
No.4ベストアンサー
- 回答日時:
フットブレーキはすべての車輪に対して働きます。
これは乗用車などでは、ブレーキ液による油圧動作ですべての車輪のブレーキシリンダーに対して同時に働きます。このときよほど古い車でない限り、ブレーキ倍力装置という装置の力を借りて、ペダルに加わった力を増幅して働かせるようになっています。この装置は乗用車や小型トラックなどではエンジンが吸気するときに生じる負圧(大気圧より低い圧力)やバキュームポンプ(ディーゼル車では構造上吸気の際の負圧が利用できないためポンプを回しています)によって動作します。ペダルを踏むと、ブレーキ液(ブレーキオイルという言葉あるが間違いです、ブレーキ液またはブレーキフルードといいます)に直接ペダルからの力が加わると同時に、負圧と大気圧の差を利用した倍力装置の動作が加わりより大きな油圧が発生するようになっています。この動作はサーボという機構でコントロールされているので踏んだ力に対して一定の割合で強化するようになっています。中型トラックでは先に述べた負圧式以外にも圧縮空気(エンジンについている圧縮機で作る)を使用して、より強力にした装置が使われる場合もあります。また、大型トラックなどでは油圧を用いる例はほとんどなく、空気圧を直接利用してブレーキを掛けるものがほとんどです。さて、サイドブレーキについてですが、乗用車で最も多いのは後輪のドラムブレーキを、本来の油圧機構とは別の機械的なカムなどで動作させる方式です。四輪ディスクブレーキの場合は後輪のディスクブレーキ自体を油圧とは別の機械式の動作機構により動作させるもの、ディスクローターの内部にドラムブレーキを内蔵していて、こちらを動作させる方式などがあります。一般的に通常のブレーキ機構の油圧動作ではなく機械私的なカムなどの専用機構を持ちそれによる動作をするものが多いのですが、一部の車種にフットブレーキと同じ油圧ブレーキを使い、油圧を保持する機構を備えて動作させるものもあります。一方中型以上のトラックなどでは、車輪に装備したブレーキではなく駆動輪につながっているプロペラシャフトの途中に専用のブレーキを持つものが一般的です。また、大型貨物車ではサイドブレーキとは別にさらに第三ブレーキやパワーロックサイドブレーキと呼ばれる装置を持ったものがあります。第三ブレーキはスプリングによって動作するものが多く、通常の状態ではブレーキがかかったままの状態になっています。解除するには圧縮空気を利用してスプリングを押し戻し解除するのですが、これは通常のブレーキが動作するために必要な空気圧がない状態では、第三ブレーキが解除できないようにするためで、ブレーキ動作のための空気圧が不足では発進できないようになってるのです。パワーロックサイドは通常のレバーやペダルによる動作ではなく、スイッチによって動作するものが多く、スイッチの操作だけですべての車輪がフルブレーキングの状態でロックされます。この装置は走行中に動作してしまうと危険なので、速度検出機構と連動していて、走行中は動作しません。
まぁ、一般的な乗用車などで後輪がドラムブレーキの場合は後輪のドラムブレーキ内のサイドブレーキ用の独立した機構が動作します。後輪もディスクの場合はディスクに内蔵されたドラムブレーキまたはディスクブレーキ自体が、これも一般的には専用の動作機構によって動作します。基本的に通常のブレーキ機構の信頼度を上げるため、サイドブレーキは独立した動作機構を持つのが一般的です。フットブレーキの動作系統には余計なものを付けないほうが故障の確率が下がるのは理解できるとおもいますが、そのためです。
大変お詳しいご回答、ありがとうございました。なるほどなるほどと読ませていただきました。
一般乗用車のような後輪ドラムブレーキの場合、ドラムブレーキは油圧(フットブレーキ)と機械式(サイドブレーキ)両方によって制動が掛けられるのですね。ここが疑問だった部分なので、理解できてよかったです。
質問文も漠然としていてすみませんでした。
大変参考になりました。ありがとうございます。
No.10
- 回答日時:
「駆動軸」は、「車輪」に固定されています。
(ホィールボルトにて)サイドブレーキは、車輪の中側にある、ディスクまたはドラムに作用します。
4輪がディスクブレーキのみの場合、機械式でディスクを作動させます。
インドラムディスクの組み合わせ式の場合、ドラムがサイドブレーキ専用になっています。
この方のページが綺麗な写真があります。
http://www.k3.dion.ne.jp/~clubcp9a/maintenance/m …
とても分かりやすい画像で、勉強になりました。
ブレーキの交換、なんだか自分でも出来そうなきがしてきましたね^^
何度もご回答いだだきましてありがとうございました。
No.9
- 回答日時:
えっとディスクブレーキ/ドラムブレーキはブレーキのタイプです。
車の場合は基本的に4輪ここにブレーキユニットがそれぞれ装備されていますが、どのタイプのブレーキが装備されるかは車ごとに違います。
高級車(重い)やスポーツカーだと4輪ともディスクが多いですが、軽や小型車だと前2輪がディスクで後2輪がドラムというものが多いです。
また古い車とかですと4輪ドラムというのも珍しくないです。
ブレーキの動作ですが、基本的にフットは4輪全てに作用します。
パーキングブレーキは後2輪のみが(乗用車では)主流です。
コレもそれぞれでして・・・小型車などでは後2輪のブレーキユニットをフットブレーキとパーキングで兼用(共用)しています。
高級車などではフットとパーキングとで別のユニットを使っています。
つまり後輪にはそれぞれ2組のブレーキユニットが組み込まれているケースです。
トラックやクロカン4駆などでは推進軸制動式と呼ばれるタイプで・・・後輪ではなくプロペラシャフトに第5のブレーキ(ドラム式が主)が駐車専用として装備されているケースがあります。
なおブレーキの効き自体はドラムのほうがディスクよりも強いです。
ただし中間で微妙な効き具合の調整がしやすいのがディスクの方です。
なので前輪はディスクブレーキが主流です。(前進時の大半の制動力は前輪が主です)
そして小型車でリアブレーキが駐車ブレーキとフットを兼用している場合ですとリアがドラム式が多いです。
高級車の後輪のようにブレーキが2組付いている場合はドラムインディスクなどと呼ばれ、フットはディスクに、パーキングはドラムというパターンが多いです。
後輪がディスクでパーキング兼用というのはちょっと少数派ですね(ロードスターなどライトウエイトスポーツとか)
大雑把ですとこんな感じですが・・・・・どうですか?
大変参考になりました。漠然とした質問にもかかわらず丁寧に回答してくださって、ありがとうございます。
ブレーキの構造も、車種により本当に様々なんですね。勉強になりました。
ご回答ありがとうございました。
No.8
- 回答日時:
【サイドブレーキ】
ブレーキがディスクのみならば、ディスクに掛かります。
ディスクドラムの場合、ディスクの内側にドラムブレーキが装備されているので、ドラムが作動します。
【フットブレーキ】
油圧で、4輪に力を伝達します。
但し、故障に備えて、ブレーキ配管は前後又は、前後の左右をX形に配管した、2系統に分割されています。
サイドブレーキは、機械式で主に「駆動軸」に制動が掛かるようになっています。
一部の車種においては、駆動軸ではない車輪に制動が掛かるケースがあります。
例えば、FF(前輪駆動)なのにサイドブレーキは後輪に掛かるとかね。(これが多い)
前輪に掛かるサイドブレーキもありましたよ。(本当に一部の車種)
この回答への補足
補足質問です。
サイドブレーキを掛ける場合、「駆動軸」「車輪」に制動が掛かる、と回答文にありますが、これらの違いがよく分からなかったので、詳しく教えてもらいたいです。
よろしくおねがいします。
サイドブレーキは基本的に後輪にかかり、例外的に前輪にかかる車種もある、ということですね。
参考になりました、ありがとうございます。
No.7
- 回答日時:
昔のスバルはフロントがサイドブレーキになってましたね。
面白いですね。だからスバルって嫌い。(サイドブレーキターンができないじゃんww)そうなんですか。初めて知りました。
確か、クラッチを踏んでもサイドターンと同じ動きはできると聞いたことがあります。
私、確信はないですがたぶんスバリストです(汗)
ご回答ありがとうございました。
No.5
- 回答日時:
一般的にはフットブレーキはすべての車輪に作用し、パーキングブレーキは後輪のみに作用します。
4輪ディスクブレーキの車へのサイドブレーキのシステムは大きく分けて2種類あります。
一つはディスクとは別にサイドブレーキ用のドラムをもっているもの。
もう一つはディスクブレーキのキャリパーにサイドブレーキ用のワイヤー機構を組み込んだ物(メインはフットブレーキ用の油圧で動作します)
又、ローコスト車は後輪にドラムブレーキを採用していますが、サイドブレーキはそれ用のワイヤー機構で動作します。(メインはフットブレーキ用の油圧で動作します)
共通している事は、すべて主系統の油圧ではなく、別系統のワイヤーで制御する事です。
フットは油圧、サイドはワイヤーというように分けられているんですね。そして、ひとつのブレーキで両方を担うこともあるということですね。お陰さまでだいぶ疑問が解けました。
参考になりました。ありがとうございます。
No.3
- 回答日時:
>フットブレーキやサイドブレーキ(パーキングブレーキ)は、ディスクブレーキとドラムブレーキのどちらに作用するのでしょうか?
車種により変わり、すべてが同じではありません。
フットブレーキは、4輪すべてに掛かりますがサイドブレーキは車種により変わります。
車種により、前2輪、後2輪、プロペラシャフトの拘束と言うパターンがあります。
また、ディスクとドラムのどちらにと書かれて居ますが、これも車種に寄ります。
サイドブレーキがかかる車輪のブレーキが、ディスクの場合、主のディスクブレーキで掛かる車種と、奥に仕組まれているサイドブレーキ専用のドラムブレーキでブレーキを掛ける車があります。
種ブレーキがドラムなら。ドラムだけが普通です。
また、プロペラシャフトを拘束するタイプは、2WDにしてあれば一般的に後輪のみ、4WDにしてあれば、4輪共に掛かります。
また、プロペラシャフトに付けられて居るサイドブレーキは、ドラムが多いと思います。
車種により一概には言えないということですね。
漠然とした分かりにくい質問になってしまい申し訳ありません。
大変参考になりました、ありがとうございます。
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