いちばん失敗した人決定戦

塗装について全く初心者です。突板へのウレタン塗装(鏡面仕上げ)につき教えてください。

色々調べたところ、木材へのウレタン塗装(鏡面仕上げ)は下記の手順で行うことがわかりました。

----------------------
1)下地調整:
木地の汚れや凸凹をなくすためサンドペーパーをかける。最終的には180番手でしあげる
2)着色:
  ステインなどを使って木地を着色する
3)目詰め:
  木地の導管を埋めるまたはヤニを止めるため、ウッドフィラーなどを刷り込む。
ウッドフィラーにステインを混ぜて再着色することも可能
4)ケバ取り研磨:
  #240~320サンドペーパーを使い木地のケバをとる。
5)中塗り:
 サンディングシーラーを塗布し、乾燥後サンディングを何度か繰り返す。平坦な塗装面をつくる。
6)上塗り:
 ウレタン塗料を塗布し、高番手のサンドペーパーで磨き作業を行い、鏡面をつくる
----------------------

添付の写真のようにワインレッドと黒のコントラストのある塗装したいと考えています。

突板を使うのですが、その上で、2)の木地着色や3)の目詰めの段階で濃色のステインを使いワイピングすると導管の荒い木では木目が強調されることがわかりました。これで、白黒のコントラストは作れると思います。しかし、ワインレッドはどこで塗ればよいでしょうか?2)や3)の着色の段階で木地の明るい部分も多少暗くなりますので、仕上がりより明るめの赤を使用すべきと思いますが、これは上塗りのウレタン塗料に混ぜるのでしょうか?それとも5)の中塗りなどに混ぜることが可能でしょうか?
6)の上塗りに混ぜた場合、多少なりとも光沢は落ちるものでしょうか?

ちなみに、車の塗装ができる友人がいるので5)、6)は彼に依頼するつもりです。
4)のケバ取り研磨くらいまで自分で行いたいと思っています。

以上、ご回答いただけるとうれしいです。

「自作スピーカーの塗装について」の質問画像

A 回答 (10件)

kazaguruma_ya7様、Guten tag であります(礼)。



当方の回答、そろそろかなりの数になって参りましたので(苦笑)、今回にて諸々一応の撤収と致したく、こちら最後に関連の話題を幾つか送らせて頂きたく存じます。

まずはkazaguruma_ya7様、塗装に関しまして、当方などより博識の人間。ここへ一度話しを聞いてみました(建築関係の塗装業)。

しかし返ってくる答えは、まさにkazaguruma_ya7様が先にお尋ねになった職人さんと同じ。塗料、道具、作業環境、そして何より本人の技能レベルが問題であるので、ここは無理をせず可能な範囲内(入手可の塗料、アマチュアレベルの道具の品揃え、そして今現在の経験技量)にて、最高の物を目指す形が良いのでは?との話しでありました。

またもう一人、趣味で弦楽器の製作を長年楽しんでいる知人にも尋ねてみましたが、やはり着色自体で木目に陰影を施すことは、相当に慣れていないと難しいそうです(この段階では木の質と塗料の知識が必須、加えてさらに、仕上がり工程までを含めた先読みが出来なければ―――的な話しでした。結局、職人さん達と同じご意見でありますね)。

ちなみにkazaguruma_ya7様、こちらの知人からは、もし木目のコントラストが強いローズウッド系の突板が入手可能であれば、この下地+クリア塗装の方が、作為的な陰影より「よほど深みのある色合いに仕上がりますよ」とのことであります。

確かに下にような例を拝見致しますと、彼の話しもナルホドねぇの感でありますね(世の習いそのもの、シンプルisベストかもしれませんです)。

http://moridaira.weblogs.jp/moridaira/2011/12/po …

またkazaguruma_ya7様、当方自身は近々下の塗装手法に挑戦してみようと考えておりまして、これは単に様々の塗装手法を「楽しむ」目的での割り切りでございます(そして「これは使える!」となれば、以後もっと深く勉強。笑)。

http://m-pred.blog.so-net.ne.jp/2010-02-18

※加えて本ご質問に近い形もありました
http://m-pred.blog.so-net.ne.jp/2010-06-02

しかしながらkazaguruma_ya7様、我々アマチュアとプロの違いと申しますのは色々な面で難しい点がたくさん存在致しますけれど、しかし我々の最大の武器である「たっぷりの時間」、これは紛れもなく「趣味の世界」のみに許される特権でございます。

この辺り、また今後色々なカット&トライを、ぜひぜひ頑張って下さりませ。

加えてkazaguruma_ya7様、塗装以外でのスピーカー工作関連ネタ。こちらも浅学当方ではありますが、以下個人的印象の幾つかを最後に送らせて頂きます。

◎内部塗装
kazaguruma_ya7様、オーディオの世界においては、「楽器の音を知らずして諸々語るべからず」的なご意見もよく拝見致します(苦笑)。

しかしここで当方強く申し上げたいのは、スピーカーは「楽器とは違うんですよ、根本的に!!」ということであります(楽器の演奏が下手な人間のヒガミも多分に入っておりますが。爆笑)。

楽器の構造手法を取り入れたスピーカー等、巷ではなぜか不思議と無条件に評判が良いのですけれど、これは単純に「楽器に近いつくりだから」ということではなく、あくまでスピーカーとしての基本設計が優れているから成立しているお話しなんですね。

その観点からすると内部への塗装、これも楽器とスピーカーでは諸々考えが異なって当然でありまして、こちら当方自身はキャビネット内部への塗装、近年は必ず行っておりますです(メリット大と愚考致します)。

kazaguruma_ya7様、これも一度簡単な工作品やジャンク等の利用にて、内部塗装の有無による音の違いをぜひお試し下さりませ(ちなみに当方の場合ですと、三回程度のラフな重ね塗りでして、もちろんキャビネット表面ほどの手間は全く掛けません。かなりテキトーな塗りですけど、しかしこれが実際、様々の点で実に効果的と感じます)。

kazaguruma_ya7様、内部塗装自体はいつでも行えますから、こちら何年か後の楽しみとして、またひとつご考慮頂ければ幸いです。

◎トールボーイ型における足回り
kazaguruma_ya7様、今回のスピーカーにおいては御影石板とインシュレーターによる足元固めとのお話しでありますが、もしよろしければ一枚板(もしくは板材積層)のベース、これもオプション的に製作して頂くと大変面白いと思います。

近年の既製品、トールボーイ型においては比較的リジットな方向性(スパイク仕様や金属フレーム系等)の足回りが主流でありますけれど、実はこちら当方個人的な印象と致しましては、正直思い切り「?」でございます(苦笑)。

この点については設置環境(部屋の床の強度等)の絡みもございますので一概には結論を出せませんが、ただ自身の工作経験から判断致しますと、トールボーイ型においては使用ユニットの大小にかかわらず、リジットなベース構造はあまり適していないという思考でございます。

むしろそこそこの強度の一枚板構造、これの方が全体の音に多々メリットを見出せる雰囲気でございまして(あくまで個人的印象です。苦笑)、もし可能であればkazaguruma_ya7様、この形も機会があれば一度導入をおススメ致しますです(同方式、個人の嗜好に合致するようでありましたら、さらに質の良い素材でのベース製作もおススメでございます)。

添付写真のように、当方の愛用のトールボーイ型はおおむね集成材のベース板を併用する形でありまして(タモ集成材です)、またこちらもkazaguruma_ya7様、よろしければぜひお試し下さい。

それではkazaguruma_ya7様、まぁ何とも中身の薄いお話し、この回答の連続ばかりで誠に失礼致しました(苦笑、そして礼)。

以後も諸々大変なことと存じますが、しかしその苦労自体は、またある意味ひとつの「楽しみ」でもございますよね(ただ、家族にとってはいい迷惑ですが。当方も全く同様の状態です。爆笑)。

kazaguruma_ya7様、最後はとにかくこの一言、目標とする音を目指して頑張って下さりませ!!!

ではではでは、これにて失礼致します(礼)。
「自作スピーカーの塗装について」の回答画像10

この回答への補足

tyo0911様

結局、質問そのものに対する回答は自分で見つけてしまいましたが、tyo0911様にはたくさん教えていただきましたので、これをベストアンサーとさせていただきます。

どうもありがとうございました!

ではでは。

補足日時:2012/02/27 05:28
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この回答へのお礼

tyo0911様

ご教示いただきありがとうございます。初心者なのでまだ製作の1サイクルができていませんため、足回りのことや内部塗装の事はまだ考えが及びませんでした。勉強になります。

ところで、先日リンクをさせていただいた職人さんに思い切って写真を送って質問したところ、ズバリ回答が帰ってきました!
この塗装方法はツキ板に目詰め材と暗色のステインを配合したもので目詰め、ふき取りを行い、サンディングシーラー塗布・サンディング後に赤色ステインを混ぜて作ったクリアを数回吹いて研磨したものだとの事です。ツキ板に直接ワインレッドを着色してもこのような深みは出ないとの事です。
これで2年近くの謎が解けました!
ただし、難しい方法なので自分でやらずにこの塗装ができるところに行って頼むのが近道との事でした。
おそらく依頼する前にサンプルも作ってもらわないとダメですね。

ツキ板屋に行ってサンプルのツキ板をゲットして帰ってきましたが、ためしにオスモのクリアを塗ってみたところオフィスで見せてもらったものとはかなり違うことを痛感しました。あまりにも自然の産物の個体差に仕上げを依存するのもどうかと思い始めたところです。従って、次はこの塗装が可能な家具屋を探して見ます。


スピーカーは楽器かとの件について、私も楽器ではないと思います。私はクラシック音楽を愛好しているのですが楽器の筐体の共振や共鳴による音のカラーリングは既に楽器ごとにその楽器の特色を最大限に生かす形で完成されており、バイオリンはバイオリンに、ギターはギターに最適な共振や胴鳴りが楽器製作者により計算・付加されています。ホールの残響も叱り。それに一律にスピーカーで共振や共鳴のカラーリングをしても美しくなる気がしません。それはあたかもさまざまな色で構成された錦秋の山々をサングラスをかけて眺めるようなものだと思います。また、テクニカルな話では共振共鳴しやすいのは主に重低音ですが、重低音の共振・共鳴は概して醜いです。(初心者が偉そうなことを、失礼しました(^_^;>>)
内部塗装に関しても研究の価値がありそうですね。


ところで、御影石板の件、お話していましたでしょうか?
これは、実は市販品のスピーカーの締りのない低音を抑えるためと、階下への振動を減衰させるためのものですが、実は音響面の影響はあまり検証しておりません(^_^;>> 自作機完成後には比較検証させていただきます。当然、集成材のベースもためさせていただきますね♪

音響の追求と言う点では、より重く音響ダンプ性能の良い素材でのバッフルを製作してみたいと思っております。より重低音がハイスピードになると期待しています。

tyo0911様には色々な知識を頂戴し大変ありがとうございました。大変ためになりました。tyo0911様も理想の音を追求してください。またどこかでお会いできる日を楽しみにしております。

ではでは。

お礼日時:2012/02/22 05:46

kazaguruma_ya7様、再度お邪魔のこんにちは。



kazaguruma_ya7様、塗装に関するお話しですが、こちら当方もいろいろと考えてみましたけれど、やはり当初のご希望を理想的に実現する形、いずれも「これ!」という自信が、考えれば考えるほど持てませんでした(申し訳ございません。汗)。

また今回はウレタン系塗料をご選択とのことでありますから、普段ラッカー系を多用する当方には、さらに塩梅が読めない難しさでございます(ウレタン系では中塗りの段階から既に自信がありませんです。以前にはウレタン用サンディングシーラーを必要以上に厚塗りしてしまい、クラック等で往生致しました。苦笑)。

基本これらの塗装に関する当方の知識も、おそらくはネット上で広く見聞可能な程度と思われる次第でございまして、この点につきましてもまずサンプルでのカット&トライ、こちらで状況を把握する以外手段がないものと思われる次第でございます。

ちなみにkazaguruma_ya7様、お取組の作品におきましては基本のサイズ自体がかなりの大きさでございますので、これは側板の箇所等、元来が美しい木目の突板で十分貫禄が出るものと愚考致します。

幸い中塗りと上塗り、そして最終研磨等の工程においてご友人のご協力を頂けるようでありますから、例えばソフトメープルやカーリーメープルの美しい突板、これをベースとするクリア仕上げでも相当に美しい仕上がりとなるのではないでしょうか。

また下地に着色という形も当方再度いろいろ考えてみたのですけれど、仮に先のお話しにありますような突板の部分的使い分け(木目方向の立て貼りと横貼り)、この形ですと突板同士の継ぎ目周辺はどうしても着色の吸い込みが少し濃くなってしまう形でございまして、木目や導管の強調以前にバランスを欠く着色状態も起こりかねませんです。

また下地以外での着色、特に発色の程度や色乗りの均一性に優れると思われる上塗りでの着色においても、こちらご友人の方が木工着色塗装に関して多々ノウハウをお持ちであれば良いのですが、しかしこれがあくまで自動車関連の塗装ということでありますと、やはり得意分野でありますクリア塗装に特化した形がベストと思われる次第でございます。

kazaguruma_ya7様、もし下地自体に濃い目の色をご希望の場合においては、着色ではなく突板自体の素材選択。こちらにて対応を図った方が、まずもって無難かもしれませんですね。

ちなみにkazaguruma_ya7様、当方もようやく少し時間が出来ましたので、今回kazaguruma_ya7様がご製作のシステムを改めてじっくり拝見させて頂きました。

いやーkazaguruma_ya7様、これはお世辞抜きで、本当に見事でございますよ(完成形、当方も非常に楽しみでございます。笑)。

当方などは基本、小さなフルレンジの工作が中心でございますけれど(FE83系という8cmフルレンジの熱狂的マニアです。苦笑)、今回ミッドにお使いの16cmウーファー等、これはぜひ当方も使ってみたく思いましたです。

加えて先に頂戴した御礼では、既製品システムへのスーパーウーファー追加に留めておけばとのお話しでございましたけれど(苦笑)、いやいやkazaguruma_ya7様、この一連のご努力と汗の量、そして木工で出たおがくずの量等々に比例する形で(爆笑)、その苦労は確実に音へ反映致しますですよ!!

これは精神的充足感というだけではなく、手間のかかる木工でしか出せない音と申しますのは、厳然と存在致します(ちなみに当方の8cmユニットリファレンスは、従兄弟製作の天然木板材のスピーカーでありますが、これが本当に見事な音でございます。素材と手間、確実に音へ反映致しますですね。断言!)。このスピーカーは、間違いなくその域に届く自作システムと考える次第でございます。

最後にkazaguruma_ya7様、当方などは近年、動作や構造の面で怪しい中身の品ばかりを作って一人喜んでいる次第でありますが(当方ただいま製作中の品、下のモデルです。加えて知人の方と一緒に、これまた変な路線の別システムにも取り組んでおります。苦笑)、もしこの度の正攻法マルチウェイが一段落致しましたら、よろしければぜひぜひ小さなフルレンジを使った小型システムも、以後製作をご検討下さりませ(小さなユニットでしか出せない音、これもまた実に面白い世界でございます)。

http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medi …

ではではkazaguruma_ya7様、また何かしらネタがございましたら、こちら再度お邪魔させて頂きます。

誠に申し訳ございませんが、いましばらくのご質問受け付け、何卒よろしくお願い申し上げる次第でございます(可能であればご完成の暁まで、本ご質問を引っ張って頂くと嬉しい限りでございますですね。爆笑)。

ではでは、これにて!!!
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この回答へのお礼

tyo0911様

ご連絡ありがとうございます。

実は、着色をあきらめてツキ板にクリア塗装のみと言うのも考え始めています。
おそらく、家具職人の方ならこの塗装方法は問題ないのだろうと思っていましたが、2年近くも探していて未だに確実な情報が見つかっていないところから、おそらく特殊な塗装なのかもしれません。

先日ツキ板屋に行った際、下記のリンクの最後にあるツキ板のサンプルを見つけ(Indian Apple)、「これなら良いかな」と思ったのですが、ショールームのサンプルと在庫とはやはりかなり違うため、またとそう方法を追求した方が良いのかも・・とも思い始めています。
ツキ板そのものの美しさはやはり固体によって激しく変わってしまうため、これも大変難しいところですね。

https://picasaweb.google.com/1063521520023058344 …

あと、少し関係ありませんが、前回CNCに関してこのサイトで質問させていただきました。CNC加工のためにはCNC加工ができる工場と話さなければなりませんが、ドイツ語の壁が大きく、現物で説明するためMDFでバッフルを自力で作り直しました。(前回のバッフルに改良を加えたい部分もかなりあったため)
リンクにその写真も入っています。
これがそこそこ旨くいったので、CNCは先送りにして、このMDFに塗装をする形で暫く凌ごうと考えています。高級木でCNC加工したかったのですが、これが音質的に必ずしも最高とはいえない事もあるので、良いバッフル素材にめぐり合えたときに再作成するつもりです。次回はルータでもうまく作れる可能性を感じています。

過分なお褒めの言葉、誠恐縮です。
おがくずの量の件、妻に話したところ、「私の掃除の量も忘れるなっ!」だそうです。(爆)

私も実は長岡モデルに興味があるのですが、今回の出発点はDALIのEuphoniaだった事と、
所有の既製品のスピーカー(バスレフ)の低音がイマイチ好きになれず、40Hz以下をイコライザでカットして聞いていたため、「美しく豊かな低音」が製作動機でした。従って大口径、密閉型ウーファにならざるを得ませんでした。
長岡モデルはこちらのスピーカービルダーでも作った人がいるようで、音像の定位が恐ろしく良いとのことでした。次に製作するならフルレンジ・バックロードホーンを作りたいです。

このスピーカ製作は苦労の連続でした。
木工もネットで得た情報と自分なりの創意工夫だけで苦労し、
音響設計のためにSpeaker Workshopを使い、音響測定やドライバのスペック測定などを行いましたが、理屈に合う測定結果が出るまで非常な苦労をしました。

現在製作されているスピーカーも面白そうですね。こういう切り口で実験的な製作をするのも面白そうだと思います。どんな風な音が出るのか興味がわきます。ご近所だったら遊びにお伺いしたいところです。(^^)

まだまだかかりそうな気がしますが、完成しましたら製作の顛末を自サイト(www.zenigata.net)に掲載したいと考えていますが、いつになるかはほんとうに不明です。

また、情報がありましたらご連絡頂戴できるとうれしいです。
(この質問はおそらく簡単には締められそうに無いですね・・(^_^;>>)

ではでは!

お礼日時:2012/02/20 06:05

kazaguruma_ya7様こんにちは。



いやはや、お疲れ様でございました。うーん、やはり諸々判断の難しいトコロ、多々ありますですよね(苦笑)。

しかしkazaguruma_ya7様、こちら「渾身の」お作品でありますから、まずはじっくり腰を据えて事を運ぶのがベストと思われます。浅学当方ではありますが、以後もまた可能な範囲でお話し送らせて頂きますので、ひとつご一緒に頑張りましょう(笑)。

◎ツキ板の曲面への貼り付け
おっと、側板前端はさらに急なRでありますか。こちら薄突きであればイケると思うのですけれど、厚突きではまず試し貼りで様子見でございますですね。

一応、商品に関するお話を伺っておりますと、それなりにフレキシブルな突板のようでありますので(繊維の粉砕と申しますのは、おそらくローラープレス等を施してあるものと想像致します)、まずはダメモト覚悟のサンプル試行、これに尽きる感でございます。

またkazaguruma_ya7様、チトもったいない突板の使い方でありますけれど、バッフル裏面と合わさるインナーの面、ここへ添付図右のような形で「貼りしろ」を多く取って頂きますと、後々不具合の発生率は低くなりますです。

左のようにコーナー部での回り込み(貼りしろ)が少ない場合においては、部分的な剥離やクラック等が起きやすくありますので、可能であれば幾分か添付図のようにして頂くと良いと思います。

◎ボンド
いやはや、少量売り、ございましたですか(リサーチ不足、失礼致しました。苦笑)。当該品、まさにこちらでありまして、説明にあるような用法(塗布乾燥後に加熱プレス)の突板貼り接着剤でございます。

◎下地研磨
kazaguruma_ya7様、下地研磨の目的は

 1.接着剤の食い付きを向上させるため
 2.平面性の確保、木肌の凹凸やささくれを取り除くため

の二点でございます。1の観点から致しますと荒い番手の研磨に留めるのがベストでありまして、よってより細かな番手を用いる理由は、2を含むその他いくつかの理由。このための使い分けでございます。

ちなみに今回につきましては、現状120番研磨の表面との話しでありますので、1の観点からは十分な状態であります(バッチリでございます)。

なお下地研磨番手の使い分け、これはケースバイでの対応差でありまして、

 A.荒い番手では削り過ぎる恐れがある時
 B.下地材の質や表面の状態に応じて
 C.他の塗装選択可能性の考慮 

等々の理由によるものです。

例えばkazaguruma_ya7様、先に引用させて頂いた作業例では、下地研磨にランダムアクションサンダーを用いておりますよね。これは木材塗装工程での中間研磨ではNGの手法でありまして(木目の流れに沿う形での研磨が必要)、あくまで突板の「下地づくり」のための研磨という姿勢が見て取れます。

加えてこちらの作業例においては、元の突板の上に重ねての突板貼りですから、元来厚みのない下地(元の突板)を過度に研磨することなく下地を整える意図。このために細かな番手も併用している印象でございます。

ちなみに当方などですとCの点、これも含みますので、まず240番程度まで軽く磨き、クリア塗装のシュミレート(全体を軽く水拭きし、濡れ色の塩梅を見る)やオイル仕上げへの適応度確認(同番手まで研磨すれば、おおむね木肌表面の感触の把握が可能)等の目的もございます。

また当方ですと、使用突板においては主に薄突き、そして貼り付け箇所も基本平面部に限定しておりますので、80~120番研磨より幾分接着剤の喰い付きが落ちる下地表面程度(細かな番手での研磨状態)でも、突板の密着にさほど不具合はありませんです。

よって番手の使い分けは「ケースバイ」の一言に尽きますので、これはあまり深く考えて頂くことはございませんですね。

◎貼り付け前の掃除
こちら当方の場合は、掃除機で削り粉を吸い取り、その後軽く水拭きしております。そしてもしエアブローが可能でしたら、これも正解であります。

ちなみにkazaguruma_ya7様、上の工程を省いて雑巾掛けを行ってしまいますと、逆に削り粉が木肌へ馴染んでしまう恐れもございまして(オーバーに例えますと「目止め」の状態に近い形)、まず最低でも刷毛による削り粉払い、この後での雑巾掛けをおススメします。

またお話しにあります脱脂、今回のケースでは基本的に不要でございます(大丈夫です)。


最後に、塗装の方に関しましては、当方自身もいまだ自身の工作で諸々試行錯誤のレベルでございます。

木目のコントラストや着色工程のウエイト配分、これらは正直予測の範囲でしかお話しをお送りできません(加えて当方の場合は主にシンプルな着色、そして最近はラッカーの使用がメインです)。

何よりもベストなのは、実際にお使いの木材や塗料でのサンプル製作確認でありますけれど、加えて本サイトにおいては

・エンターテイメント → 音楽・ダンス → 楽器・演奏
・ライフ → 住まい →DIY

のカテゴリもございますので、以後それらのカテゴリにおいても、諸々アドバイスを頂けるかもしれませんですね。

こちら、ギター職人さんや家具職人さんのご回答者様も時折拝見する感でありますし、当方などとは比較にならないプロの塗装ノウハウ、皆様多々お持ちと思われますです。

それではkazaguruma_ya7様、突板ネタの再補足、この辺りで撤収させて頂きます(礼)。

実は自身の質問でも、ただいまご回答を頂いていながら幾つかお礼が出来ていない状況でございまして(汗)、申し訳ありませんがkazaguruma_ya7様、ここ数日は自身のお礼参上に時間を充てたく、その旨何卒よろしくお願い申し上げる次第でございます。

ではではこれにて、一旦失礼致します。
「自作スピーカーの塗装について」の回答画像8
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この回答へのお礼

tyo0911様

いつも丁寧な解説をいただき、誠にありがとうございます!

はい、既に最初の構想から2年近くかかっており、あわてず焦らず進めるつもりですが、完全初心者が思いつきで始めるにはいろいろな面であまりにもヘビーでした。時間・労力を考慮すると、既に所有していたELAC 207A用にスーパーウーファを追加するだけの方が良かった気がします。


◎ツキ板の曲面への貼り付け
昨夜、水に浸して当ててみましたところ、ツキ板が軟化し、12.7mmRの角でも接着可能である気がしましたが、ツキ板が丸まってしまい、また裏地が剥がれそうな印象をもったため水に浸すのは再考してみます。
(店でもこの商品を水に浸すことは勧められませんでした。使用方法として考慮されていないかもしれません)

そこで、乾燥状態でアイロンの熱で暖めて角に当てたところこちらもなんとかうまく曲がりました。
バッフル裏まで貼りこむアドバイス、誠にありがとうございます。後々に部分剥離することまでは想像しておりませんでした。大変助かります。また、図も添付いただきまして大変助かります。ありがとうございます。

繊維に平行であれば殆ど曲げ抵抗がありませんので、色々考えた末、
コーナー部分だけは繊維をラウンドコーナーに平行に(地面に垂直に)貼ろうかと考えています。
少し考えて見ます。

◎下地研磨・貼り付け前の掃除
これらの件も詳細な解説を頂戴し誠にありがとうございます!
ツキ板を貼る前にサンディングする目的がよくわかりました。
掃除の件ですがサンドペーパーをかけた後に、切削粉を軽く手で払ってから雑巾掛けしていましたので、
もう一度120番をかけ、掃除機、雑巾がけをツキ板貼り付け前に行うようにします。

◎本題のツキ板着色の件
実はこの疑問は2年前の構想当初から抱いていたものです。いろいろな所で質問したり、情報収集していますが今まで回答を得ることができていません。ドイツの塗料専門店でも「判らない」と言われてしまいました。(そもそもドイツは専門家の専門知識レベルは低いです)
多くの回答はツキ板にワインレッドの塗装を行うと言うことでしたが、具体的な情報となると全く出てきませんでした。唯一私が見つけた情報で回答となりえるのは、トップのクリアコートにステインを混ぜる例(下記)です。
http://blogs.yahoo.co.jp/yunoki2244/29195948.html
かなり高難度の塗装方法でありちょっとできそうにありません。

あまりにもハードルが高そうなので、正直なところ、単順にツキ板にクリアコートを施し、ツキ板本来の色を使う方向に心が動き始めております。

しかし、また新しい情報を頂戴できるようでしたらよろしくお願いいたします。

お礼日時:2012/02/17 20:46

kazaguruma_ya7様こんにちは。



突板ご購入前最後の補足ネタ、ほんの少しですけれど送らせて頂きます。

kazaguruma_ya7様、お話しにあります「急なラウンドコーナー」の箇所は写真の部位と思われる次第ですが、こちら今一度よく拝見致した印象では、厚突きでもどうにかイケそうなR程度と思われました。

https://picasaweb.google.com/1063521520023058344 …

この箇所、欲を言えば専用のボンドを用い、加えてそのボンドが最大に効果を発揮する手順で突板貼りを行いたいところでありますが、しかしこのボンド、ドイツでは入手が難しいかもしれませんです(コニシのCH7WNというボンドでして、日本でもかなりマイナーな品です。しかも20kg単位での購入となります。苦笑)。

しかしこちら、お話しにあります突板に水分を含ませる手法を併用しつつ、しっかりと丁寧に接着を行えば、どうにか大丈夫かなという気が致します(特に厚突きですとクラックが出やすいですから、この一手間は非常に大切と愚考致します)。

ちなみにkazaguruma_ya7様、当方の場合は下の方とほぼ同じ進め方でして、個人的にはこの形が最良の手法と考えております。

http://phonicstore.blog6.fc2.com/blog-entry-5.html
※下地研磨は当方ですと180か240番までです。加えて大変重要なのが貼り付け前の掃除(研磨時微粉末の除去)でして、これは塗装においても全く同様でございます(突板では接着の食い付き、そして塗装では最終的な仕上がり、間違いなく差が出ます!)。

また余剰部カット時の刃物、こちらもなるべく刃が薄く、そして切れ味の鋭い品をお使い頂ければと思います(上の方はオルファのカッター用特選黒刃を用いておりますですね。ちなみに当方は基本ケチでありますので、使い捨てではなく自分で研ぐ刃物を使用しております。苦笑)。

ということでありまして、今回は裏打ち(裏地)のある仕様とのお話しですから、突板の強度や作業性は優れておる次第(クラック防止の効果、加えて接着剤の滲み出し防止効果もございます)。

可能性のある不具合(クラックやしわ)に関しましては、同程度のRを持たせたサンプル等にて、一度事前の確認を行うと良いかもしれませんですね。

ではではkazaguruma_ya7様、買い出し、お気をつけて行ってらっしゃいませ!!

この回答への補足

tyo0911様

おはようございます。

本日、ツキ板屋に行ってまいりました。
結果は購入できませんでした。再度、日を改めて行ってくる予定です。

入手できた情報は下記のとおりです。

1)着色済みのツキ板は販売していない。原色のもののみ。対応できるが、かなり手間/費用がかかる。
  (別会社へ送り、そこでブリーチするとか言っていました。)
2)コーナーへの貼り付けは繊維方向に平行ならば、R=0mm の直角でもOK
  繊維方向を角に垂直(地面に対して水平)にせず角に対して平行(地面に対して垂直)にすれば問題なく貼り付け可能
3)サンプルをもらってきたので試してみましたが、濡れていない状態でも25.4mm Rの上部のコーナーへはどの繊維方向でも曲げることが可能です。十分に濡らし、アイロンの熱で軟化させた場合に横の12.7mm Rに耐えられるかは実験してみますが、現状で曲げてみた結果、おそらく無理である気がします。

本日はたくさんの樹種のツキ板サンプルを見せてもらいました。
数種、気に入ったものがありましたが
曲げ耐性についての情報が無かったため本日はサンプルをゲットし、退散してまいりました。

では、次をお待ちしております。

補足日時:2012/02/17 06:01
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この回答へのお礼

tyo0911様

こんばんは、またまたご教授いただきをありがとうございます!

実は、頂戴した情報で大変不安になってきました。

[ツキ板の曲面への貼り付け]

最もきついラウンドコーナーは下記の写真の側面と前面の境目です。
https://picasaweb.google.com/1063521520023058344 …

この角はルータービットで削りましたが、このビットをカタログを見たところ角度=108度、R=12.7mmとあります。
もし、tyo0911様が上面と前面の境の角をおっしゃっているのなら、これは25.4mmで2倍あります。
やはり難しいでしょうか・・・?
しかも、ここには下記、Epiconの写真と同じように年輪を角に対して垂直にしてツキ板を貼る予定です。
(年輪が地面に対し水平になります)
http://www.denon.jp/jp/product/pages/Product-Det …

ちなみに明日購入予定のツキ板は下記です。
http://www.sg-veneers.com/EASiWOOD.345.0.html?&L=1
(「事前に繊維を粉砕してあるため、柔軟で裂けたり分離したりしにくい」とあります)
店でR=12.7mmの曲面に貼り付け可能か、聞いてから購入します。

[ボンド]
小分けで販売しているところを見つけました。これでしょうか?
http://wood.shop-pro.jp/?pid=20347013


[下地研磨]
ところで、下地研磨の件、店に問い合わせると「#80番で大丈夫」とのことでした。
実は細かい整形を行う必要があったため、ベルトサンダーで#80をかけ、その後#150番をかけましたが、サンダーの跡が残ってしまうため、手で#60を繊維方向にかけました。サンダーの後は消えましたが、小さなササクレが出るため、先ほどやはり手作業で繊維に沿って軽く#120をかけたところです。

#180-240をお使いになるとの事ですが、#80-120ではなく、#180-240をお使いになる理由はどのような点にありますでしょうか?

[貼り付け前の掃除]
あと、貼り付け前の掃除についてはどのような作業をされますか?
雑巾がけを丁寧に行うなどで大丈夫でしょうか?(アルコール脱脂などの話も聞いたことがあります)


コーナーについては一度サンプルを使ってテストした後使用してみます。
貼り方情報についても誠にありがとうございます。
サンプルや端材を使って練習してからやってみたいと思います。

お忙しいところ、いつも詳細なご回答を頂戴し、誠にありがとうございます!
ツキ板を購入しましたらご報告差し上げます。

染色の件もよろしくお願いいたします。

ではでは!

お礼日時:2012/02/16 05:32

kazaguruma_ya7様こんにちは。



それでは最初、突板に関しまして、準備段階でのお話しを送らせて頂きます。

◎キャビネット側
まず当方最初の回答でお尋ね致しました点、こちらはバーチ材とのお話しでありますので、下地は全く問題ございませんです。

仮にこれが表面のラフな米松合板等ですと、突板の下地としては諸々難しいトコロがありますので(苦笑)、一度確認の形とさせて頂いた次第でございます。

またパテ補修、お手数ですがこちらも肉痩せの出ない塩梅まで「薄塗り→乾燥→薄塗り」、ひとつ頑張って下さりませ(突板貼り付け作業までの間、時間を有効活用出来る下準備の一つでありますね)。

◎突板の選択
おそらくダリのシステムは「ハードメープルかなぁ?」と考える次第でありますが、もしkazaguruma_ya7様ご自身、突板の文様自体に選択肢の幅が広い形でございましたら、基本が淡い色調でお好みの木目の品、これを適宜ご選択頂ければと思います。

木の種類・サイズ・お値段等、これらは現実として販売店での品揃えに左右されますし、加えて天然木の宿命たる個体差を考えますと、事前のイメージに対し現実のギャップも正直多々でございますから(苦笑)、やはりここはまずkazaguruma_ya7様ご自身のご判断とご選択、何よりこれが第一と思われますです。

また今回命題の一つでありますワインレッド部の陰影に関し、意図的な塗装で完全新規に文様を形成することは、大変難しく感じます。そのため素地自体に一応の文様が存在する品、この形が加えての選択基準になるかもしれませんですね(それなりに文様があれば、顔料系ステインのワイピング等、こちらで木目や導管の強調は一応可能と愚考致します)。

◎突板の厚み
現状当方が想像可能なお話しは唯一この点だけでありまして(苦笑)、おそらくはヨーロッパで主に流通する突板、「厚突き」と呼ばれる0.4~0.6mm以上の品が中心と思われます。

kazaguruma_ya7様のスピーカーにおいてはラウンド形状の側板、及びR加工を施したコーナー部等を拝見致しますので、これは可能であればもう少し薄い「薄突き」の品が、当方個人的にはおススメでありますです(こちら厚突きの品ですと曲面への使用は色々と難しい面もございまして、またコスト的にも「薄突き」の方がお手頃価格です。なお今回の場合ですと側板部は厚突きでも可と思われますが、コーナー部はやはり薄突きがベストと愚考致します)。

◎染色突板
実はkazaguruma_ya7様、一部の突板には最初から着色済みの物もございまして、もしかするとこの系統の品も、お店に置いてあるかもしれませんですね。

こちら当方も過去に一度使用、180番や240番での研磨でも、色褪せがほとんどありませんでした(木の繊維へ染料が完璧に浸透している感でした)。

仮にこの系統の突板で、色合い的にも良い物がございましたら、これも一つ候補かもしれませんです。

ということでありまして、突板購入前の段階にて当方がお送り出来るお話しは、申し訳ありませんがこの程度の情けない情報のみでございました(苦笑)。

以後また貧乏暇ナシで、しばしPCの前に座る余裕がない当方でございますが(汗)、近日中に再度の諸々回答、ぜひぜひ送らせて頂きたく存じます(礼)。

ではではkazaguruma_ya7様、毎度毎度小さなネタばかり、何卒お許しを(苦笑)。
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この回答へのお礼

tyo0911様

ご回答ありがとうございます!

今回、見に行こうと計画しているツキ板屋にあるのは0.6mmのツキ板です。
これに裏地を張ってあるものを購入予定ですが、サイズや樹種など、特注も可能との事なので、
価格によってはそれらの選択肢も考えて見ます。

染色突板の件、これは良いアイデアですね。
もちろん価格にもよりますが特注品でこのカラーリングに対応できるのならばそれほど簡単なことはありません。とにかく、ツキ板屋で聞いて見ます。

あと、突板の貼り付けに関して、急なラウンドコーナーがあるので少し不安です。
0.6mmだとちょっと難しそうですね。
水に漬けて貼り付ける話を聞いたことがありますが、こういった方法でも厳しそうでしょうか?

パテの件、ありがとうございます。
うす塗り・乾燥を繰り返す件、勉強になります!ありがとうございます。

どうもありがとうございます。
次を楽しみにお待ちしています。

ではでは。

お礼日時:2012/02/15 05:50

kazaguruma_ya7様おはようございます。



早速の御礼、いやはや誠に恐縮でございますです(礼)。

kazaguruma_ya7様、突板に関するお話しは自身も最初にお送りしたく考えておりましたので、今晩深夜過ぎとなってしまいますけれど、こちらまた送らせて頂きたく存じます。

ちなみにkazaguruma_ya7様、当該メーカー使用の突板、当方はおそらく「メープル系の品ではないかなぁ?」と思う次第です(カエデ科樹木の突板、ヨーロッパ辺りですとシカモア等をよく拝見しますが、当方自身はこちら一般的なメープルのような気が致します。自信は全くありませんけれど。苦笑)。

http://www.denon.jp/jp/product/pages/Product-Det …

複数の色仕様から考えましても、基本となる突板は比較的淡い色調と思われる次第。まさにkazaguruma_ya7様お話しの通り、着色塗装によるチェリーとローズナットの色分けと思われますです。

それではkazaguruma_ya7様、また後ほどお邪魔させて頂きます(礼)。
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この回答へのお礼

tyo0911様

早速の返信、誠にありがとうございます!

こちらにもメープルのツキ板はたくさんあります。
確かにメープル系のツキ板にみえますね!

私のリクエストの補足ですが、完全にHeliconの塗装をコピーしなくても良く、
木の文様をワインレッドの中に暗色で表現できればOKです。
木の文様はどのようなものでも大丈夫です。
(もちろんHeliconのままでもOKです)
メープルだと木の文様を染め分ける方法が私には見当がつかないのでワインの塗装方法の他にもうひとつ問題が増えそうです(^_^;>>

やはり、着色仕様による色分けですよね!
ありがとうございます^^

次を楽しみにお待ちしております。

ではでは!

お礼日時:2012/02/14 20:30

kazaguruma_ya7様こんにちは。



いやはや、追加のご情報、誠に恐れ入りますです(礼)。ちなみにkazaguruma_ya7様、ドイツに在住とのお話しで「!」と思い出したのですが、本ご質問のスピーカー、こちらでありますですね。

goo http://oshiete.goo.ne.jp/qa/7130077.html
OK http://okwave.jp/qa/q7130077.html

これはkazaguruma_ya7様、諸々「初心者」とのご謙遜、いやいやとんでもございませんですよ!(笑)

こちら誠にもって緻密かつ見事な作品でありまして、なるほどこのスピーカーならば、塗装にも目一杯こだわりたいところでありますですね(お気持ち、納得であります。笑)。

しかしながらkazaguruma_ya7様、当方単細胞の脳味噌でありますので、今回「初心者」とのお話しをそのまま呑み込んでしまいましたけれど(苦笑)、その後の補足的な諸々のお話しや各ご質問自体の基本スタンス(ご自身で様々詳細お調べになった上でのご質問という形)をお見受け致しますと、これはキャリア云々を十分に補って余りある素晴らしいご熱意、お話しの節々から多々感じる次第でございます。

おそらく塗装に関しましても、kazaguruma_ya7様の器用さとご熱意で十分に高いレベルの仕上げが可能と思われる次第!

よってkazaguruma_ya7様、今回は当方も可能な範囲で詳細なお話しを送らせて頂きたく思いますので、申し訳ないのですが以後複数回に分割する形にて、本ご質問に関する回答と致したく、その旨kazaguruma_ya7様、何卒よろしくお願い申し上げる次第でございます(加えてやはり貧乏暇ナシ、これもございまして、すみませんが何回かに分けての回答とさせて頂きたく存じます。苦笑)。

実はkazaguruma_ya7様、誠に申し訳ないのですが、ただいま当方会社より持ち帰りの書類仕事を幾つか抱えておりまして(汗)、本日はネタを用意することが叶いませんでした(すみませんです。汗)。

こちらなるべく早く送らせて頂きますので、いましばしのお時間を頂戴致したく、その旨何卒何卒よろしくお願い申し上げます(前置きに近いお話しを送る暇があるなら「早くまとめんかい!」との感でありますが。汗)。

また今回は当方、iBook-2001様より「仕上げにもコダワル」との過分のお言葉を頂戴致しましたけれど(汗)、しかし実際には目一杯気合を投入する形での塗装、年に一度あるかないかの程度でございます(基本駄作濫造、日々いい加減でございます。苦笑)。

繰り返しとなりますがkazaguruma_ya7様のこのシステム、高級な既製品と堂々渡り合える見事な作品と考えますので(自作スピーカーの可能性の高さ、これを大きく感じるシステムでありますですね)、以後関連の諸々回答にて多少なりともお役に立てれば、当方誠に幸いでございます。

ではではkazaguruma_ya7様、また改めて、参上仕りますです(礼)。
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この回答へのお礼

tyo0911さん、こんばんは!

過分なお言葉、恐縮至極です。

はい、そのスピーカーです。
こちらに写真があります。
https://picasaweb.google.com/1063521520023058344 …

ただ、ツイーターのディップを修正するため、現在はツイーターとスコーカーの位置の入れ替え工事をしており、かつ塗装のためのサンディングを開始しています。
バッフルは既に完成し、友人に頼んで黒メタリックの塗装を依頼してあります。
ツイータのディップ改善のため、ツイータは上部配置とし、ツイータのすぐ近くまで両側の切り込みを近づけてあります。切り込み角度も大きくするため、バッフルも7mm厚いものに変更しました。
そのため加工方法も変更し前回より良いものが出来上がりました。

本当に本格的木工/本格的スピーカ製作はこれが初めてで、ルーターを使ったのも今回が初めてです。
また、本日ベルトサンダーを生まれて始めて使い、ボディーにたくさん傷を付けてしまいました。
突き板を使うのだからと気を取り直し、パテで修正する予定です(泣)
と言うわけで、私は字義どおり初心者(ビギナー)です。

塗装見本の写真はDaliのHeliconです。Heliconの上のEuphoniaを見て「欲しい!」と思いましたが、とても正気で買える値段ではないと思い、また市販品のドライバの価格は本体価格の10分の一と言う話を聞いて、
とても買えない様なスピーカーを自作してやろうと考えたのが始まりです。
ドライバの価格が合計日本円で二十万円ちょいなので上記セオリーから、プロが作れば二百万円超のスピーカになりますが、初心者ですのでそれほどにはならないと思います。しかし、現状でも定価40万円のELACのトールボーイ(中古で13万円で入手)の2-3ランク以上は上の音が出ているような気がします(思い込みかもしれません(^_^;>>)

塗装方法ですが、実はドイツの木工サイトなどでも聞いてみたのですが、結局なにもわかりませんでした。
ある人はCocoboloという木のツキ板で(下記ページ中ほどにあります)着色されていないのではないかと言っていましたが、
http://www.studier-furniere.de/daten/produkte?al …
量産品にそのような高価な希少な材料を使うのは不自然であること、ワインレッド部分にムラがなく均等に色がついていることから考えておそらくワインレッドは塗装により仕上げたものではないかと考えます。

この写真を見ていると、初心者の山勘ですが、
1)ツキ板に暗色の水性ステインで着色し1-2分後のふき取り、
  またはウッドシーラーに濃色ステインを混ぜて刷り込み、その後ふき取り
2)仕上げのクリアに赤いステインを混ぜて着色
では無いかという風に感じます。

または、
1)ウッドシーラーに濃色ステインを混ぜ塗布後ふき取り
2)乾燥後にスプレーガンなどでステインを繰り返し塗布

でも均等に色付けができるものでしょうか?

塗装店で聞けばよいのかもしれませんが、塗装店では英語が通じず、steinと言っても「何のこと?」と言う反応です。ステインを入手するだけでも途方も無い難儀をしており、色々実験するための材料収集さえ苦労している有様です。そこでまず指針をお聞きし、その方向に沿って材料収集し、実験しようと考えていますが、
あまりに困難であれば自分の把握している範囲(ツキ板にウッドシーラー+濃色ステイン+ふき取り)だけ行い、ワイン着色はせずにクリア塗装を友人に依頼することも考えています。
今週木曜には200Km遠方にツキ板を買いに行きますので、それまでに何か判ると助かります。

期待してお待ちしております♪

ではでは!

お礼日時:2012/02/14 06:15

再びiBook-2001です♪



「導管が濃く成る」 なるほど、言われてみれば植物的な素性として理解しました。

砥の粉をすり鉢で当てて、ラッカーと混ぜて目止めでもしましょうかねぇ。
その後ヤスリで削り出せば、、、

すみません、単なる思いつきです。

スピーカー工作で仕上げにもコダワル tyo0911 様にはかないません。


失礼いたしました~~~(汗)
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kazaguruma_ya7様こんにちは。



ご質問、黒とワインレッドのツートーンとのことでございますが、おそらくワインレッド着色部につきましては染料系のオイルステインがベストと愚考致しますけれど、こちら黒色部に関してはどの塗料を想定しておられますですか?

黒色の面、添付写真のレベルまで狙う形ですと、突板へ「との粉」等の下地処理が必須でありまして、この辺りよろしければ突板の素材(加えて突板使用のご経験と、キャビネット本体の素材)等、こちらのご情報を頂けますと、また諸々お話しを送らせて頂くことも可能かと存じます。

しかしながらkazaguruma_ya7様、誠に申し訳ないお話しでありますが、全くの初心者でありますとツートーンと申しますのは正直多々大変でございますですね(汗)。

工程を上手く進めなければ、ワインレッド部の仕上がりに様々な悪影響が出る組み合わせでありまして、この点につきましては「手間を惜しまず」の姿勢、ひとつ気合一発よろしくお願い申し上げます(笑)。

当方貧乏暇ナシでありますので(苦笑)、即時の回答は少々困難でございますが、またよろしければ追加のご情報、何卒よろしくお願い致します(礼)。
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この回答へのお礼

tyo0911さん

お返事ありがとうございます。

写真がややこしいので少し補足させていただきます。

スピーカーユニットがついているバッフル部(前面)は既に友人に車用の黒い塗装を依頼済みで今回の質問は写真のスピーカーの側面部分に当たるボディー部の塗装についての質問です。

実は私はドイツに在住しており、塗料についても運送状の問題から日本から輸入できないようで、日本で入手できるものは入手できないようです。自分で実験しながらよさそうなものを探り当てるしか方法がありません。ワインレッドに関しては私も染料系が綺麗だろうと想像しておりました。黒色部については、2)の下地着色や3)の目詰め工程で行うのであればワインレッドのステインと干渉しないものが必要と思います。
黒色部の塗料だけは日本から持参したものがあります。水性ステインのダークブラウンです。
http://www.ohhashi.net/shop/yp-color.htm
ただ、量に限りがあるため当地で代替物が見つかればそれで行こうと思ってはおります。

ワインレッドを上塗り工程でウレタン塗料に混ぜるのであれば関係ない気がしますが、やはり2)や3)で黒もワインも着色するものでしょうか?自分で実験した結果、水性ステインが導管部分にのみ濃く着色されるため、同じ工程でワインも着色するとやはり導管ばかりが着色されるのではないかと懸念していますがいかがでしょうか?

また、導管が強く着色されるオークやアッシュなどの材は凹凸が激しいため、サンディングシーラーの工数をかなり多くしなければならないのではないかとも懸念していますがいかがでしょうか?
逆にナラやバーチなどは凹凸が少ない反面、木目がうまく引き立たない気がします。

突板は今週の木曜日にショップまで買いに行く予定ですが、そんなわけで何を選ぶかはまだ何も決まっておりません。ただ、裏張りがしてあり表面はサンディング処理済のものを購入する予定です。
突板の経験は全くありません。

キャビネット本体の素材はロシアンバーチ材です。

確かに全くの素人ゆえ、あまりに難しいようであれば予定変更も考慮せざるを得ないですね。
家具職人に依頼する事も考えましたが、土地柄でこちらの希望を無視して適当に塗られてしまう可能性も高いので、できるだけ自分で進めようと考えています。

ご回答をお待ちしています。

お礼日時:2012/02/13 01:28

はじめまして♪



2~3の段階でワインレッドの着色を行います。

そして色の濃さ等から 3、4を繰り返して重ね塗りしてもオッケーです。

相当手間のかかる作業でしょう。 その手間の分奇麗な仕上がりに成るようガンバッテください。

私も多少は塗装した事も有りますが、ここまで本格的に塗装までしたスピーカーは造っていないなぁ。
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この回答へのお礼

iBook-2001さん

返信ありがとうございます♪

2-3の段階についてはオーク材に濃色の水性ステインで着色しワイピングしたことがあります。
木目(というか導管)が基部より濃く着色され、木目が黒く浮き立ちました。他の種類の木はパイン材、ナラ材、バーチ材、など試しましたが、このようにはなりませんでした。

私が思うに、オーク材などで水性ステインを使って導管を着色した後にワインレッドを着色しても、おそらく導管のみが主に着色され、写真のように均等には色がつかないのではないかと考えますがいかがでしょうか。

お礼日時:2012/02/12 22:09

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