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合気道の開祖は忍術を学んでいたとあるHPを読みました。やはり多少、忍術を取り入れているでしょうか?

A 回答 (5件)

全く関係ありません。



こういった表現は忍術や忍者に対する誤解から生じています。
古くは歌舞伎、小説に映画にテレビや漫画での忍者の活躍で正しい忍者像が失われてしまっているのです。
尤も正しい忍術が周知されてしまっては忍術の意味が薄れてしまいますが…。


忍術を今も継承している何代目なんとか師なんてのが全国に何人かいらっしゃいますが、
彼等も忍術を正しく理解していません。忍術は武術・武道では無く、
忍という字からも理解し易いと思いますが、遁走術や隠密術の事であり、相手と対面した時点で既に破れてしまっているのです。
(例外的に、そこから更に遁走する為の術、例えば風上に立って粉毒をまくと煙幕をはる等もありますが)

ですが、術が破れてそれで終わりとはいきませんので、忍者は武芸も身に付けます。
この武芸の部分が忍者のアクションとして勘違いを蔓延らせているのです。
忍者の武芸そのものは武士の武芸と変わりません。
ですが、武士の場合どうしても武芸の中の剣術にばかり我々は目を向けてしまいがちです。実際、当の武士達の多くも同様だったと思います。
しかし、本来武士のたしなみとしては武芸百般と言われるように剣術以外にも槍術や体術等々があり、それらも武器の長さや形状で細分化されていました。
体術の中には柔術や合気道の元になるような物があります。また今日では伝わっていないものの手刀術や脚技等空手のような物もあります。
塚原ト伝や上泉信綱等を調べるとその辺りも出てきます。新撰組で生き残った永倉新八は体術にも優れ、後世は剣術と併せ教授していたそうです。
忍者の場合、その任務の内容から必ずしも刀を帯びるとは限らず小柄やクナイとか鍵爪や手裏剣等しか持てない事のほうが多く、体術は必須です。

この辺りが誤解され遁走術や隠密術といった本来の忍術と合わさり、忍者の使う術=忍術という現代のイメージに繋がり、
更には東洋の体術というだけで神秘的でカンフーなスーパー忍者が欧米に蔓延る訳です。

そもそも忍者というのも後世の造語で、忍ぶ術を使うから忍者になった訳ですが、現代の忍者のイメージでは忍術を使わない一門まで忍者扱いです。
ラッパ・ハッパ・スッパ(それぞれ漢字表記は複数あります)、金掘衆・薬衆・鉄砲衆(火薬を使うので鉄砲の腕だけではありませんでした)等の地侍や江戸期に入れば庭番等がいますね。
それぞれ技能も技も違いますが、現代では全て忍者扱いです。

忍術は習ったところで現代では武道どころか殆どの事柄に役に立ちません。軍隊ですら赤外線やら機械の力であばかれてしまう時代です。
ですが、ある意味詐欺の技能は忍術と言えるかも知れません。

えらく長くなってしまいましたが、早い話が合気道の開祖が忍術を学んでいたというのはイメージ戦略の宣伝であり、実際には一般的な武士の常識としての体術だったのでしょう。
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忍術は取り入れていません。


合気道の基本は、大東流柔術です。
それ以外に、天神真楊流の要素も多く取り入れているのでhないかとある雑誌に書いてありました。
実際に、天神真楊流に似た技ややり方が幾つかあります。
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忍術は諜報活動の総称ですが、その中には当然武闘技もあったでしょう。


確かに合気道の技に近いものは忍術の武闘技にあるかもしれません。それは合気道と言うのが理にかなった動き、最小限の力で相手を押さえ込むからです。でもだからと言って植芝先生が忍術を習っているなどと言う根拠にはなりません。合気道の原理は全ての武闘技に通じるからです。

それに植芝先生は明治16年生まれですよ。どうみてもちょっと考えにくいですね。
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 忍術、というのは格闘術ではなく、今で言うところのスパイの諜報術のようなものであったはず。


 忍者はそれと悟られず潜伏浸透して情報収集・後方撹乱をするのが任務であり、戦う必要はなく、戦わざるを得なくなった時点で失敗です。
 スパイと合気道はどう考えても異質で、植芝盛平がスパイの方法を学んでいたというのも違うと思います。
 戦国時代から江戸時代初期の忍者は骨法や柔術などを体得し身を守っていたそうですから、正しくは、
「合気道の開祖は忍者も用いた骨法や柔術などを学んでいた」
となるのではないでしょうか。
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体術という括りが共通項としてあるとしますと、そういう意味では、当然、根は同じだと思われます。


ただ、一人一殺が原則である忍術剣法は、身を捨てて体ごと相手の懐に飛び込みますが、一方、今日の合気の方は、身を捨てることをせず、かわすのが基本で、御身を大切にするのですね。開祖が忍者の生き様を学んでいたとしますと、この辺りは、開祖の思惑通りに合気が進化しなかったということにもなりましょうか。
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