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円・人民元、直接取引始まるというニュースを聞きましたが、
基軸通貨(決済通貨)がドルなので、私はてっきりドルを絶対に使わなければならないと思ってましたが、そうでもないみたいで
これによる効果として、為替手数料がかからない以外に日本のメリットはあるのですか? あと中国にもメリットはありますか?
ドルを介さないのでドル安になるのではないでしょうかね?
この辺がめっきり詳しくないので分かりません。教えてください。よろしくお願いします。

A 回答 (2件)

基軸通貨がドルとは、いかなる条約や法で取り決めたわけではありません。

歴史的、慣例的に事実上、基軸通貨としてドルが最も使われているという現実を基軸通貨と表現しているだけの話なのです。

ドルで決済した方がお互い便利だから、そうしようという判断で取引が行われているだけの話。
売り手と買い手が合意すれば、タイ・バーツだろうと何だろうとかまわないわけです。
それでドル安にもドル高にもなりません。中立です。

ドルで決済すれば、同じ額のドル買い、ドル売りが生じるのでドルの売買が活発になるというだけで、どちらにも偏ることはない。同様にドル決済をやめて、円・人民元の直接取引に移行しても、その分の売買が減少するというだけです。直接取引を始めるといっても、全ての日中貿易がいきなり、そう移行するわけではありません。

要するに人民元と円を直接交換する為替市場が創設されたということなのです。創設されたといっても取引規模がどの程度のものになるのか。それは市場参加者の判断によります。

お互いのメリットは2回為替手数料を払っていたところが1回で済むようになるといったことです。それは日中貿易参加者にとっては経費を圧縮する利益になります。日中貿易の携わる企業が、直接取引に移行する利益が高いと判断するか、それとも従来通りドル建ての方が便利だと判断するかは分かりません。

それは個々の取引主体の判断によることなのです。件のニュースは、そのお膳立てができたというまで。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。ドルが絶対的なものだとおもってましたが、そうじゃなかったのですね。
とても参考になりました。感謝します。

お礼日時:2012/06/05 22:33

日中取引にはドルで契約をしてますから、日本側か中国側、為替の変動分がどちらかが損してどちらかが得してましたね。


いや、円ードル、ドルー元は別個に変動するからどちらも損する可能性だってありました。
これはどちら側にもリスクがあること。
でも、今後元ベースで契約すれば、中国側は契約ずばりの入金になり得はしないけど損もしない。
もちろん、日本円で契約すれば、日本側がリスク無しになる。
リスクを見込む必要がない金額で商売できる。なのでその分安くなる。
というメリットがあるのではないでしょうか。

いや、国際関係的にはもっと大きな何かがあるのでしょうが、ちょっと小さい話しをしてしまいました。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。とても参考になります。

お礼日時:2012/06/05 22:31

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