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磁気回路において、エアギャップがある場合、磁束は最短経路だけでなく、
少しふくらんで通過する成分があります。
磁束はすべて最短経路を通るという認識でいたのですが、
なぜこのようにふくらんで(少し遠回りをして)通過する成分があるのでしょうか?

A 回答 (2件)

1本の磁束について考えると、張力を持っているため直線になろうとします。


しかし、複数の同じ向きの磁束を束ねると、磁束同士には斥力が働きます。
つまり磁束線同士は反発し広がろうとするのです。
この2種類の力の釣り合いで磁束の広がりは決まります。

これが磁性体の中だと斥力成分の大きさが小さくなります。
そのためほぼすべての磁束線が中に閉じ込めれれるのです。

磁石の同じ極(NとN)を近づけると斥力が発生しますが、これは磁束線が磁石の間で平行になってしまい磁束線間に斥力が働くためです。
異なる極(NとS)をつかづけると、磁束線はNからSに伸びます。それぞれの線は張力を持ち縮もうとするため引力が発生するのです。
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この回答へのお礼

磁力線同士は反発するという性質は知りませんでした。
ご回答ありがとうございます。

お礼日時:2012/04/02 00:31

磁気でも電気でも抵抗がある場合に、いつでも最短距離を通ることはありません。


電流が小さい抵抗と大きい抵抗を逆比例して流れるように、磁気回路全体から見ればエアギャップで広がって面積が増えた方が、磁気回路全体の磁気抵抗は小さくなるのですから一部が遠回りすることになります。
鉄芯入りの磁気回路でもごく一部は鉄芯外に出て、漏れ磁束となります。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

お礼日時:2012/04/02 00:29

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