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ちょっとひっかかるので質問させていただきます。
回答が1つしかないうちに終了してしまったのですが、このterrytapさんの質問に対するgould09さんの回答はベートーヴェンのソナタのごく一部のタイトルについている副題にしかすぎないと思います。

たとえば、「ワルトシュタイン」って何番でしたっけ。それから、「ハンマークラヴィーア」とかいった副題のものもあったと思いましたが、これも何番だったかちと気になります。
10番の副題もひょっとするとあったかもしれません。思い出せないまま葬られていたので、僕を気にさせたまま終わらせないでください!

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A 回答 (3件)

ここでもうちょっと補足を。



第1番・・・「小アパショナータ」×
第3番・・・「小ワルトシュタイン」×
第8番・・・「悲愴」**
第11番・・・「グランド・ソナタ」*
第12番・・・「葬送」×
第13番・・・「幻想風ソナタ」*
第14番・・・「月光」××
第15番・・・「田園」××
第17番・・・「テンペスト」××
第19、20番・・・「ふたつのやさしいソナタ」×
第21番・・・「ワルトシュタイン」××
第23番・・・「熱情」××
第24番・・・「テレーゼ・ソナタ」×
第25番・・・「やさしいソナタ」あるいは「ソナチネ」*
第26番・・・「告別」**
第29番・・・「ハンマークラヴィーア」**

*・・・・・・ベートーヴェン自身が付けたが今では一般的でない名称
**・・・・・ベートーヴェン自身が付け、今でも一般的に呼ばれている名称
×・・・・・ベートーヴェン以外の人物・出版社が付けたが、今では一般的でない名称
××・・・・ベートーヴェン以外の人物・出版社が付け、今でも一般的に呼ばれている名称

こうしてみると、ベートーヴェン自身が付けた記録の残っている標題が、けっこう多いことが解ります。しかし、有名なものの多くは
あとで誰かがつけたもので、作曲者自身の題がちゃんと残っているのは、悲愴と告別くらいでしょうか。
第1,3,24,25番の標題は、少々マニアックですね。しかし、第25番は、ベートーヴェン自身が出版社に「このようにつけてくれ」と頼ん
だという記録が残っているにもかかわらず、あまり今では知れ渡っていません。
第13番の「幻想風」という名称は案外有名ですよ。しかしベートーヴェンは次の「月光」にも「幻想風ソナタ」と記しています。第13,
14番のどちらも幻想風なのですが、月光という名がついてからは、幻想風といえば第13番を指します。
第19,20番は、ベートーヴェンの弟カールが、断りなしに勝手に出版社に売ってしまったものと考えられています。ピアノを弾く人なら
よく解ると思いますが、この2つのソナタだけ、周りのものと比べてあまりにも内容薄弱です。とても作曲家自身が出版する意志があっ
たとは思えません。また、この2曲は、ベートーヴェンの初期の作品という説が有力です。
第26番は、第1,2,3楽章に、それぞれ「告別」「不在」「再会」という名がついています(作曲者自身による)。我々は、第1楽章の名を
このソナタの名として呼んでいることになります。
最後のハンマークラヴィーアは、作曲者は「ハンマークラヴィーアのための大ソナタ」と名付けていたのですが、その頭のハンマークラ
ヴィーアだけが残りました。しかし、ハンマークラヴィーアとは単にピアノの独語に過ぎません。しかし、この作品の規模と内容を考え
ると、曲名に楽器の名をつけるに相応しいものです。
第12番の葬送は、ベートーヴェン自身が第3楽章に、「ある英雄の死を悼む葬送行進曲」と記したことから、呼ばれだした題名です。

ベートーヴェンの音楽の標題に着目することは、彼のロマン主義音楽創始についての議論につながるので、とても重要です。しかし、
ベートーヴェンのソナタは、標題とは関係の無い絶対的な世界において偉大なものですから、あまり標題を気にしても、ベートーヴェン
の音楽の理解の助けにはなりませんから、ご注意を。
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この回答へのお礼

非常に詳しく網羅されてあり、助けになります。どうもありがとうございます。日本人ほど標題つきの曲の方が好きな民族はいないとよく聞きますが、まさにその通りで、ベートーヴェンの交響曲にしても、標題がついている英雄や運命、田園、合唱(あるいは第九)ばかりがもてはやされて、7番のような番号だけの交響曲が無視されることがままあります。
僕も標題にはあまり囚われていないつもりです。チャイコフスキーの悲愴のロシア語での意味は「情熱的な」意味あいを持っていて、決して「悲しい」のではないのだそうです。
ただ、今回はピアノ・ソナタということで、ちょっと僕の弱いジャンルなもので、どう識別されているのか、というのを知ることができました。ありがとうございました。

お礼日時:2001/05/06 08:43

nabayoshさんのお望みのご回答は、


"Der Baronin Josefa von Braun gewidmet"
でしょうか。私の手元の楽譜(ドイツ・ヘンレ社版)には、そうありましたが。

結論から言いますと、副題というのは後世の演奏家が勝手に付けたものも少なくないのです。例えば、同じベートーヴェンの「運命」は、海外ではたんに「第5」と呼ばれています。
ピアノソナタでも、INHALT(目次)に副題がついているのは、
8番(悲愴)
23番(熱情)
29番(ワルトシュタイン)
の3つだけです。月光などというのは副題のようで、実は副題などではありません。
「やさしいソナタ」(20番)もそうですね。これが副題かどうかはnabayoshさんに判断していただきましょう。

それでも「副題」(とやら)を知りたいというのであれば、現在公認されているようなものをすべて書き出しておきますから、ご参考までに。

8番 悲愴
14番 月光
15番 田園
17番 テンペスト
20番 やさしいソナタ
21番 ワルトシュタイン
23番 告別
29番 ハンマークラヴィーア

余談ですが、メンデルスゾーンの「無言歌集」にも、インチキな副題がたくさんついています。「春の歌」はそう呼ばれていると思いきや、実は彼のつけた題名ではない。そこらへんの判別を行うというのも、楽譜を読む楽しみであるのです。
ぜひ、世界で一番評価が高い原典版(原楽譜を忠実に再現したもの。対義語は校訂版。廉価版の多くがこれである)である、ヘンレ社の楽譜をお手にすることをお勧めします。
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この回答へのお礼

そう、僕も副題というのには疑問を持っているのですが、以前の質問がちと納得がいく前に終わってしまった面があったので、やはり気になりまして。

ベートーヴェンはまだまだ標題音楽の時代ではないですから、こういうタイトルをどう処理していくかというのは難しいものですね。作品についた記号としてはどうやら役に立ちそうです。その判別コードが誰にも伝わればいいのですが。

今回はどうもありがとうございました。

お礼日時:2001/05/06 08:34

私の持っている「ベートーヴェンのソナタ」は、全曲が入っているもので無い事を


コメントしてませんでした。
ただ、10番は入っていて、そこには副題が入っていなかった為回答させていただきました。

「ワルトシュタイン」と「ハンマークラヴィーア」を調べて見ましたので確認して下さい。

21番 ワルトシュタイン
29番 ハンマークラヴィーア
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この回答へのお礼

gould09さんにご登場いただけて、納得のいく説明をいただき、ありがとうございました。
副題というのは本当にコレクター的な性質があるので、わかりにくいものがありますね。特にベートーヴェンの場合は、決して標題音楽と言えないところがあるので。
どうも御丁寧にありがとうございました。

お礼日時:2001/05/06 08:29

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