海外旅行に行くように。
今では夏休みの成田が家族連れでごった返すのが普通の光景になりましたが昔はそうではありませんでした。
それが可能になった時代だったのです。

ただ、自分のことを言えばとくに好景気の恩恵は受けませんでした。
もちろん仕事には困らなかった。でも物価の高騰もあり生活が楽というわけではありませんでした。
海外旅行も一度も行けませんでした。
なんで他の人はあんなに浮かれているのに自分は貧乏生活なんだろうと思いました。
私のような人も少なくなかったと思います。
それでも世の中が浮かれてましたから、空気は明るかったですよ。

それだけにバブル崩壊後の急転落は、ひどかったですね。
札束で人の顔たたいてたような実業家が無一文に、物乞いをするホームレス状態に転落。
失業者、自殺者の急増。
自分は恩恵も少なかったぶん損害も少なく済んだと思うけど、やはり即仕事や給料が激減しました。
どう生き残ったら良いのか途方に暮れた日もありました。
それからずーっと不景気の連続でしたね。
なんとか生き残りましたけど。

日本は大事なものを失ったと思いました。
人間、恵まれ過ぎることはよくありません。
今は不景気続きで良い時代ではないけれど、そのうえ震災で心的ショックも大きいけれど。
私は良い時代の前兆と思って見ています。
決して暗い時代とは思ってないですよ。絶頂から突き落とされたあの時を思えばね。
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この回答へのお礼

回答感謝です!!めっちゃ参考ににりました。お知恵を活用します☆

落差の激しい時代もそれはそれで大変なんですね。

お礼日時:2011/11/29 18:14

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