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イラクのテロは、911のテロとは異質なものだと思うのですが、レジスタンスと言えるのではないでしょうか。
だとすると「テロに屈するな」は「レジスタンスに屈するな」と言い換えられることになり、
前者は勧善懲悪的なイメージですが、後者は屈するなと言っているほうが悪者のようなイメージとなり、自衛隊派遣の意味合いがだいぶ変わってくるような気がするのですが・・・

A 回答 (15件中1~10件)

 結論から言うと、「テロ」と「レジスタンス」は言い換えられません。

「テロリスト」も「レジスタンス」は別々の区分になります。重なりある部分があったとしても、同義ではありません。したがって、「テロに屈するな」と「レジスタンス」に屈するなという二つの文意も当然異なります。
 そもそも日本語で「テロ」という言葉には二つの意味が込められていると思われます。それらはテロリストとテロ活動です。そもそもテロとは、簡単に言うと人々に恐怖を与えるような破壊活動をさします。これを一般的にテロ活動と考えています。そして、このテロ活動を行うのがテロリストになります。こういった定義はもうすでに国際社会でなされています。これはアメリカ的な定義ではなく、世界的な定義になります。
 他方、「レジスタンス」という言葉が意味するのは、政治的、民族的な自己決定権を求め、国内政府等に反抗するものをさします。その反抗の現われとして政府軍との衝突が発生する場合もあります。時には外国政府軍と衝突する場合もあります。いずれにせよ、自己決定権を求める集団であり、既存の支配権力に対してresistするのです。
 ここまで言えばお分かりだと思いますが、レジスタンスとテロリストは異なります。たしかにレジスタンスがテロ活動を行うことも考えられますが、数は少ないと思われます。なぜならば、レジスタンスが戦う相手は市民ではなく、支配政府などの権力なのですから。
 
 こうしたことを考慮して、結論を述べるならば、イラクにおけるテロ活動をおこなっている者が既存権力に対して政治的、民族的自己決定権を求めているのならばかれらはレジスタンスであるといえるでしょう。しかし、彼ら彼女らが市民に対して恐怖を与える活動をおこなっている限りはテロリストにすぎません。あるいはレジスタンスでもあり、テロリストでもあるのかもしれません。よって、イラクのテロをおこなっているものはテロリストであり、レジスタンスであるということはいえますが、「テロ」を「レジスタンス」で置き換えることはできません。その逆も然りです。

 最後にもう一点、回答された方の中に戦時国際法を誤解されている方がいらっしゃったことを指摘しておきます。
>戦時国際法を持ち出す人がいるのは、よく分かりません。その人達は南京虐殺事件はなかったと言う考えをお持ちになっているようですが、あれも言葉の言い換えでアジアに対する虐殺行為が罷免されると思っているのかもしれません。

 戦時国際法でも文民に対する攻撃は禁止されています。また同時に軍事目的によって肯定されない攻撃もまた禁止されています。

>レジスタンス(ハーグ条約の群民兵)を名乗るからには、隠さないで公然と武器を持つこと、戦闘の法規慣例を遵守することが、最低条件となります

 戦時国際法に含まれる戦争法および国際人道法が適用されるのは戦時のみです。今回のテロは戦時ではありません。よって、戦時国際法を持ち出す必要はまったくありません。
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言い換えてもいいんじゃないでしょうか。


日本も「anniversary of surrender」を終戦記念日、「a sex slave」を従軍慰安婦と敗戦のコンプレックスからか分かりませんがそう言い張っています。こちら側が勝手に主観でつけるのだから、多少は正確性に欠けるのも仕方ないと思います。

戦時下では特にプロパガンダの意味合いが強くなっておりますし、アメリカの広告代理店が使いたい言葉を用いればそれでよろしいのではないでしょうか。

レイプする側の論理が、結局は強いのかもしれません。同意がなかったことを証明しなければならないのは被害者なのですから。

韓国の反日感情も、日韓併合という日本のお節介を迷惑に思ったから、軽減はされましたが、いまだに、日本に対して文化的な鎖国をしているのだと思います。レイプする側の論理で考えているから、靖国参拝などに対して理解が得られないのだと思います。
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アメリカの公式文書に現れるテロの定義は、


「政治的、宗教的、あるいはイデオロギー的な目的を達成するため、暴力あるいは暴力の威嚇を、計算して使用すること。これは脅迫、強制、恐怖を染み込ませることによって行われる。」ことです。

戦時国際法を持ち出す人がいるのは、よく分かりません。その人達は南京虐殺事件はなかったと言う考えをお持ちになっているようですが、あれも言葉の言い換えでアジアに対する虐殺行為が罷免されると思っているのかもしれません。

アメリカのテロの定義を当てはめると、9.11はもちろん当てはまりますし、中近東やアフリカや中南米において行ってきたアメリカの行為もテロ行為に他なりません。

よってアメリカのテロ活動を民主化、開放運動の一環と言いかえるマスメディアは、彼らの行動を美化し、アラブを陥れる狙いがあるものと、私は考えています。

「いつからアメリカはこんなに臆病になっちまったんだ?」(イージーライダー)
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1)イラク人から成る警察署が、ご婦人自爆テロで爆破され死傷者がでました。

 このことについて
2)「 アメリカがミサイル攻撃した 」といってイラク人が抗議・集団暴動をおこします。
現地イラク人は<こういうのを>レジスタンスと呼びます( わかります? )

なにしろ自衛隊派遣で上水インフラ整備をおこなうというくらいですから、情報インフラが破壊されていてテロリストにいいように煽動されて暴動がおこったりします。 テロリスト( の戦略・戦術 )が自爆テロをおこしイラク人の排外主義が煽動され、テロ協力者を増やします 。
一般のイラク国民に排外的・外国人差別主義者達が多くなり、戦前の日本人が攘夷派で毛唐嫌いがもてはやされたことと似た状況です。

>自衛隊派遣の意味合いがだいぶ変わってくるような・・・
小泉首相の言い方によれば「 何も変わっていない 」ということになるはずですが、イラクは< 戦地 >であるということが今の日本人にはよくわからないのかもしれません。 考えれば楽観的先入観をもってイメージ理解をしてしまうようですが、前線は内地のインテリ議論とはまるで違ったところというべきでしょう。 自衛隊派遣を行なう以上は、奇妙な善悪議論は無意味だと思います。

なにをもって<派遣成功>とすべきなのかさえもが不明である所、がイラクの実情なのではないのでしょうか? 派遣すること自体が成功であるとしても、自衛隊はいったら<さっさと戻ってくる>わけにいかないはずです。 公明党のなんとやら見解にしても党員向け宣伝であり、国民向けとしてはどうでも良い気がします。 今後は<ドロ沼>感がますます日本人の間で深刻になっていくだけではないでしょうか。 しかし

現地は何も変わっていないわけでようするに< 戦地 >異常なし、が今後も続くと思います。 <侵略者アメリカ>の統治が成功してはじめて、日本の協力は良きものであった、と後世には理解されます。 善い人でいたい人は幾らでも反対してみせれば良いでしょう
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この回答へのお礼

すみませんが、何を言おうとしているのか理解できませんでした。
ありがとうございます。

お礼日時:2004/01/04 12:19

>戦時国際法ではフランスのレジスタンスもテロと言う


>ことになりそうですね。

意味がわかりませんが。
フランスのレジスタンスって、何の話ですか??

まさか第二次世界大戦当時の、フランスでの対ナチス
レジスタンス活動のことを言っているのでしょうか?

質問がイラク問題なのに、今さら第二次世界大戦当時の
話を持ち出すのですか。
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この回答へのお礼

ナチス占領下フランスの武力闘争が紛れも無い「レジスタンス」であると言うことはいわば常識です。
フランスのレジスタンスとイラクのテロとの明確な違いがあれば、イラクのそれは「テロ」と言うことが出来るのでは?

お礼日時:2004/01/04 12:16

テロとレジスタンスは、カテゴリーの違うものですから単純に言い換えはできませんよ。

もちろん両者が重なりあうことも当然あるわけです。

テロとは、恐怖を与えて政治目的を達する作戦のことですし。レジスタンスとは抵抗運動です。レジスタンスと同義語はパルチザンですね。

レジスタンス等にも、手段としてテロを行うこともありますし、ゲリラ戦を行うこともあります。戦力が十分にあるのなら正規戦をやったって良いでしょう。その他、非軍事的方法による場合だってあります。

テロにも、いろんな目的がありますよ、たとえばレジスタンスとしてもテロもありますし、正規戦に呼応して作戦を有利にするためのテロもあります。

イラクのテロと言いますが、実は単純なものではありません。イラクは部族社会ですから部族の数だけ考え方が違います。それに外国勢力もいます。テロとか、イラク国民とか、一括りで言うことができないのが、今のイラクです。

そもそも国際政治に勧善懲悪などありえません。利害がすべてです。
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この回答へのお礼

レジスタンスとしてのテロ。
分かったような分からないような気分です。
ありがとうございます

お礼日時:2003/12/29 09:13

アルカイダはテロリストであることは紛れもない事実です。


そして、そこに資金や武器による援助を行う組織はテロリストと考える
べきではないでしょうか。

今回、アメリカがイラクを戦場とした事で、テロリストにつくかアメリカに
つくかの2つに一つの選択肢しかない状態ができあがり、テロリスト側
についてしまっては テロリスト と判断する以外にないのではないでし
ょうか。

元をたどれば、アメリカ云々でアメリカの責任というものがいろいろと
出てきますが、現在のイラクではテロリストとの戦いとなっていること
は事実であると思います。
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この回答へのお礼

どうして二者択一の選択しかないのかがよく分かりませんでした
ありがとうございます

お礼日時:2003/12/27 20:09

レジスタンスとテロは、明確な区別があるというのが私の


考えです。
根拠は、戦時国際法(ハーグ条約)です。

レジスタンス(ハーグ条約の群民兵)を名乗るからには、
隠さないで公然と武器を持つこと、戦闘の法規慣例を遵守
することが、最低条件となります。

しかしイラクのテロ活動は、公然と武器を携えることはせず、
また武器を隠したり、民間人に紛れて攻撃しているので、
とても上記の内容を満たしているとは言えません。

よってイラクのテロ活動をレジスタンス活動と言いかえる
マスメディアは、彼らの行動を美化し、アメリカを陥れる
狙いがあるものと、私は考えています。

参考URL:http://www.history.gr.jp/nanking/harg07.html,htt …
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この回答へのお礼

戦時国際法ではフランスのレジスタンスもテロと言うことになりそうですね。
つまりテロ=レジスタンス?

お礼日時:2003/12/27 16:24

直接読んだわけではないですが、アラブのメディアは勿論、レジスタンスと書いてると言うし、フランスの新聞もレジスタンスと書いているとのことです。

レジスタンスは元来フランスで起こり、思想的にも発展した経緯があり、そのフランスがイラクの抵抗運動をそう見ているのだから、私はそちらの見方に組みします。
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この回答へのお礼

ありがとうございます

お礼日時:2003/12/27 16:15

質問の回答としては慣例に則して言えば「言い換えられない」というのが適当でしょう。


イラクで起こっている抵抗運動は「テロ」であるし、イスラエルの場合であれば、パレスチナ側がテロをしていて、イスラエル軍の行動はテロと呼ばない。
「見方によって変わる」と言うよりは、国際政治には一貫した論理がないと言うべきでしょう。
米国がイラクを攻撃したことは、言葉の意味から考えれば侵略だけど、これを侵略と認定するかどうかは別次元の話になります。
言葉の意味から考えればレジスタンスでしょうが、レジスタンスという言葉を用いた言説をしたいというならば、言い換えてもいいんじゃないでしょうか。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
つまり、言葉の意味ではレジスタンスなのにテロと言う言葉を使うのは、そういう言説をしたいからなのですね。

お礼日時:2003/12/27 16:11

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