
A 回答 (3件)
- 最新から表示
- 回答順に表示
No.3
- 回答日時:
#1さんの指摘のとおり確率密度分布になっていないのに加えて、A/Bの分布なのかf(A)/f(B)の分布なのかわかりませんね。
どれを求めたいのかはわかりませんが、A/Bの分布を求めてみたので書いておきます。
確率変数A, Bはパラメータλの指数分布の[p, q]の範囲(ただし0 ≦ p < q)を残し切断した分布にiidで従うとします。
パラメータλ(>0)の指数分布の確率密度関数が
Exp(x) = λexp(-λx) (0 ≦ x < ∞)
= 0 (x < 0)
であることから、A, Bの確率密度関数が
f(x) = (λ/(exp(-λp)-exp(-λq)))exp(-λx) (p ≦ x ≦ q)
= 0 (その他)
であることが容易にわかります。
確率変数A, Bを
U = A/B
V = B
と変換すると
dadb = |v|dudv
で、確率密度が0とならない部分は
p/q ≦ u ≦ q/p
p/u ≦ v ≦ q (p/q ≦ u ≦ 1のとき)
p ≦ v ≦ q/u (1 < u ≦ q/pのとき)
であるので、求める確率密度関数は
u < p/qのとき 0
p/q ≦ u ≦ 1のとき
∫_p^{q/p} f(uv)f(v)dv = (1/(exp(-λp)-exp(-λq))^2)(G(λq(u+1))-G(λp(u+1)/u))/(u+1)^2
1 < u ≦ q/pのとき
∫_{p/q}^q f(uv)f(v)dv = (1/(exp(-λp)-exp(-λq))^2)(G(λqt(u+1)/u)-G(λp(u+1)))/(u+1)^2
u > q/pのとき 0
となります。ここでG(x)は形状母数が2で尺度母数が1のガンマ分布の分布関数です。
実際にパラメータを
p = 1
q = 30
λ = 1/7.6
と他3とおり設定して分布を描いてみました。
青い線が理論的な分布、黒い線がシミュレーションによる分布、赤い線は実現値の上限、下限および1を示しています。
シミュレーションはA, Bに従う乱数を10万組発生させて、カーネル密度により分布を描きました。
結果は見てのとおりほとんど一致しました。
グラフの作成は統計解析ソフトR 2.14.0により下記のコードを使いました。
(エラー処理はしてません)
# 理論的な確率密度関数
myPdf <- function(x, lamda, p, q)
{
results <- numeric(length(x))
tmp <- 1 / (exp(-lamda * p) - exp(-lamda * q))^2
flag <- x >= p / q & x <= 1
results [flag] <- tmp * (pgamma(lamda * q * (x[flag] + 1), 2) - pgamma(lamda * p * (x[flag] + 1) / x[flag], 2)) / (x[flag] + 1)^2
flag <- x > 1 & x <= q / p
results [flag] <- tmp * (pgamma(lamda * q * (x[flag] + 1) / x[flag], 2) - pgamma(lamda * p * (x[flag] + 1), 2)) / (x[flag] + 1)^2
return(results)
}
# 乱数の発生
myRnd <- function(n, lamda, p, q)
{
results <- numeric(n)
i = 0
while (i < n) {
tmp <- rexp(2, lamda)
if (sum(tmp >= p & tmp <= q) == 2) {
i <- i + 1
results[i] <- tmp[1] / tmp[2]
}
}
return(results)
}
# シミュレーションの実施と分布の描画
sim <- function(n = 100000, lamda, p, q)
{
title <- sprintf("lamda = %g, p = %g, q = %g)", lamda, p, q)
x <- myRnd(n, lamda, p, q)
plot(density(x), xlim = c(p / q, q / p), main = "", xlab = "", ylab = "", xaxt = "n", yaxt = "n")
par(new = T)
plot(function(x) myPdf(x, lamda, p, q), xlim = c(p / q, q / p), ylab = "density", col = "blue", main= title)
abline(v = p / q, col = "red")
abline(v = 1, col = "red")
abline(v = q / p, col = "red")
}
par(mfrow = c(2, 2))
sim(100000, 1 / 7.6, 1, 30)
sim(100000, 1, 1, 30)
sim(100000, 1 / 7.6, 10, 30)
sim(100000, 1 / 7.6, 1, 3)
par(mfrow = c(1, 1))

No.2
- 回答日時:
和と積の確率密度は聞くけど、商は??と言う程度の者です。
興味が合って検索したら下のHPが見つかりました。
http://wkouw.web.fc2.com/MYPEDIA_math/Word_sekin …
商の確率密度の式の積分を和に置換えて数値計算できるのではないでしょうか。
nも30と少なく、幸いXもYもゼロでは無いのでX/Yも無限大には成らないし。
昔三重積分(和)をベーシックで計算した経験から、マクロで計算できるとは
思いますが。残念ながらマクロは不案内です。
確率密度ですから、104.605で割ってΣf(x)=1と成るように規格化して置いた方が
無難です。
お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!
おすすめ情報
デイリーランキングこのカテゴリの人気デイリーQ&Aランキング
-
20代男子で身長162cmって全体の...
-
方言周圏論のABA分布について
-
確率変数の和の問題
-
三点分布とは何ですか?
-
CpとCpkが異なる部品の組み合わせ
-
正規分布は一見、円と何も関係...
-
ピアソンのχ^2適合度検定の定理
-
Rを使って 信頼区間を求めたい...
-
場合の数
-
標準偏差
-
統計でいう「n」は、何の略な...
-
幾何標準偏差の求め方
-
正規分布に従わないと標準偏差...
-
統計学でいうRSD%とは何ですか。
-
平均値と中庸値の違い
-
標準偏差バーをグラフに入れた...
-
顔面偏差値100点満点中何点ぐら...
-
評価者により採点に差が出るこ...
-
小さければ小さい程高い偏差値
-
パーセンテージのバラツキを表...
マンスリーランキングこのカテゴリの人気マンスリーQ&Aランキング
-
正規分布は一見、円と何も関係...
-
20代男子で身長162cmって全体の...
-
方言周圏論のABA分布について
-
集中定数系、分布定数系とはな...
-
Irwin–Hall distribution
-
場合の数
-
最小二乗法 二次曲線
-
正規分布を割り算した分布
-
t値の有意水準
-
血液型分布の収束値
-
Flory分布について詳しく...
-
一般分布の分布関数
-
熊は三重県に生息していますか?
-
excelで非正規分布の乱数を作る...
-
マルコフ過程でないマルチンゲール
-
地図学ですが、わかりません。
-
相対合成不確かさの計算
-
方言周圏論とはなんですか?
-
待ち行列モデルの、処理速度2...
-
マルチモードファイバーから出...
おすすめ情報