電子書籍の厳選無料作品が豊富!

(1)セロトニンがシナプス間隙に存在することによって抗うつ作用を示すとあったのですが、セロトニンは神経伝達物質であるのに、どうしてそれが受容体を通してつぎの神経細胞(後シナプス)に伝わるより、シナプスの間に存在することの方が重要なのですか??
(2)シナプス前の受容体は神経伝達物質放出の負のフィードバックに働くものとして間違いないのですか?例えばセロトニンの場合は、その受容体に結合することでトランスポーターでの取り込みがなされるということでしょうか?

A 回答 (1件)

(1)シナプス間隙は細胞間が20ナノメートルぐらいでしたか非常に狭い隙間でそこを調査するのは難しいですね。

したがって実験的にはシナプスではない状態の細胞(シナプトソーム)を用いる事になりますし、生体を試験する場合もシナプス間隙から洩れ出た物を計るような間接的な評価になると思います。
そうなると、間隙の濃度が上がったであろうという事しか言えないのです。シナブス後膜に結合したから伝達するのですが、そこまで言える試験をしないといけませんので、存在するとだけ言っているのだと思います。

「伝わるより、存在することの方が重要」というのは勝手に合成した比較の誤解ではありませんかね。そういう文章がありましたか?あったらぜひ教えて下さい。もっと深い訳があるかもしれませんので、知りたいです。
少ない量のセロトニンでもそれを効率よく伝わるようにするなどといったアイディアはないのですから、間隙での濃度を高めて、結合する確率を上げるのが現実的だと思います。

(2)間違いないかは知りませんが、負のフィードバックで知られているのはトランスポーターによる再取り込みですね。それを抑制する薬の効果はシナプスの原形とは異なるシナプトソームで実験的に確かめられています。

セロトニンに限らず、薬理作用の機序は非常に妄想的な物になると思います。
薬理作用の結果のみが事実です。理由は分らないけど、こういう結果が出たという認識です。ですから間隙に存在するという表現の方が伝わるという見たのかよと返したくなる表現より控えめで無難です。
    • good
    • 0

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!